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マーフィーの日々是好日

人間は失敗から学ぶように出来ている

私は、以前、勝間和代氏の「人生戦略手帳」プログラムを受講したことがありました。毎朝送られてくるサポートメールを読んでいたものです。そして、そのサポートメールの中に素晴らしい内容がありました。テーマは「私達の脳の仕組みと失敗」についてでした。

勝間氏が、メールの中で、脳科学者で著名な池谷祐二氏からお聞きになったことをご紹介されていました。要点は、人間の脳は、「正しいことを学ぶ」のではなくて、「間違ったことを取り除いていく」ことでスキルが熟達していく仕組みになっているのだそうです。

私達の脳とは、私達が実際に経験することから学ぶものであり、特に、失敗を多く経験することで、成功とは何かを学ぶものだということです。ですから、正しいことをいくら読んだり、聞いたりしても、それを自分自身で試してみて、また、失敗してみて、初めて自分のものとなっていくのだそうです。

私達の脳がそういう仕組みであることを知っておくことはとても大切なことだと思います。何故ならば、失敗をすることはとても大切なことであり、むしろ必要なことだと言えるからです。失敗をしないと学ばないわけですから、失敗は多ければ多いほど、学びが多いということです。

これを読んで、私はすぐにトレードのことを思い起こしました。トレードでは、失敗するのは当たり前であり、最終的には利食いで終わっても、決して高値で売る、安値で買うわけではないわけで、その意味では、全て失敗トレードとも言えるのです。ましてや、最終的に損失で終わるトレードは明らかに失敗トレードです。

ということは、脳の仕組みから言うと、私達は、毎回のトレードから学び続けているということです。そして、成功トレードは如何にして行うかということも同時に学んでいることになります。となると、少額の取引を通じて、出来るだけ多くの失敗をして、様々な経験を積んだ上で、取引金額を次第に増やしていけば、これほど効率的なトレード手法習熟方法はないということが言えるわけです。

失敗トレードは当然のことながら、損失を伴うわけですから、決してお勧めするわけではありませんが、これからの「成功トレード」の為の先行投資という理解も出来るのです。ですから、出来るだけ少額で色々な失敗をしてみることは有意義であるとも言えるわけです。将来の大きな金額での成功トレードを行うためだと考えれば、決して無駄ではないということです。

皆様も、どうぞ、失敗を恐れずに、少額の取引でどんどん失敗して(少々語弊はありますが)、脳の力を借りて、たくさん学び、トレード能力を上達させようではありませんか〜〜。

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プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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