[日本取引所グループ] 2024年大発会:日経平均は271円安の下落スタート
日本取引所グループ(JPX)は東京証券取引所で新年恒例の「大発会」を開催(2024年1月4日)。本年の式典には前年より40人ほど多い約100人が参加。鈴木俊一財務相兼金融担当相も参加、最後に3本締めの恒例のセレモニーを行いました。尚、石川県能登地方で発生した地震などを受け、恒例の打鐘は取りやめ、式典前に、出席者らが黙とうをささげました。
日本取引所グループの山道裕己最高経営責任者(CEO)からは「本年は新しい少額投資課税制度(NISA)がはじまる象徴的な年となります。個人の投資に対する意識や関心も着実に高まっており、長年の悲願である貯蓄から投資への流れがいよいよ大きく加速する1年になると思っております。昨年からの日本株の流れにおいて、今回こそ(変化を)本物としなければならないという固い決意を持って市場運営者としての役割をしっかりと果たしてまいりたい」と述べました。
続いて鈴木俊一財務大臣兼金融担当大臣からは「24年が干支(えと)の甲辰(きのえ・たつ)でダイナミックな変化や成長が起きる年と言われています。政府としてもこれまで打ち出してきた政策を総動員し、春に設立予定の金融経済教育推進機構を通じて金融経済教育を充実していくなど、資産運用立国実現、新しい資本主義の実現にまい進していく。」と述べました。
最後に東京証券取引所 常務執行役員 川井洋毅氏の発声による3本締めの恒例セレモニー。
令和7年最初の取引となる「大発会」での日経平均株価寄り付きは、前年末比271円12銭安の3万3193円05銭と下落でのスタートとなりました。
また、式典には新しい1万円券の肖像に採用される渋沢栄一にちなんだキャラクターである「しぶさわくん」も参加しました。
(2024年1月4日 東京証券取引所にて/FOREX PRESS)