過去の相場パターン研究は意味あります
私は、「後講釈のない相場コメントを発信すること」を自分の信念としていますが、この「後講釈」は決して全面否定する必要はないと思っています。と言うのも、「後講釈」と言っても、具体的な判断根拠をその都度確認していけば、これからの将来に行うトレードにおいて、大いに役立つ可能性が高まるからです。
本来、相場というのは、上がるか下がるか動かないかの3つであり、終わった過去の相場の動きを解説するのは、文章力のある人であれば誰でも出来るものです。相場の本質が理解出来ていなくても、世の中のニュースを追いかける時間とやる気さえあれば、相場が下手でも上手なコメントが書けてしまうのです。
しかしながら、所詮、それらは「後講釈」であり、実際に次にトレードを行うに際してはほとんど役立たないものです。また、トレードでは、メンタル面も大きな要素となりますから、いわゆる机上の空論は実践では使えないことが多いものです。このことは、実践トレードを行った方であれば、容易に察しつくものと思います。
それでも、「後講釈」にも色々とあり、終わってしまった過去の相場を振り返ることで、相場の分析、判断方法を学ぶことは充分に出来ることであり、大いに意味のあることだと思います。言ってみれば、このような良い意味での「後講釈」をどんどん増やしていけば、自分がこれから行うトレードに生かすことは充分に可能にあると思うのです。
相場をやるとは、ある意味、パターン研究と言っても過言ではありません。このような展開では、こうなる傾向がある、こうなるケースが多い、等々の具体的なパターンをどれだけ覚えることが出来るか、そして、それらを、実際のトレードで応用出来るくらいになれば、成功トレードを増やすのも時間の問題だと思えるのです。
そのような意味で、相場、トレードにおいて、過去の相場を振り返って、「後講釈」しつつも、実際の動きを捉え、分析することで、様々なパターン研究を行うことは大いに大切だと思えるのです。
★お知らせ
フェイスブック内、「フェイスブックページ」
http://www.facebook.com/spanmodel
ツイッター
http://twitter.com/murphyfx