テクニカル派とファンダメンタルズ派(その2)
テクニカル分析をベースにトレードしていると言う人がいるとします。ここで、面白い現象は、同じチャート、同じテクニカル分析を利用していても、人によってポジションが異なることです。すなわち、同じチャート分析をしているはずなのに、人によってトレード判断が異なるわけです。
この違いはどこから来るのでしょうか?
相場分析自体は同じだけれども、そこから生まれるはずのポジションが違うと言うレベルの考え方もあれば、相場分析自体が違うと言う考え方もあり得ます。
前者は、相場分析自体は正しいけれども、その相場分析に従ったしかるべきポジションになっていないケースとして多いに見受けられます。上昇トレンドを示していると判断しているにもかかわらず、精神的弱さからか、既にあるショートポジションをカット出来ないケースなどです。
後者は、相場分析自体が異なってくるケースですが、これは、例えば、既にロングポジションを持っている場合に、チャート上の売りのサインを見て見ぬふりをしつつ、買いのサインをいつまでも探しているケースなども含みます。
私の「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」についても、正しく理解されていない為に、間違った判断をされている方が多い点も気になります。場合によっては、自分勝手な判断結果を鵜呑みにされてしまっていることもあるようです。正しく理解してこそ、正しいトレードに結びつきます。
いずれにせよ、俗に言う「テクニカル分析」は極めて恣意的な判断であることがお分かり頂けると思います。しかしながら、この恣意的判断自体は否定されるものではないと思います。
つまり、各人の成長に伴って、恣意的判断能力の水準がどんどん進化するからです。大事なことは、恣意的判断だからダメなのではなく、恣意的判断能力を向上させることだと思います。
その結果、恣意的判断に基づく裁量トレードのレベルはどんどん向上していくことになります。もっとも、今の世の中、恣意的判断なら嫌だとか、裁量トレードは出来ないと言って、諦めていらっしゃる個人投資家も増えているとも聞きます。それは誠に残念なことです。
きっと、今までのFXなり相場に対するアプローチを間違われたからかもしれません。私、個人的には、システムトレードをあまり信頼していませんし、限界があると思っています。もちろん、メリットがあることも認めています。
しかしながら、現時点で、自分でチャート分析を行うのは無理だとか言って諦めている方がいるとすれば、もう一度、考え直されることをお勧めします。
人間の能力というのは、まんざらではありません。ある程度の「やる気」や「願望」さえあれば、目的地に近いところまで到達出来ると私は信じています。
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