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マーフィーの日々是好日

何かネガティブな事態があれば最悪の事態を想像しよう

毎日の生活の中では、色々な不測の事態が起こります。

例えば、日常生活では、突然、自分が行うセミナー講演に向かう途中に人身事故などで電車が止まったり、大事なデーターが入っているパソコンが突然ダウンしてみたり、一瞬、血の気が引く思いをすること(したこと)があります。

また、相場では、自分が予期しているより遥かに大きな出来事(往々にして悪い出来事)が起こることがあります。そのような時にかぎって、自分の持っているポジションに対して逆向きの動きとなることが多いです。

そんな時、咄嗟に思うのが、「最悪の事態はどうなるか」です。ネガティブな出来事が起こった時に、「〜〜出来なかったどうなるだろうか?」と自問してみるのです。

実は、正直なところ、私は、何か、予期せぬネガティブなことが生じた時に、不思議と、冷静になって、自問する「くせ」があります。

とにかく、出来るだけ冷静に、自分に問うのです。「最低最悪の事態はどうなる?」と。そうすると、不思議なことに、様々な解決策が浮かんできます。そして、最悪でも何とかなると思うようになり、次第に心が落ち着いてくるのです。

最悪の事態をすぐに連想し、その時にどうするかだけを考えるのです。すると、不思議に不安な気持ちが遠のいていきます。

相場について、普段、トレードをやっている時には、特に、人間の「肝っ玉」が試されることが多いのですが、最悪の事態になった場合の最大のロス(損失)は幾らだと、出来るだけ具体的に思い浮かべることが出来る瞬間に、不思議と恐れは消えていくのです。

すると「何ということはない」ということになって、心が落ち着いてくるのです。そして、事態は自分が思うほど深刻ではないことを発見するのです。不思議ですね〜〜。

相場の神様は、時々、試練を与えてくれるようです。その試練に1つ1つ対応していく、その過程を見られている気すらします。自分の人間力が鍛えられている、そんな気がするのです。

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プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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