ウクライナの緊張が高まっています。ロシア対西側諸国。本当に戦争が起きるとは思いません・思いたくありませんが、軍事的緊張はエネルギーや物資の流れを止めるリスクがあり、インフレ要因となるでしょうか。昨日のつぶやきに書いたように、アメリカなどでは人件費の高騰を中心にモノとサービスの値段がバンバン上がっていて、本格的なインフレが起きています。ESGもインフレの原因になる。軍事的緊張、新型コロナ、ESG、世界はインフレ要因に溢れているように見えます。

 昨晩の米株市場、ダウ平均はウクライナ情勢を背景に一旦1000ドル以上売られましたが、大したことないだろう、それに最近売られ過ぎたからと、最終的には前日比プラスで引けました。一方日本は、アメリカのようなインフレ懸念もないし、ウクライナ情勢は遠い対岸の火事だし、株式市場もアメリカに比べて新型コロナ以来大幅に出遅れていて割安であるにも拘わらず、今日は売られました。なんででしょう。自信がないのでしょうか。細かいところばかりの議論をしていて、人口減少をどう止めるかとか、大きな成長戦略はどうあるべきかとか、今後の経常収支とか、大きくて大切なことの議論がされない国だからでしょうか。

 昨晩の米株市場と今日の日本株市場を見比べると、国力の差を見せつけられているようで、悲しく感じたのですが、そんな感傷にひたる前に、この日本の資本市場を活気づけるべく、色々と考えて、実行して、頑張っていきたいと思います。