以前に視聴したＮＨＫの番組「首都圏特報」にて「お金とクールにつきあいたい」と題して、最近の比較的若い人達の投資に取り組む姿が取り上げられていました。番組内では、それほど高くない給料から必死で節約して貯金したり、投資に回している「個人投資家」の姿が紹介されていました。

ある人は、リストラに遭い、アルバイト的な仕事だけで食いつないでいる中にあっても、何とか節約し、毎月2万円のお金を貯金して、ようやく60万円程度の額になったとのこと。

本人曰く、「この程度のお金はほとんどないに等しい」と言いつつも、インターネットで探し出して、個人投資家の勉強会に積極的に参加して情報収集する姿には、厳しい環境を打破したいという逞しい精神力を感じました。

番組内でも紹介がありましたが、仕事自体が不安定な昨今の世の中にあって、僅かな給与でぎりぎりの生活をして、やっとのことで貯めたお金を、一時はもてはやされた新興国向けの投資信託などに回したものの、増えるどころか、減価していくのを目の当たりにして、必死で対策を考える姿は涙ぐましいものがありました。

このような最近の若い人達を見ていて正直思うことは、投資信託等の投資商品を購入するのもさることながら、自分に投資する方が、よほど価値があるのではないかということです。

とにかく、20代、30代はどんどん自分に投資することが最高の投資であると思います。良書を読むのも良し、投資の基本的な勉強をするのも良し、貯蓄や投資信託に回すお金の何割かをぜひとも自分に回して欲しいと思います。

そうすれば、やがて、自分の考え方、行動パターンが変化し、俗に言う「経済的弱者」からの視線ではなく、もっと高い視野から世の中を見ることが出来るようになると思います。習慣も変わるでしょうし、出会って付き合う人間も変わっていくと思います。

ＦＸでもそうですが、限られた自己資金に対して、短期間に大きく儲けたいあまり、レバレッジを限りなく上げてトレードしている個人投資家がいらっしゃいます。しかしながら、大事なことは、正しい投資法を学ぶことであり、その学びの時間にこそ、レバレッジを掛けることが大切だと感じる次第です。

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