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マーフィーの日々是好日

FXの醍醐味(その1)

いきなりですが、トレードで成功するかしないかは、才能があるかないかによるのではなく、正しいトレード方法を学び、習得したかどうか次第である、というのが私の考えです。つまり、私が思うに、「トレーダーはかなりの程度、育成出来る」ということです。

「相場師」という言葉が使われることがありますが、確かに、過去、歴史に名前を残した投資家が、日本、海外問わず、存在しました。しかしながら、一世を風靡した相場師と言えども、最後には大損をしたとか、晩年は数奇な運命を辿った「大物投資家」も少なからずいたようです。ここでは、一般個人投資家の皆様が今後の人生の中で、それなりの資産を築きあげる上で、大切な投資哲学、そして、何と言っても重要な「トレード技術」、さらには、意欲、情熱、強い精神力について、少し触れてみたいと思います。

尚、ここでは、FX(外貨証拠金取引)に焦点を置いていますので、株式相場、とりわけ、個別株投資等とは、幾つかの点で異なるものがありますのでご了承下さい。株式投資、中でも投資信託などは、長期投資であるとか分散投資であるとか、望ましい基本スタンスが言われることがありますが、ことFX(外貨証拠金取引)に、長期投資や分散投資などという投資スタンスを持ち込むと最悪の結果を招く可能性があると考えます。

FXは、やはり、「短期取引」を行って始めて価値があると思います。「短期取引」と言うと、数銭から10銭程度を狙う「スキャルピング」だけを連想される方がいらっしゃいますが、決してそう言う意味ではないです。すなわち、狙うポイント数に特に縛られることなく、日中の動きの中で、値動きを利用して、利益を積み上げる「デイトレード」、宵越しから数日間程度のポジションをキープする「スイングトレード」も、短期取引の部類と言えましょう。

また、言い換えると、「回転を利かすトレード」、たとえば、上昇トレンドと判断する場合でも、ロングポジションをただ持ち続けるだけでなく、相場の勢いを判断して、例えば「吹き値売り」を行うとか、サポートと判断出来るゾーン近辺では「押し目買い」を行うといった風に、「手数」を増やすことがFXにて収益を極大化する為には大切なスタンスと考えます。

尚、近年、世の中では、「システム売買」なる手法が盛んに取り沙汰されているようですが、私はあまり賛成しません。と言うのも、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」を用いることで、各人が、自分の置かれたトレード環境の中で、自由に、幾らでもチャンスを見つけることが出来るからです。まさに、各人各様に、自分に適ったトレードが出来るわけです。

尚、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」を用いた相場判断、トレード方法には、幾つもの「判断ルール」や「判断基準」があります。その意味では、システマティックにトレードするものではあります。私は、トレードするには「科学的な判断根拠」が必須だと信じていますので、当然のことながら、再現性が高いことも事実です。

一方、同時に、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」によるトレード方法は、恣意的な判断を伴う面もある為、システム化するには、あまりにも「パラメーター」が多くなり過ぎると言えるかもしれません。ただ、「パラメーター」が多くなると言っても、人間の判断能力の範囲内では、ある程度訓練すれば、充分に対応出来る程度のことです。この訓練をお手伝いさせて頂くことが、私がライフワークの1つとしている「トレードコーチング」であると思っています。

冒頭で申し上げた通り、トレードで成功するかどうかは、その人がトレードの才能を持っているかどうかによるのではなく、その人が正しい「トレード技術」習得に当って正しい訓練を受けたかどうかにかかっていると私は信じています。もちろん、「トレード技術」を使う上で、「トレードルール」なるものがあります。この「トレードルール」をしっかりとマスターし、実践のトレードにて、ストイックなくらい忠実に、これらの「ルール」を守ることが出来るという強靭な精神力もまた必要となります。

この一旦決めた「トレードルール」に徹底的に従うというのは、そう簡単なことではありません。何故なら、私たち人間というのは、煩悩のかたまりだからです。トレードをしていると、「欲、怒り、迷い」が常に付きまとい、「トレードルール」を何度も逸脱しようとするのが、ごく普通の人間の精神構造です。

だからこそ、機械、つまり、PCに任せようとするのが、「システムトレード派」の人々の意見でしょう。しかしながら、残念ながら、やはり、人間の判断に勝るものはないというのが私の信念です。まして、先ほど申し上げた通り、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」による相場判断、トレード判断というのは、シンプルではあるものの、判断基準となる「パラメーター」が多いのは否めません。

だからこそ、相場の流れを正しく判断して、その流れについていくことが出来とも言えるわけです。そして、それを可能にしてくれるのは、私たちの愛すべき「脳」なのです。正しく学び、正しく「コーチング」を受けることで、誰でも、かなりの程度にまで達することが出来ると私は信じています。

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プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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