トレードは「がんばってやる」ものではない!?
誰しも「頑張って」儲けようと思って相場に臨みます。そして、「一生懸命」トレードしようとします。しかしながら、この「がんばって」「一生懸命」という気持ちが強すぎると、トレードでは「逆効果」となります。収益を上げたいという思い、願いは理解出来るのですが、実際のトレードでは、空回りしてしまう原因となってしまいます。
実は、このことは、科学的に証明出来るのです。つまり、収益を上げようとする願望があまりに強く、まさに「一心不乱に祈る」思いでトレードに取り組んでいますと、人間の潜在意識は、その自分が得たい収益を持っていない現状を強く認識してしまいます。
英語の構文でいう仮定法を思い出してもらいたいのですが、こうなりたいと自分が思うことは、逆に、そうでない現状を強く意識してしまうことになるわけです。自分が望んでいる「収益」が現実には存在していないという概念が無意識に浸透してしまうのです。そして、現実には、常に逆のことが起こりやすくなります。このことを、心理学では、「努力逆転の法則」と呼びます。マイナスのイメージを余計に焼き付けてしまうわけです。
トレードをやっていて、「頑張って」高値圏で売ろう、安値圏で買おう、「一生懸命」利食いをしようとするところに落とし穴が待ち構えています。そもそも、高値圏や安値圏というのは、後にならないと確認出来ないものです。マーケットに向かっている瞬間は、一寸先は闇の世界と言っても過言ではありません。
ここが高値圏だと思って売ってもさらに続伸するケースもあります。そんな時、「しまった」と思って、次の一手が出ないことがあります。また、そろそろ買おう と思って待ち構えていても、まだ下がるかもしれないと思い、より安く買おうと思って我慢しているうちに、反転・上昇してしまうことがあります。
これらは、全て、より理想的なトレード(高値売り、安値買い)をしようと「一生懸命」「頑張って」しまうことが原因だと考えられます。もっと気楽な気持ちで、自分の「トレード技術」を信じて、自分の「トレードルール」を守って淡々と相場に臨むスタンスが望ましいのです。決して、「一生懸命」「頑張って」自分を追い込むようなことをしてはいけないわけです。
また、「楽して儲けるのは駄目だ」という発想も危険です。とにかく、気持ちを楽にして、心に余裕を持って、損失を恐れず、駄目だと思えば逆取引をしてポジションを調整、手仕舞うことで、次なるチャンスを狙えば良いだけのことなのです。
実は、トレードでは、この「気楽な気持ち」がとても大事です。あくせくせずに、相場を楽しむくらいのつもりでやっている方が実は好結果が得られるわけです。とにかく、「一生懸命」「頑張って」儲けようとしないぐらいの方が相場の神様は微笑んでくれるのだと自分に言い聞かせ、信じることが大事だと思います。
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