「デモトレード」と「実践トレード」の違い
「デモトレード」と「実践トレード」の違いはどこにあるのでしょうか?
一般的に言って、「デモトレード」では上手くいくけれども、自己資金で実際のトレードを行うと損失を被ってしまうケースはよくある話です。同じような例えで、相場を語らせるとかなり的確な相場観を伝えることが出来る人が、いざ、実際に自己資金でトレードをすると、全然上手くいかないケースも多いのです。
一体どうしてこのような事になるのでしょうか?
それは、ひとえに人間の脳の構造に原因があるようです。人は、同じプレッシャーを受けても、そのストレス状態を楽しみながら活力に変換出来る人と、不安を覚えて逃げ出したり落ち込んだりしてしまう人もいます。(脳科学者の茂木健一郎氏の解説)
茂木氏によると、人間は脳のモードを、「集中モード」「リラックスモード」「本気モード」等々、状況に応じて、無意識的に使い分けているようです。同じ人が、状況次第で全く違った心の状態になるわけです。
実は、この「モード」の切り換えを上手に出来れば、余計なストレスを撥ね退けることが出来るわけです。言ってみれば、この「モード」は人が潜在能力として持っている力です。この自然と備わっている潜在能力を如何に引き出すことが出来るかが、トレードの世界での成功にもつながると考えています。
私は、自己資金を使った実践トレードにても、デモトレード時に感じている「リラックスモード」を維持出来れば、デモトレード時と同様の上手なトレードが出来ると思います。私は、この「リラックスモード」を得る為の簡単な方法の一つとして、ポジションサイズを減らすことをお勧めします。
例えば、10万通貨単位でトレードしている人は、1万通貨単位に下げる、1万通貨単位でトレードしている人は、1千通貨単位に下げることです。そうすることによって、「リラックスモード」を得ることが出来、ひいては、「上手なトレード」がより簡単に行うことが出来るわけです。
また、スパンモデルの特色である「色の変化」を通じて売買判断を行うことが、この「リラックスモード」を自然と手にしているのだと考えています。
実は、この色を意識することで、左脳を使った判断よりも、右脳を使った判断を駆使することが出来るようになります。チャートは、一種の「絵」と見なして良いと思えるので、左脳を使った理解や判断よりも、右脳を使った感覚的な判断が有効だと考えられます。特に、実践トレードでは、「とっさの判断」が必要となる場合が多いだけに、右脳の活用が欠かせないとも思えます。
このように、「スパンモデル」のメリットはそういう科学的な根拠にも依っている点、ご理解頂けると幸いです。いずれにしましても、この人間の脳の構造を生かした、有効的なトレード環境を自らに与えてあげては如何でしょうか?
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