逆境力について
今夜のNHKの「クローズアップ現代」は、「逆境力」をテーマとした番組内容でした。人は、「逆境」に陥った時に、どう対処するのが良いのか、どう心がければ良いのかについて、とても示唆に富んでいました。
「逆境力」と聞くと、どうしても、鋼のように強い力を連想しがちですが、実は、そうではなく、むしろ、しなやかにいる方が良いようです。そして、楽観的であることも大事とのこと。さらに、喜怒哀楽もあまり出さない方がエネルギーを消耗しないという意味で理想的だそうです。
番組内では、人を対象とした実験結果を紹介していました。それは、おもちゃの「けん玉」を与えてみて、途中で挫折する人にはどのような特徴があるか、一方、辛抱強く頑張る人にはどのような特徴があるかを調べていました。
その結果はと言うと、途中で挫折する人に共通する特徴とは、実験をスタートした時点で、「自分には向いていないと決め付けている」という点が見られたのです。なるほどと納得させられましたが、きっと、私達も、日常生活で、そのように、最初から決めつけているケースはあるかと思ったのです。
この点、相場、トレードにも当てはめて考えることが出来そうです。「どうせ自分には向いていないかもしれないけれど、とりあえずやってみよう」とか、一喜一憂するようなスタンスで始めると失敗する可能性が高い気がしました。
短い番組でしたが、非常に示唆に富む内容であった点、NHKには感謝です。
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