FXでは「分散投資」「長期投資」の発想は良くない
「分散投資」「長期投資」という言葉ほど個人投資家を惑わせ、混乱に陥れているものはないと思います。
そもそも、「分散投資」にしても「長期投資」にしても、株式相場、とりわけ、投資信託という商品を個人に販売する際に投信会社が「売り」にしてきた言葉です。
もっとも、投資信託に関しても、果たして、先ほどのような「うたい文句」を受けて購入したものの、ハッピーになった個人投資家がどれほどいるのか大いに疑問ではありますが、ここでは触れません。
そして、なんと言っても、「悲惨」なのは、FX(外国為替証拠金取引)の世界でこれら「分散投資」「長期投資」という言葉が広まったことではないかと思います。そして、それらを個人投資家が自身のFXトレードにて実現出来ると判断したところに、多くの不幸を招いてきた気がしています。
投資信託などの株式関連の商品の多くは、そもそもベンチマークとなっている日経平均や東証株価指数などを上回るかどうかを目標としている点、運用担当者に都合の良い構造になっているようです。
つまりは、仮に、投資信託の運用成績がマイナスでも、ベンチマークである日経平均の下落幅より「まし」であれば「良し」とする風潮があるのです。
この点を理解して購入しているのであれば別に問題はないのですが、この考え方をFXの世界に持ち込んだりすると、悲惨なことになります。まさに、個人投資家はたまったものではありません。
FXで成功する為には、ある程度、短期の売買が出来なければ実現困難です。そうなると、売買手法というか、私がよく言う「トレード技術」がないと、大きな損失を被ることになるのは時間の問題となります。
尚、短期の売買と聞くと、短絡的に「危険きわまりない」というイメージをお持ちの方が多いのも事実です。その背景は、FXの本質を知らずして、生半可な知識で始めてしまった挙句、短期間に大きく損失を出したり、証拠金を失ってしまった方があまりに多いからかもしれません。
そもそも、FXとは、株式関連商品などでよく言う「投資は自己責任で」というレベルでは推し量れないほど、言ってみれば「過酷」な金融商品です。「過酷」と書くと、また、語弊を生みそうですが、それぐらいに思っておいた方が、将来的には無難だと思います。
とにかく、自分自身で努力を惜しまず学ぶ姿勢、そして、充分に武装してトレードを始めるのだという決意がないと、FXは単なる「博打」と化してしまいます。もちろん、正しく学び、正しく取引すれば、これほど、優位性を持った「金融商品」は他にないというのも事実です。なので、決して、恐れる必要はないどころか、FXを知らないのは、あまりにもったいないくらいです。
今回の英国の国民投票の結果、英国のEU離脱が決定的となり、今週以降の相場展開は混とんとするかもしれません。しかしながら、相場変動率が高まることは、FXを正しく学んだことのない人にとっては、リスクが高まる一方で、FXを正しく学んだ人にとって、素晴らしい収益チャンスが増えていきます。どうぞ、焦らずに、じっくりと進んでいかれることをお祈りしております。
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