「水清きところに魚は住まず」
「水清きところに魚は住まず」とは、かなり前のことですが、「オーラの泉」というTV番組内で出演者の美輪明宏さんが仰っていた「ことわざ」です。
水というのは多少汚れていないと、魚は住まないものだということ。プランクトンや汚れが適度にあるからこそ、生物が存在するのだということ。そして、この世の人間界も汚い出来事、人との複雑な交わりがあるからこそ私たち人間が生きていけるのだと、という風にお話されていました。
そこで感じたことですが、人間界を越えて天上界があるとすれば、そこでは、全ての願望が瞬時に叶えられ、互いの競争もない、天国かもしれませんが、実は現世のように様々な障害がある方が、苦しみがある分、それを克服した時の喜びがあり、魂の成長があるのでしょう。
さらに思うに、この世には生命のリスクがあるからこそ、人間が生きているのではないかと思います。そして文明が発展してきたのではないでしょうか。リスクは 時として「必要」なものなのでしょう。人間が「リスク」を冒して挑んで、挑戦して数々の目的、願望を叶えてくる過程にこそ、成長があったのだと思います。
「リスク」と聞くと相場を連想するのですが、やはり私達が相場に惹かれるのはそういったDNAが人間に組み込まれているのかもしれません。そして、安全だからこそ、「リスク」を敢えて取ろうとするのかもしれません。
この考え方をさらに昇華して、全ての出来事には意味がある、全ては必要だから起こっている、と心の底から思えたら、人生、少々の「リスク」があっても、逆に、その分、有意義に生きられると思うのです。
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