「マーフィーの6法則」第2法則
本日は、第2回目として、「マーフィーの6法則」の2番目の「トレンドのない相場では休むこと」についてご説明します。
■トレンドのない相場では休むことについてお話する前に、ポジションには3つの種類があることについてご説明します。
ポジションには3つあります。1つは、ロング(買い持ち)、2つ目はショート(売り持ち)、3つ目はスクウェア(買い持ちも売り持ちもなし)というポジションです。俗に言う、「パンパン(目一杯)のロング」と同様に、「パンパン(目一杯)のスクウェア」と言うポジションもあるわけです。
先ほどご紹介した、一目均衡表の創始者である一目山人翁の言葉に「どこで買い、どこで売るか、さらにはどんな時休養するか。」と言う一節があります。
また、別の箇所に、「相場は常に上げか下げか、動かないかの3つしかないのであります。動き出してから出動するとすれば、買いか売りかの2つしかないのであります。」とあります。すなわち、買うか売るかだけでなく、何もしないことも「トレード」の1つの行為であるのだと言う認識が大切ということです。
考えてみれば、一般の投信、生保などの機関投資家などは、キャッシュ比率なるものがあり、現金保有の割合を極力減らさなければなりません。その為、ファンドマネジャー自身が、相場の地合いが悪いと判断して、保有のポジションを減らしたいと思った時に、ヘッジ売り等の手段を用いることがあるにしても、限界的な効果しかないわけです。しかしながら、個人投資家は、「スクウェアと言うポジション」を取れるわけです。このアドバンテージを生かさない手はないわけです。
そもそも、トレンドのない相場、すなわち、トレンドレスの相場というのは、収益を上げるのが困難です。レンジ相場と言っても、ほとんどの個人投資家にとっては、後でしか分からないものある為、レンジトレーディングは難しいということになります。実は、スパンモデルやスーパーボリンジャーを用いて、レンジ相場であることを確認する方法があるのですが、今回は、言及は致しません。
また、トレンドのない相場で休むことのメリットは、トレンド発生時に備えることが出来ることです。「相場はタイミングが全て」と言う通り、上がりそうな時に買い、下がりそうな時に売ることが一番理想的なわけです。トレンドのない相場で休みつつも、冷静に相場を見て、判断するスタンスを取っていれば、肝心な時に積極的にエントリーすることも出来ます。
四六時中、相場に入っていないと気がすまないスタンスでいると、トレンドがあるのか、トレンドがないのかさえ分からなくなってしまいます。そして、最悪の時は、評価損を抱えたポジションをいつまでも引っ張ってしまうことになりかねないのです。
ここぞという時にこそ、相場に入っていくのだという心構えを持ち続けて、冷静、沈着に相場を観察することが出来れば、チャンス到来と判断するや否や、エントリー出来るという、理想的なトレードスタイルを築くことが出来るようになります。
なお、もちろん、天底近辺で相場に入る必要はありません。あくまで上昇開始を確認、下落開始を確認した後で、マーケットに入っても良いわけです。私は、「終着駅の次の駅で降りる」と言う表現をよく使いますが、相場は動き出してから入っていく感覚、スタンスが大事です。
以上、要するに、トレンドのない相場、局面ではあまりポジションを拡大せず、マーケットの動きをしっかりと観察しておき、トレンドが生まれたと判断すれば、いち早く動きに乗るスタンスが何より大事だということです。
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