「価格の法則」とは?
相場は横軸とも言うべき「時間」と縦軸とも言うべき「価格」によって構成されていますが、「価格の法則」とは、この「価格」に焦点を当てた法則性のことです。
価格に焦点を当てるということは、すなわち、日常に行うトレード、すなわち、売買の際に参考とする価格を如何にして判断するかということ、そして、その判断に使う「トレード技術」のことでもあります。
私は、この売買の際の価格判断にオリジナル相場判断、トレード手法である「スパンモデル」と「スーパーボリンジャー」を用います。「時間の法則」を適用して 相場を判断するに当たっては「アクティベート時間分析」という手法がありますが、価格については、最初の2つの手法が軸となります。
つまりは、全体の相場観について、時間分析(アクティベート時間分析)を中心に把握した上で、実際の売買のポイントは、「スパンモデル」と「スーパーボリンジャー」で突き詰めていきます。時間分析から導き出される「変化時間帯」が分かれば、その前後の相場の動きを価格分析で絞り込んでいくわけです。尚、全体観は、大きな時間軸の「スパンモデル」や「スーパーボリンジャー」で把握することもあります。
そして、価格分析を行うに際しては、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」が主たる道具となりますが、フィボナッチ数や黄金比を用いることもあります。また、一目均衡表理論における「値幅観測論」という観点からターゲット値を求める方法もあります。
価格はトレードの損益に直結するものでありポジションのコストになるという意味で、もっとも関心のいくのは当然ですが、このコストに拘るあまり、相場そのものが逆に見えなくなってしまう危険性があります。
ポジションのコストばかりを気にしてしまい、肝心の相場の動きの把握がおろそかになってしまうことは避けなければなりません。また、相場の価格推移を見ていても、「値頃感」、つまりは、「割高感」や「割安感」を持つと、結局、相場そのものの動きを見失ってしまう羽目になります。
それぞれの価格には意味があります。同じ価格でも時間が異なると意味が異なってきます。例えば、1ドル=79円という為替レートの意味は、いつの時点で出現しているかで全く意味が違うわけです。一例として、1ドル=80円から下げて行く途中の79円なのか、1ドル=78円から上げていく途中の79円なのか、局面に応じて意味が変化することがよく分かります。
いずれにしても、正しい「トレード技術」でもって、正しく判断するスキルを身に付けることが大切です。そして、自分のポジションのコストにばかり拘って相場を見失うことがないように気を付けることが肝要だと思います。
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