急がば回れ
月並みな格言ですが、実は、私にとっては、大変に重宝な言葉です。
急いでいる時には、近道をしようとして敢えてリスクを冒すものですが、安全な道を選んだほうが結果的には早く着くと言う意味のことわざです。
焦って何か事を為そうする時、ただ慌てていると失敗などをしてしまい、その修正に手間取ることで余計な時間を掛けてしまいます。
一方、ゆったりとした気持ちで事に当たると、無駄な時間を費やすことなく、失敗する確率も低く、結果的には、目標に早く辿り着くことが出来ます。
例えば、たわいのない例ですが、パソコンでレポートを書いていて、早く仕上げようとキーボードを早く打ち急ぐと、打ち間違いなどが増えてしまい、結果的には逆に時間が掛かってしまいます。
一方、心の中で「ゆっくり、ゆっくり」と自己暗示しながらキーボードを操作すると、早くレポートを完成させることが出来るのです。このことは、毎日のように経験しているので実感として良く分かります。
また、「慌てる乞食は貰いが少ない」という格言もありますが、結局は急ぎ過ぎると、かえって悪い結果を招くという例えと言えます。
相場の世界でも同様です。トレードしていて、少し利益が出たからと言って、すぐに利益を得ようとして利益確定すると、そこから相場がさらに思っていた方向に推移・展開すると言うケースは頻繁に起こります。
色々と過去を振り返ってみて、慌てるとろくなことはないということが戒めとして思い起こされます。些細なことに奥深い真理が隠されていることを改めて痛感する次第です。
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