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		<title>FOREX PRESS 外国為替取引ニュースサイト - 【The FxACE】ディーラー烈士伝</title>
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		<description>FXに関する総合ニュースサイト「FOREX PRESS（フォレックス・プレス）」では、FXに関する最新ニュースから、国内でのFX取扱業者一覧・各社のサービス・会社概要まで詳しくまとめてあります。</description>
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		<copyright>© 2026 FOREX PRESS All rights reserved.</copyright>
		<lastBuildDate>Thu, 11 Dec 2014 08:15:00 +0900</lastBuildDate>
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			<title>「自分が看板−閃きと努力で勝負」−小林淳 氏[後編]</title>
      
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			<description><![CDATA[
				



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</div>









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<div class="column-image-center">
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</div>









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<p><strong><a href="http://forexpress.com/jump/9961/">（中編はこちらから）</a></strong><br />
</p>













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<h4 >■マーケットへの恩返し<br />
</h4>













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<p>ニューヨークに5年ほど駐在した後、日本に戻り、ドイツ銀行東京支店に転籍して10年間勤務した。ドイツ銀行はグローバル規模で、これから為替に注力していこうとしていた初期段階であったことから、私も自分の持てる力を最大限に発揮できるチャンスだと思って一生懸命働いた。今では、ドイツ銀行は、為替市場では取引高において、世界でNo.1に成長している。私はその後、AIGファイナンシャル・プロダクト東京支店やJPモルガン・チェース銀行東京支店において為替関連の要職を経て、2007年1月から、現職（BNPパリバ銀行東京支店、外国為替部）にて、営業統括部長として為替チームを率いている。<br />
</p>













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<div class="column-image-right">
	<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4862237789/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=7399&amp;creativeASIN=4862237789&amp;linkCode=as2&amp;tag=forexpress-22">
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	</a>
</div>












<p>今年7月には、<strong><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4862237789/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4862237789&linkCode=as2&tag=forexpress-22">『為替相場トレーダーの読み筋』</a></strong>という著書を出版させていただいた。<br />
<br />
銀行のトレーダーは投機勢の一角であるが、この本は、投機勢という立場に立って、為替相場に対してどのような読み筋を立てていくのか、またどのようなアングルから相場を見ていけばいいのか、といったことを実践的に書き示した内容になっている。投機勢として為替相場に取り組む際、いったいどのようなアングルから為替相場の見通しを立て、自分の相場観を作り上げ、そして最終的に売買を仕掛けていくべきなのか、その売買に向けたプロセスが綿密に分かりやすく記述されている。この著書が、為替市場においてヘッジ売買を執行する企業の為替担当者や、FX(為替証拠金取引)に取り組む個人投資家の方々にとって、為替取引の指針になるようなら幸いである。</p>













<hr class="clearHidden">



<p>実際、これまで企業の為替チームに新しく着任された方々向けに当行において為替業務について数日間の研修（レクチャー）を実施していたのだが、この著書はそのレクチャー内容をまとめたものである。研修を受けられた方々から、「大変勉強になりました。これを本にされたら、すごく売れると思うのですが」というお言葉を頂戴し、それに背中を押されて、3〜4年前から仕事の合間に少しずつ書き始めていたものが出版に至ったのである。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>自分はこれまで30年間という長期に渡って、為替相場に対峙してきた。そのキャリアと知見を次の世代に伝えることが、これからのライフワークと考えている。おこがましいかも知れないが、それがマーケットに対する恩返しのようなものだと考えている。大変有難いことに、FXに取り組んでいる個人投資家の皆さまにも随分、著書をご購入いただいている。また、最近では、個人投資家の皆さま向けに為替セミナーを開催させていただく機会も増えた。日本の個人投資家の皆さまには、為替市場において世界のヘッジファンドと戦って、勝ってもらいたいと思っている。これからは、もっとそのお手伝いができれば光栄である。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■ディーリングの基本は3点<br />
</h4>













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<p>著書にも記してあるが、私がディーリングの基本として重視していることは、以下の3点に集約される：<br />
</p>













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<p><strong><u>1．自分とマーケットの一体化</u></strong><br />
為替相場には、&#8223;人知を超えた、動かせないもの”　があり、そこでフェアに価格（相場）が決められている。その中で、自分の英知を結集して作り上げた相場観であっても、それが間違っていると判断されれば即座に修正する必要に迫られる。自分のポジションが値動きに否定されたら負けていくことになるわけで、その意味ではマーケットの値動き（変化も含めて）を重視し、いかにそれと一体になっていけるのかが勝負となってくる。だから、今年築き上げた自分の勝ちパターンであっても、それが来年の市場環境で効果的かどうかは分からない。従って、常に目の前に直面する相場の値動きに一体となれるトレーディング姿勢を作り上げることを心掛けなければならない。</p>













