余計な知識はマイナス要因
相場を経験された方ならお分かりになると思いますが、相場の世界では「余計な知識」は役に立たないどころか、マイナス要因になり得るということです。
一例を挙げると、FXでは、外貨買い円売りから入るのが普通であり、外貨売りは危険であるという「間違った知識」です。また、FXでは、高金利通貨は買いか ら入るべきものであり売ってはならないというのも「間違った知識」です。そもそも、外貨預金とFXを混同されている個人投資家が未だに数多くいらっしゃることには驚かされます。
尚、外貨買い、高金利通貨買いが間違っているということを申し上げているのではない点、どうぞ誤解しないで下さい。つまりは、FXとは、本来、売買益を狙うものであり、どの通貨も買いもあれば売りもあるという点、間違わないようにして頂きたいということです。
上記の通り、「知識」として知っていることが、「実践」では、場合によっては逆効果となり得るということです。知っていることが逆に仇になるとは、確かに皮肉な話です。
このように考えると、そもそも「知識」なるものを付けた方が良いのかさえ分からなくなります。全くの予備知識など教えてもらうことなく、いきなり相場の世界 に入って、試行錯誤を繰り返しながら習得していく方が近道ではないかとすら思ってしまいます。そうすれば「ゼロからのスタート」が出来るわけです。
一方、「間違った予備知識」があると、それがマイナス要因とすらなってしまう為に、マイナスからのスタートとなってしまうわけで、ゼロというスタート台に戻るまでに余計な授業料を払う羽目になってしまうリスクがあるからです。
自分自身の試行錯誤から学ぶと本人も納得することが出来、一歩一歩着実に前進することが出来る可能性が高まります。一方で、人に教えてもらうと、当然のことながら半信半疑で臨むため、着実に身に付かないことになったり、たまに上手くいくと、教えてもらった人を頼るようになってしまったりします。もっとも、大半は偶然に上手くいったケースが多い為に、結局は迷路にはまり込んでしまい、逆に、いつまで経っても相場で自立出来ない人間となってしまいます。
元来、人間とは、成功から学ぶことはあまりありません。失敗することで学ぶのです。つまりは、人間は生まれた時から自ら痛みを感じることで学び、成長していくように創られているということです。
こうして考えると、最初が如何に肝心であるかがよく分かります。ゼロから着実にスタート出来るように指導を受けることが大切であり、決して余計な知識を植え付けられてマイナスからのスタートにならないよう、用心されるに越したことがないということです。
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