一般世の中では、相場の研究であるとか、トレード方法の探究にあまり時間を掛けることなく、ただ単に簡単に儲けようという姿勢の個人投資家が多分に見受けられます。確かに、簡単に儲けることが出来れば、こんなに楽なことはないという考え方もあるのかもしれません。

ただ、相場の研究、トレード方法の習得とは、一見格好が良いものに見えて、実は地味なものです。そして、毎日の積み重ねの結果、大きな目標に辿りつくのだと思います。研究や習得のみならず、実際のトレードについても、毎日コツコツ積み上げる気持ちがないと、やはり、トレードで成功する確率は小さくなるでしょう。

あの、米大リーグでのシーズン最多安打記録を樹立したイチロー選手にしても、目標は「毎日1本でもヒットを打つこと」でした。最初から大きな目標を塗り替えようと躍起になって試合に臨んでいたというよりも、目の前の自分の打席で、自分らしいバッティングが出来ることを、毎回毎回、コツコツと積み重ねていった結果が、あの大記録につながったわけです。

毎日の試合の中で「一本のヒット」を打つという「小さな目標」を立て、それを目指して、入念な準備運動を含めた、体全体のケアを継続し続けるという「行動指針」を守り、目標が達成出来る度に、限りない喜びを感じ続けた結果なのだということです。

一旦、「大きな目標」を据えたなら、それを目指して、毎日「小さな目標」を1つ1つ達成していくことこそが、大事な姿勢なのだと思います。そして、とにかく、「行動すること」に焦点を置き、小さくても良いから、今日、今現在、出来ることを少しずつ行うことを習慣付けることが大事だと思います。

トレードは地味です。そして、何と言っても、執着心と根気が必要です。この点に関しては、トレードだけでなく、一般の仕事も同じことだと思います。営業マンの仕事を例に挙げても、トップセールスマンと、並みのセールスマンとの「行動の違い」はというと、たった1本の電話をお客様に掛けたかどうかに過ぎないとも言えましょう。ほんのわずかな行動や意識の差が、大きな数字の差となってくるわけです。このプロセスは、そっくりそのまま私達の人生に通じていると思います。

ちなみに、私の掲示板では、単に相場予測やトレード方針をレポートさせて頂くにとどまらず、相場の見方や、トレードの仕方について、逐次、実践的、且つ、具体的な方法論を中心に、様々なレポートや動画配信を毎日朝から晩までお届けしています。考え方や、判断のプロセスについて、少しずつでもご参考にして頂ければ、皆さまの血となり肉となって、ＦＸのみならず、投資手法全体の習得につながり、その結果として、経済的幸福がもたらされることと信じています。

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