相場に対するアプローチ方法
前回、「相場学」に触れさせて頂きましたが、「相場学」には様々なアプローチがあります。大きく分けて2つあると思います。
1つ目は、相場そのものを「科学」するという、相場の動きそのものを分析、予測する理論、技術、運用と言うアプローチです。
2つ目は、「行動経済学」「行動心理学」というアプローチがあります。これは、相場を行う人間の行動を経済学的、及び心理学的に研究する分野です。
前者は、明らかに「相場の動き」そのものを分析対象とするわけですから、主にテクニカル分析が中心となります。ただ、テクニカル分析と言っても、多岐に亘っており、天文学、占星学にまで含まれます。
私自身は、天文学的な知識は持ち合わせていませんが、天体の運行と相場には法則性が見られるという研究結果がありますし、実際にマーケット解説を行っているアナリストも存在しています。
私も、手探りながら、新月、満月時や惑星の逆行などと実際の相場の相関性を一時調べたことがあります。もっとも、やはり継続的な法則性を見出すには至らず、実際のチャートの分析を自分なりに行う方がしっくりすることや、データを抽出し、検証し易いという理由から、自らの分析手法を確立してきた次第です。
尚、黄金分割ルールというのは、古代の美術作品にも見出されるということで、実にこの地球上の神秘的な法則性であると思います。あのギリシャのパルテノン神殿、ミロのビーナスを始め、エジプト初期から中世期の建築物にも幾何学的な法則性が見いだされるのです。ローマの建造物にも同じルールが発見されています。
絵画でも、セザンヌ、ルノワール、ゴッホ、ピカソ等、歴史的な有名作品にはやはり黄金ルールが見いだされます。さらには多く、自然界の至るところにもこの黄金律のルールが存在していることが知られています。同様に、相場の世界にも黄金ルールが支配している部分があるのは決して不思議ではないのです。
人間界、自然界問わず、この世のありとあらゆる事象には、ある一定のルールが存在しており、それに従って、生起していく可能性が高いとすれば、この法則性を利用して相場を分析するのは何ら博打的でも投機的でもないと考えます。私が、ファンダメンタルズ分析よりも、はるかにテクニカル分析を重視している理由、背景でもあります。
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