「当たり前」という考え方の危うさ
納税額日本一となったことで有名な斎藤ひとりさんが仰っています。「この世で人生の成功者になるには、ただ一点、感謝です。逆を言うと、『当たり前』といった瞬間から、不幸が始まる」と。
FXなどをトレード始めるにあたって、儲かって当たり前という発想を持って入ってくる人は多いようです。少ない証拠金をベースにレバレッジを掛けて大きな金額の取引を誰しも簡単に出来るものですから、短期間に大きなお金を稼ぐのが簡単だと考えてしまう傾向があるようです。
これなどは、昨今流行りの「お手軽主義」に根ざしているのかもしれません。何でも簡単に情報が入って、簡単に売買の手段を得ることが出来、その結果、収益も簡単にもたらされるという考え方です。
基本的には何でもフリーで手に入る世の中です。その為、トレードに関する情報もお手軽に手に入るものだと思いがちです。しかも、どこで買ってどこで売る等の具体的な指南までも簡単に手に入ると思い込んでいる個人投資家がごまんといるのも事実です。
そもそも、相場とは、一瞬先は闇、上がるか下がるかしかないものの、その方向を探るのが実に難儀なのです。また、相場観が良ければ収益が大きくなるかという と、そう簡単なものでもありません。人間の煩悩が、収益を小さく、損失を大きくするように行動させるようになっているからです。
要するに、トレードで収益を上げることは「当たり前」ではないということです。少しでも収益を上げることが出来れば感謝そのものなのです。少しでも売買のポイントの参考情報が入手出来れば感謝そのものなのです。一寸先が闇の相場を少しでも方向性を知ることが出来るツールが手に入ればこの上なく感謝すべきだと いうことです。
トレードでは、感謝の気持ちを常に持って、少しずつ、右肩上がりで収益を増やす方法を地道に学ぼうとする姿勢こそが大切だと思うのです。
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