買えば下がる、売れば上がる!?
昔、銀行で現役のインターバンクディーラーをやっていた当時、ディーラー仲間同士の会話の中で、こんなことを言い合っていたものです。
買えば下がる、
売れば上がる、
買おうと思って買わなければ上がる
売ろうと思って売らなければ下がる
何もしなければ上司に怒られる
全て、自嘲気味、自虐的な内容ですが、どれもこれもしっくりくるので、これぞ本当の「マーフィーの法則」かと思ったくらいです。
それにしても、相場というのは良く出来たもので、人の思っているのと逆方向に動きやすいのは確かです。ただ、だからこそ、「相場」だと言えるのでしょう。
誰もが簡単に予想出来れば「相場」にはなりません。大多数の人が予想出来ない動きをするからこそ「相場」だと言えましょう。
先ほどのフレーズはこんな風にも言い換えることが出来ます。
簡単に買える相場は上がらない
簡単に売れる相場は下がらない
買うのが難しい相場だからこそ上がる
売るのが難しい相場だからこそ下がる
これらは、日常、トレードをしていると、実感として湧くことばかりであり、皆様も体験されていることだと思います。相場は終わった後から振り返ると、何故こんなところで買った(売った)のだろうと思いがちです。
しかしながら、マーケットの真っ只中にいる時は、価格の推移が上記のように変遷していくものですから、人間の感覚からすると、相場は、ほとんどが自分の思惑や希望と逆の方向に推移しがちだということです。
結局、相場は大多数の人々の思惑と正反対に動くことが多いということです。つまりは、「人のゆく裏に道あり花の山」という相場格言はまさに言い得て妙ありだと言えましょう。
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