テクニカル派とファンダメンタルズ派(その1)
トレードを行う際の基本的スタンスとして、「私はファンダメンタルズ重視だ」とか、「自分はテクニカル派だ」と言う風に一般的に語られることが多いです。そして、このことは、往々にして、「裁量かシステム」の違いとして語られることも多いようです。
つまり、裁量的な判断を伴うものがファンダメンタルズ派であり、システム的にトレードするのがテクニカル派という論理です。
しかし、実情を見ると、ファンダメンタルズ派は裁量的であることは容易に認識出来るものの、テクニカル派と言われている人も、大半は裁量的と言えます。思うに、正しくは、世の中で一般的に言われている「ファンダメンタルズ派」と「テクニカル派」はいずれも裁量的だということです。
一方で、狭義の「テクニカル派」とは、「システムトレード」を指すと思います。「システムトレード」とは、自動売買と言われているものであり、全て、コンピューターに任せてしまうトレード方法です。
すなわち、狭義の「テクニカル派」は完全にシステムに任せる一方で、広義の「テクニカル派」は、大いに恣意的判断に頼る面があるということです。と言うわけで、トレード方法を敢えて分類する場合、大雑把ではありますが、「ファンダメンタルズ派」「広義のテクカル派」「狭義のテクニカル派」の3つとなります。
中には、「ファンダメンタルズ派」と「広義のテクニカル派」の中間層として、「テクノファンダメンタルズ派」と自らを呼ぶ方もいます。「テクノファンダメンタルズ派」とは、ファンダメンタルズ要因や相場材料の分析を行いながら、実際のトレードでは、テクニカル分析に頼るケースが多いスタイルを取る人達を指します。
実際に「プロ」と呼ばれるトレーダーの中でも、完全にファンダメンタルズ要因」だけを見て・判断するだけでトレードする人はあまりいません。あれこれ相場ニュースや要因を探りながらも、実際にポジションを取ったり、手仕舞する時には、テクニカル分析を利用している人が多いようです。
「相場はタイミングが全て」という言葉もあるように、いくら相場観が正しくても、相場に入るタイミングを間違えると、大いに苦労するのが現実です。従って、自分なりに強い相場観を持っている場合でも、ポジションを造成するタイミングを計る上で、ある程度のテクニカル分析は欠かせないわけです。
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