シカゴ連銀総裁、債務上限問題は「最悪のタイミング」-視界不良に
Catarina Saraivaシカゴ連銀のグールズビー総裁は8日、米金融当局が銀行セクター混乱の影響を見極めようと努めているが、連邦債務上限を巡る対立が長期化していることでその仕事は一段と難しくなると発言。銀行セクターの混乱は与信状況の引き締まりにつながっているとの考えを示した。
グールズビー氏はヤフー・ファイナンスとのインタビューで、「債務上限に関するこの論争は最悪のタイミングで起こっている」とし、デフォルト(債務不履行)の可能性が生じているのは米国が自ら招いた傷だと指摘。「これにより、経済成長や雇用市場の状況を見通すのが極めて難しくなっている」と話した。
グールズビー氏は議会がその任務を遂行しなくてはならないと述べ、「彼らは解決策を見いだす必要がある。債務上限を引き上げなければならない」と話した。
米金融当局が次回6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で取るべき行動については、判断するのは時期尚早だとして先週の発言を繰り返した。
シカゴ連銀総裁、6月FOMC会合での政策金利巡る判断は時期尚早
原題:Fed’s Goolsbee Warns Debt-Ceiling Showdown is Clouding Outlook(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE