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マーフィーの日々是好日

トレードでの「積極性」と「消極性」

トレードしていて、どんどんトレードしようとか、ポジションを取ろうとか思う時は、「積極性」が全面に出ています。一方、何となく、相場がわからないとか、ポジションを取るのが怖いと感じる時は、「消極性」が全面に出ているということだと思います。

このように、「積極性」や「消極性」が出てくる背景は何でしょうか? 私が思うに、自分のトレードスキルや手法に対する確信があるかどうかが重要な決め手です。つまり、自分の「腕」に自信がある人は、自分なりの判断を行った後に、積極的にポジションを取るか、それとも待つかの判断が出来るということです。

ここで注目して頂きたいのは、ポジションを取るのを控えるのも積極性の1つだということです。意外に思われるかもしれませんが、ポジションを取らないということは、ある意味、勇気の要ることです。

そもそも、ポジションには3種類あり、ロング(買い)、ショート(売り)、そして、スクウェア(中立、なし)です。最後のスクウェアも、れっきとしたポジションの1つだということです。

別の観点から言うと、四六時中ポジションを取ることは、確信があるからではありません。今は待つべきと判断出来る時も、自分に確信がある時です。

自分のスキル、技術に確信がない人にかぎって、逆に、四六時中、ポジションを取っては、うんうんと唸っているわけです。いわゆる「ポジポジ病」とは、いつもポジションを持っていないと気が収まらない人のことを指しますが、これなどは、確信があれば防げる「病」だと思います。

それでは、確信を築き上げるにはどうすれば良いのでしょうか? それは、月並みな表現ではありますが、「どれだけ努力したか」だと思います。

「他の人よりも練習している」「勉強している」「これだけ失敗してきているから、いけるはずだ」と心底から思えることが、消極性を作り出しているストレスを乗り越えて、積極性に切り替えることができるポイントだと思います。

「このトレード手法は絶対に役立つ」「この判断技術は大きなメリットがある」と心の底から思えるからこそ、目の前の相場と真正面から向き合えるのだと思います。しっかりと、確信が持てるまで、学びの時間を惜しまず、努力することこそが、この瞬間に大きな力を発揮するための原動力となり得るのだと思います。

別の観点から言うと、確信を持てるまでしっかりと学び、自分のものとしてしまうことです。そうすれば、確信を持って、自分の技術として使いこなせるようになるからです。そして、好結果が自ずとついてくると思います。

その意味でも、絶対に、中途半端は避けたいところです。相場はそれほど甘くないからです。

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プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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