変化を恐れないこと
私達が生きている現実の世界で、唯一確かなことは、「変化がある」ということです。「諸行無常」と言いますが、如何なるものも一カ所に留まることはあり得ないです。
人間というのは、本来は怠惰なものだという気がします。出来ることなら怠けていたいと思うようです。そして、物事が一見順調にいっている間は、ことさら行動を起こしたりしません。目の前で起こっていることがごく当たり前のように思ってしまうようです。
しかしながら、先ほど申し上げた通り、物事は、一カ所には留まっていません。常に変動のリスクに晒されているわけです。変化して当たり前だと思っておかなくてはならないということです。
トレードでも全く同じです。市場はオープンしている限り、相場は常に変動のリスクに晒されています。たとえ、ある時点で、自分のポジションが相場の流れに上手く乗って運んでいても、突然、相場が変化してしまうことがあります。この変化に対して、あまりに恐怖感を持っていても良くありませんが、常に意識しておく必要はあると思います。
むしろ、相場は変化するものだと観念すれば、恐怖感は減るかもしれません。もっと言うと、恐怖感自体、適度に感じている方が、上手く運んでいく気がします。つまり、恐怖感はないよりあった方が良いということです。
以前に「相場とはおっかなびっくりの方向に向かいやすいもの」というテーマ―でお話したことがありますが、不思議なほど、そうなりやすいのです。また、相場とは、本来、そのようなものだと思っておいた方が、心の平静を保ちやすいのかもしれません。
また、いつも能天気で寝ぼけた感覚でいると、目の前の変化についていけません。変化は起こるべくして起こっているわけで、その変化を出来るだけ早い段階で認識することが出来るかどうかが成功の秘訣だと言えるかもしれません。
変化をいつも受け入れる態勢でいると、ただ単に無為に過ごすことはなくなります。目の前で何が起こっているのか直視し、それに対して、自分として対処すべき行動を起こすことこそ大事なのだと思います。そう心がけていると、変化と共に、自分も成長出来ると思うのです。もっとも、なかなか難しいことではありますが・・・・。それでも、意識して努めていきたいと思う次第です。
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