相場は「静から動へ」「動から静へ」
相場というものは、小動き、レンジ、揉み合い、保ち合い地合い、つまりは、「静なる状態」から、トレンドを伴った大きな動き、つまりは、「動なる状態」に変化します。また、「動なる状態」から「静なる状態」へも変化します。
ちょうど、エネルギーが溜まっては発散される格好です。人間の筋肉の収縮や拡大運動にも似ています。そして、大まかな見方として、「静なる状態」のことをトレンドレスの相場、「動なる状態」のことをトレンド相場とします。
トレードでは、この「静から動」「動から静」への変化のタイミングを捉えることが重要なステップとなります。大まかに言って、動なる状態、つまりは、トレンドを伴った相場において、トレードでは収益を上げやすいです。
言い換えると、「動なる局面」を探し出すことが出来れば、その局面の流れに乗ることが収益につながる最高の道となります。そして、「動なる局面」の開始と終了のタイミングを把握することが出来れば、トレードが出来てしまうのも同然なわけです。
要するに、「静なる状態」では、じっと我慢して耐え忍び、「動なる状態」に変化したと判断すれば、すかさずエントリーすることが大切だということです。「静なる状態」の時に、ジタバタとするとあまり好結果につながりません。如何にして「動なる状態」への変化を見極めることが出来るかが成功トレードの決め手となります。
そして、「動なる状態」から「静なる状態」に変化したと判断すれば、すかさず、ポジションを減らす、手仕舞いする等、トレードを控え、慎重なスタンスを取るようにすることが大切です。
「相場はタイミングがすべて」と言いますが、まさに言い得て妙ありと思います。そして、このタイミングを把握することが出来る「トレード技術」こそが、相場では、最も大切な要素だということです。
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