仁義なき「通貨選別」 円、バブル後最安値が示す政策の隙
金融政策・市場エディター 大塚節雄
ドル高の波が強烈な通貨選別を生んでいる。売りの標的はインフレの実勢に即した政策の手立てが整わない国の通貨だ。当局間で政策に整合性がなく混迷を深める英国、利上げ継続へ経済の耐久力に不安のある韓国などが挙がる。インフレ対応の必要は薄いはずの日本も円安を巡る政策のズレを突かれ一段の円売りを招いた。「仁義なき通貨選別」を耐え抜けるか。
「各国はドル高にどう対応すべきか」。為替問題が焦点となったワシントン...
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