いよいよ英国民投票の日を迎えますが・・・
いよいよ、明日6月23日、英国では欧州連合(EU)に残留かそれとも離脱かを決める国民投票が実施されます。今後の世界経済への影響も大きいだけに、市場の関心は極めて大きいです。
さて、この世紀のメインイベントを前にして、相場に参加する際のスタンスについて1つ書いておきたいと思います。それは、相場判断を行うに際して、自分の尺度をしっかりと持っているかどうかです。ありとあらゆる市場関係者が様々なコメント、意見を述べていますが、それらに左右される中で相場に参加するのはとても危険だと思います。
残留か離脱かを「当てる」ことだ大事ではないと思います。実際の相場がどのように推移展開していくかどうか、そして、それにどう対処していくかどうかが最重要です。その意味で、「相場予想」はご法度です。
相場は急変します。急変する際に、自分のスタンスが事前に決まっていない、もしくは、急変している最中に臨機応変に対処できないと、ただただ相場変動リスクにさらされるだけです。もちろん、流動性リスクも大きなものであるのは当然のことです。いずれにせよ、自分の中に判断基準を持っているかどうかがすべてと言っても過言ではないと思います。
そもそも、根本的なこととして、相場では、「依存症」の方がトレードを行うことは極めて危険だと思います。「依存症」は精神的な病とは言え、自覚症状がない上、現代人の多くが多かれ少なかれ同様の兆候があるだけに厄介なものです。尚、ここでは、一般に言う「ギャンブル依存」と言った類のお話をするわけではありません。
FXをされている方の中でも、自分なりの投資に対する考え方はもとより、自分なりに確立された投資ルールもなければ、正しい投資技術も持ち合わせていない個人投資家が意外と多いと思われます。
トレードにて「依存症」はなぜ危険かと言うと、相場観なり成果を他人に過度に依存してしまうからです。その結果、トレード成果は向上しないばかりか、損失が膨らんでも、決して自分のせいではない、他人のせいにする傾向が強まります。そして、益々、「依存症」の症状が悪化することになります。
ところで、「依存症」の傾向のある人は、自分の希望的観測と実際の相場とを峻別することが出来ない、他人に相場観やポジションの選択の判断を求める、相場が自分の思惑通りに推移しないと立腹する、上手くいかない時の問題解決の代行を要求する等々が考えられます。「相場は自己責任」でと言いますが、そもそも精神的に自立していないから、責任云々などと言われても言葉の上では何となく分かっていても、正しく理解していないわけです。
「アダルトチルドレン」という言葉が心理学にはありますが、精神的に未熟であり、自立していない人が、自己資金と投入して投資なりトレードを行うと、悲惨な結果を招くことになります。FX(外貨証拠金取引)を始めるに当たっては、各FX会社や証券会社は、事前に簡単な理解度テストなどを行っているようですが、その個人投資家が「依存症」であるかどうかなど、当然のこととは言え、チェックはされていないのが実情のようです。
こちらのブログをお読みの方は、ぜひ、胸に手を当ててみて、自分に思い当たる節はないかどうかちょっと考えてみるとも悪くないかもしれません。程度の差こそあれ、ほとんど誰でも、何らかの精神的未熟さを抱えていると思えるからです。そして、それに気づく時点で、既にある程度、問題は解決していると言えるでしょうし、相場に対する今後の姿勢も良い方向に向かうものと思います。
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