Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数のFX事業者サイトでウイルス感染のおそれ - 情報提供元サイトの改ざんが影響

外国為替証拠金取引(FX)を提供する複数事業者のウェブサイトにおいて、改ざん被害が判明した。情報提供元サイトの改ざんから被害が拡大した。

マネーパートナーズやFXCMジャパンが提供するマーケット情報ページ「経済指標カレンダー」において、一時不正なコードが挿入された状態となり、閲覧すると一時「Gumblar」亜種へ感染するおそれがあったことが判明したもの。

GCIキャピタルの投資情報サイト「Klug」にある「経済指標カレンダー」が、外部より不正アクセスを受け、1月15日朝から18日夜にかけて改ざんされたのが原因だという。

マネーパートナーズでは、GCIキャピタルと提携するオスピスを通じてデータの提供を受けており、「Klug」のデータをフレームを用いてサイト内で表示。GCIキャピタルの子会社であるFXCMジャパンも、同社より情報提供を受けていた。

いずれのサイトも、問題のページを期間中に閲覧したユーザーに対し、ウイルススキャンの実施など対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2010/01/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

公式Xアカウントが乗っ取り被害 - メガネの愛眼
求職情報サイトで遠隔操作やデータ取得の形跡 - 日刊工業新聞
サイトに不正アクセス、テスト環境でPW窃取される - 日水コン
福井県の味噌蔵通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出のおそれ
サイト改ざんで別サイトへ誘導 - 聖マリアンナ医科大東横病院
学生服通販サイトの旧サイトに不正アクセス - クレカ情報流出の可能性
発覚2カ月前にもマルウェア実行の痕跡、情報流出は否定 - こころネット
eモータースポーツ大会の複数SNS公式アカウントが乗っ取り被害
なかほら牧場の通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
ヘアケアツール通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性