ツキがあるかないか
「経営の神様」と言われる松下幸之助氏は、人と会う時には、「君は自分にツキがあると思うか?」とよく訊いていたそうです。
そして、相手が「はい」と答えれば、そこから付き合いが続いていき、「いいえ」と答えると、そこで付き合いが止まってしまったそうです。
ちなみに「今まではツキがありました。」と答えると、「じゃあ、これからはどうなんだ?」と重ねて訊いていたそうです。「きっとこれからもツキがあるはずです。」という答えを期待していのかもしれません。
ここでのポイントは、松下幸之助氏は、相手が実際にツキに恵まれているかどうかよりも、相手が自分はツイていると思えるぐらいの自信や確信を持った人間であるかどうかを見ていたのではないかという点です。
考えてみれば、自分がツイているかどうかは、往々にして相対的なものです。絶対的にツイているというものでも、絶対にツイていないというものでもなさそうです。
となると、やはり、自分の心の状態が常日頃どのようであるかが、この世で自分の人生を全うしていくかどうかを左右する大切な要素となるのでしょう。
つまり、自分は何故かしら守られている、最後には何とかなる、という風にどっしりと座った考えを持ち続けていれば、人生何とかなるのではないかと思えるのです。
さらに言うならば、今までの自分がツイていようがいまいが、これからの自分はツイていると思えることが出来れば、きっと前途は拓けてくると思えるのです。
相場においても、自分を追い込まず、楽な気持ちで臨むことが出来れば、ツキをたぐり寄せることも出来る、そんな気がします。その為にも、自分に自信を持って、焦らず、欲張らず、怒らず、迷わず、腐らず、淡々と相場に臨む姿勢が大切なのではないかと思うのです。
もちろん、自信を持てるほど、日頃から精進して自分の技術を磨いているということが前提となるのは言うまでもありませんが・・・。
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