相場では、これから先の相場がどうなるのかあれこれ考え過ぎるからストレスに見舞われてしまいます。

そして、何としてでも収益を上げたいと思うあまり、あまりトレンド性のない相場地合いにて、無理してポジションを持ち、大して動かない相場の中で悶々とし、さらにストレスを抱えてしまいます。

このよう場合、多くは、精神的疲労から集中力を欠くことになっていまい、相場が動き始めた時の判断が鈍り、結局、肝心のトレンドある相場の波に乗り切れないことになってしまいます。

そして、その結果、上手くトレード出来なかったことで、自分に苛立ちを覚え、さらには、周りを批難するに至ります。愚痴をこぼすことで、自分のストレスを発散することもあるようです。周りの人々にとっても迷惑な話です。

と言うわけで、やはり大事なことは、今現在の相場に集中することだと思います。今現在の相場が買い優勢ならロングポジションを、売り優勢ならショートポジションを構築するというシンプルな考え方が功を奏します。

実際には、どうしても、これから先どうなるかを考え、予想してしまいがちです。何故なら、上がるなら買いたいし、下がるなら売りたいからです。もしくは、既に持っているポジションが花開いて欲しいので相場を先入観で見てしまいがちであり、その自分のポジションの方向にひいき目に判断してしまうものだからです。

ところが、過去の失敗トレードのことをあれこれ悔んだり、これから先の相場展開をあれこれ予想したりして無駄なエネルギーを費やすことほど非生産的なものはありません。「そんなこと分っちゃいるけど止められない」などと言い訳していては堂々巡りとなってしまいます。

極論すると、「心を無にする」感覚が大事なのだと思います。一切の煩悩を無くすわけにはいきませんが、せめて、自分が今現在持っているポジションのことを忘れるように努めることには大きなメリットがあります。相場を冷静、沈着に見て判断することが出来るからです。そして、好結果につながる度合いが高まるからです。

このように、私欲を離れて「たった今、現在の相場」に集中していれば、幸せになれる度合いが高まる気がします。「相場は人生」と同じだとつくづく思います。

★お知らせ
フェイスブック内、「フェイスブックページ」
http://www.facebook.com/spanmodel
ツイッター
http://twitter.com/murphyfx