相場では「努力」が大切、重要ですが・・・
相場は難しいものです。相場は時に苦痛を伴うものです。それでも、相場は実に楽しいものです。何故なら、勝っても負けても学びがある上に、努力し続ければ、相場の神様は報酬を与えてくれるからです。その意味で、相場は自己実現させてくれる最高のものだと言えましょう。
ここで、「努力し続ければ」と書きましたが、努力するかどうかは、人それぞれ基準が異なりますので、「努力」という言葉が独り歩きするきらいはあります。あまりに観念論的な表現ではありますが、それでも、この「努力」は必要、大切だと言わざるを得ません。
そもそも、昨今は、誰もが簡単に参加出来る「FX(外貨証拠金取引)」は、どうしても、簡単に儲けることが出来るものという先入観が持たれる傾向があります。しかしながら、いざやってみると、そんなに簡単なものではないことが分かるまで時間は掛かりません。
ましてや、何でもお手軽に手に入るという風潮が今の世の中にあるだけに、「何故、儲からないんだ」と言った失望感が一気に襲ってくる傾向があります。本当は、少しずつ机上で勉強し、実践で学びながら、進歩していくものですが、「短期間に大きく、楽をして稼ぎたい」という煩悩がもたげてくるものですから、結果がついてこないケースが大半です。
別にここで説教する気持ちなど毛頭ないのですが、資金にレバレッジを掛けるよりは、自分の勉強、学びの時間にレバレッジを掛けることの方が遥かに大事だと思うのです。
ところで、本来、FXは難しいもの、だから、しっかりとした知識を付ける必要があるのは言うまでもないのですが、この知識たるものについても、単に経済情勢等の「ファンダメンタルズ」を勉強したところで、トレードにはほとんど役立たないことを認識しておくべきです。
私自身が「ファンダメンタルズ」に拘ったトレードをして痛い目に会った経験が何度もあるので、重々自分では分かっているのですが、こと相場に関して、先ほどから申し上げている「努力」の方向を間違えると、大いなる時間のロスになるので、重々、注意が必要です。
つまり、何でもかんでも、努力すれば良いものではないということです。正しい方向で努力しないと、大切な時間を浪費してしまうことになると思うのです。相場をやる目的が収益を上げてお金儲けをすることであるならば(当然そうだと思うのですが)、この方向性を間違うと、とんでもない結果に結びついてしまうリスクがあります。相場の世界ほど、「方法論」が大切だと感じざるを得ないのです。
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