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マーフィーの日々是好日

変化を受け入れ、対応しよう

1月4日の投稿では、人生でもトレードでも「変化」することが大切な要素だというお話しをしました。

自分の身の周りに変化が起こるたびに、あまりに一喜一憂していると、ただただ外圧的な変化に振り回されるだけです。その瞬間に一喜一憂するのは人間だから仕方ないものの、大事なことは、その後のアクションだと思います。

この点に関して分かりやすい具体例として、電車が人身事故などで止まる時です。そんな時、やたらめったら駅員に怒鳴り散らす人がいます。このような人は、外部の変化に弱い上に、何事も常に他人のせいにする傾向があります。そもそも、本人自身、怒鳴って気分が良いものではありませんし、周りの人にも迷惑です。

一方、冷静に判断して、すぐさま職場等に連絡を入れるとか、別の交通手段を考えるとかする人は、外部の変化に柔軟に対応できます。このような人は、自ら変化することで、自分の未来を切り拓いていきます。きっとトレードしても上手な人でしょう。

また、大事なこととして、最悪の事態を出来るだけ早い時間に想定することです。その想定できる最悪の事態を頭に描きながら、「これなら何とかなる」という風に思えることができれば心を落ち着かせることができ、さらには、与えられた条件の中でベストの選択をすることができるようになります。

何か不測の事態が生じた時に、最悪の状況を一瞬にして思い浮かべることができれば、メンタル面の管理ができるわけで、これこそが、理想的な対処法を見出す上の前提条件となります。その意味でも、自らが率先して変化していく姿勢こそが肝要だということです。

実は、私はというと、何か不測の事態、それもマイナスの出来事が生じる時に、慌てず、冷静に対処するようにしています。ただ、このことを意識的に行っているというよりは、ほぼ無意識に最悪の事態を想定するようにしています。恐らく、過去に幾多の修羅場をくぐってきたからかもしれません。尚、これは、トレードのみならず、人生においても言える話です。

また、どういうわけか、瞬間的にはあまり悲観的にならず、むしろ楽観的になるようにしてきました。これも、ほぼ無意識にです。何が起こっても、実は、長い人生の中で、大したことではないのです。あとで振り返ってそう思うことが実に多いです。

人生でもトレードでも、いつなんどき、不測の事態が起こるかわかりません。マイナスの出来事が起こった時に、いくら嘆いてみても仕方ありません。ただ、現実を受け入れ、その限られた状況の中でベストの選択をするしかないわけです。

その際、まさしく、自分が「変化」していくことこそが最重要だと言えるでしょう。「変化」せずに、事態を悲観しながら「じっとしている」だけでは何も解決しません。尚、この際ですが、一種の「開き直り」というか覚悟ができるかどうかも大きな原動力となってくれます。「覚悟」ができてしまうと、不思議と解決していくものです。

このように、トレードも人生も実に変化に富んでいて、正直、楽しいと思うのです。とにもかくにも、変化を怖がらず、淡々と受け入れ、柔軟に対応していきましょう。

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プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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