地井武男さんの闘病日記
最近、昼の時間、マーケットが静かなタイミングを見計らって、出来るだけ、戸外を散歩するようにしています。と言うのも、家を職場にしている私は、さすがに、早朝から夜遅くまで、家の中にいると、体に悪いと思い、何とか、体を動かしているわけです。
住んでいるのは大阪市内ですが、周りは緑が多く、川(大川)も流れており、比較的自然に恵まれた環境です。この春は、大川沿いに桜が満開になり、「ああ、大阪にもこんなところもあったんだ〜」と感激しました。
思えば、大阪を離れて東京、そして、海外生活が長かった私は、約30年ぶりに生まれ故郷でもある大阪に戻ったわけですが、元々、大阪は緑の少ない地域と言う印象が強かったのです。そんなことで、最近、散歩しながら、意外なところに自然がまだ結構残っているだと実感している次第です。
そう言えば、2012年6月29日に心不全のため亡くなられた俳優、地井武男さんが、入院時から約2カ月間にノート3冊分の「闘病日記」を書き残されていたとの話を思い出しました。
地井武男さんと言えば、ご自身のライフワークともいうべきテレビ番組となった『ちい散歩』が有名です。今年1月に、病に倒れて終了するまで、放送1518回、訪問地833ヵ所、総歩数3,227,000歩、総距離数2581.6kmを記録し約6年続く人気番組となったとのことです。
さて、地井さんが入退院を繰り返しながら3月末まで書き続けた日記は3冊に及んだそうです。そして、その2冊目には「あきらめない」との書き出しで書かれた文章がネットで紹介されていました。
素晴らしい一節ですので、ここに残しておきたいと思います。
「きれいな森の中を歩くこと、途中大きな木にさわってお礼を言い、太陽をみて生命の尊さを知り、空気をたくさん吸える喜びを青空に感謝し、波の音に世界の宇宙の自然の大きさを感じ、その中の一点に俺、自分が居ることを感動出来るような毎日でありたい。」
この短い文章の中には、ありのままの自然を楽しみ、感謝する心が表現されています。そして、全ての「もの」に対する深い愛情が感じられます。このような思いを持って、毎日、僅かの時間ですが、自然に触れながら過ごせたら良いなあと思った次第です。
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