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マーフィーの日々是好日

「過去のトラウマから解放されよう」

私達は、日常生活のあらゆる場面で様々な感情を作り出しています。この感情は、自分でも気がつかない間に、自分自身の潜在意識に積もっていくようです。そして、このようにして積もり積もった感情の記憶が私達の思考と行動に制限をかけていると言えます。

また、一般的にみて、このように無意識に積み上がった感情というのは、否定的なものが多いようです。もちろん、この否定的な感情が、私達人間が生存していく上で欠かせないことも事実です。何をしたら危険にさらされるとか、日常の社会生活を順調に送れないとか、人間関係を損なうことになるとかいった具合に、否定的な感情が私達の生き方そのものにブレーキをかけてしまうようです。

このような否定的な感情は多くは自らの経験の積み重ねから生じており、潜在意識に奥深く溜まっているものですから、そう簡単に逃れることは出来ません。たとえ、記憶にないぐらいの出来事から生じた否定的感情であっても、それが自分の行動を縛っているケースが非常に多いことに驚かされてしまうものです。

さて、この否定的感情の一つに恐怖感があります。

恐怖感と言っても、様々な種類がありますが、そもそも、恐怖感はどこから出てくるのでしょうか?例えば、高所にある吊り橋を渡ろうとする時、赤ん坊はにこにこしてハイハイしながら渡っていくと思われます。周りの景色が楽しい、爽快感を感じることなど、否定的な感情ではなく肯定的な感情しかなさそうです。

一方、私達大人は、どうでしょうか?

恐らく、落ちたら痛い、という否定的感情が一瞬にして起こると思われます。落ちるという経験が自分自身の脳の中に蓄積されているわけです。まさに、過去の経験が自分の思考と行動に制限をかけてしまうのです。これはほんの一例ですが、私達の日常生活の中で、如何に多くの過去の経験が否定的感情となって、自分の行動にブレーキをかけてしまっているのか恐ろしいくらいです。

さて、ここでは、トレードを行うに際しての恐怖感について考えてみましょう。

過去のトレードで経験した苦い思い出が今現在の自分のトレードに様々な影響を及ぼしています。あの時、あの場面で買ったら、振り落とされ、大きな損失を受けたこと、または、あの局面で無理して売ったら、相場が急騰したことで、やはり痛手を受けたことなどなど、枚挙に暇がないほど、現在の自分のトレードスタイルが否定的な感情によって影響を受けているものなのです。

これらの過去の呪縛に縛られていると、結局はこれからのトレードも同じ過去の繰り返しとなります。真っ白な気持ちになって、相場を真正面から見つめてあげること、先入観なく、素直な気持ちで相場に入っていくことが出来るか出来ないかで結果は大いに変わってくると思います。

もっとも、人間ですから、煩悩があるのは当たり前です。しかし、その存在を認めた上で、リラックスした気持ちで思考、行動することが出来れば結果は大いに異なってきます。その為の良い方法、手段は、「小さな成功体験」を持つことです。たとえ小さなポジションでも良いから、また、小さな収益でも良いから、実際に経験することで、自分の自信とするのです。そして、それを繰り返すことで、自分に言い聞かせてあげると良いと思います。

「自分はやれば出来るんだ」と。

この小さな成功体験を心の底から感情面で味わうことが将来の大きな成功につながると思って下さい。不可能なことは何もない、それを不可能と感じているのは自分の過去の経験、トラウマであることを、ただ「知る」ことが大事だと私は思います。


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プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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