<hr class="clearHidden">



<p><strong><u>2．フレキシビリティ（柔軟性）を持つ</u></strong><br />
市場環境によっては、レンジ・トレーディングを執行しなければならない方向感の乏しい局面もあれば、逆に方向性が出て、明らかなトレンドを形成して変動していく局面もある。　つまり、市場環境は日々刻々と変化しているものであり、その変化に付いていくフレキシビリティが重要となってくる。自分の固執した考え方には一切、意味がなく、市場の形が変化した時には、それに対応して自らがトレーディング姿勢を変えていかなくてはならない。そのようなフレキシビリティを備えている人が、為替市場では勝ち残っていけるのである。</p>













<hr class="clearHidden">



<p><strong><u>3．トレードはメリハリをつける　−　勝てる時だけ勝負する</u></strong><br />
銀行のディーラーの場合は、職業的なトレーダーなので、どんな時でもリスクを取ってトレードしなくてはならない。しかし、個人投資家は異なり、本当に相場に勝つことのできそうな、勝算の高い分かりやすい局面で相場に入り、勝負を仕掛けた後に早々に勝ち逃げするというのが理想の形である。　常にポジションを持っていないと落ち着けない&#8223;トレード症候群”　にはならないこと。勝てる自信がある時に売買を仕掛け、納得する利益を得たなら、また次の分かりやすい相場が来る時まで待つということができるかどうかも極めて重要である。</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■挑戦はまだ続く<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>私にとっての為替とは何か。それは以下の2点にまとめられる：<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p><strong><u>１．経済のバイオリズムを教えてくれるもの</u></strong><br />
私は、物事はすべてバイオリズムで動いているという考え方をしている。例えば、健康のバイオリズム。体調が良い時、悪い時といったバイオリズムがある。また、金銭のバイオリズムや恋愛のバイオリズムなどもある。こういった諸々のバイオリズムの中で、為替相場に関して言えば、経済のバイオリズムを最も的確に先行して示してくれるシグナルということになる。だから、そのバイオリズムを掴み取ることが、グローバル経済の全体像を把握する最も近道であると思っている。</p>













<hr class="clearHidden">



<p><strong><u>２．自己の精神的鍛練の場</u></strong><br />
為替相場に対峙する者には、知識や情報の積み上げだけでは太刀打ちできない何かが求められており、それを極めようとする者には知力の向上に加えて精神の修養、つまりメンタル部分の鍛錬が課せられている。そして、メンタル部分の鍛錬の中で重要な位置を占めるのが、自己の欲望のコントロールである。相場で儲かっていくと、そのまま限りなく儲けられるのではと思い始め、欲が膨らんでいく。ただ、そこに落とし穴があり、欲張りは最終的には大損を喰らって市場から撤収させられるのが世の常である。その意味において、為替相場に携わる上では、いかに自分の欲を抑制しながら、冷静に、そして客観的に相場を見ることができるかが勝負となってくる。為替市場というのは、我々のような投機勢に、その精神的な鍛錬の場を提供しているのではないか。そのような場において、自己の売買スキルを研き、欲望のコントロールを施し、最終的に収益を残していけるかどうか、その点が相場に向き合うことの本当の面白さなのである。</p>













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<div class="column-image-center">
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</div>









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<p>これまで30年間、為替相場に真っ向から対峙してきた。その中で、まだ挑戦してないこともたくさん残っている。それを近い将来、具現化させる予定だ。ジョージ・ソロス氏が80代になっても、いまだに相場を張っているのと同様に、自分もそのように相場に取り組むことへの情熱は、まったく失せることはなさそうである。<br />
<br />
<strong>（全編終了）</strong></p>













<hr class="clearHidden">



<p>＊2014年10月20日の取材に基づいて記事を構成<br />
　（取材/文：香澄ケイト）<br />
<br />
<strong><a href="http://forexpress.com/jump/9927/">【前編】「人とのつながり」が将来の道を示唆</a><br />
<a href="http://forexpress.com/jump/9961/">【中編】正統派でなくても発想と努力次第で社会で勝てる</a></strong><br />
<font color=red><strong>【後編】キャリアと知見を次世代に伝える</strong></font></p>













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<div class="column-image-center">
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</div>









<hr class="clearHidden">



<p><strong><a href="http://forexpress.com/trader/tfx.html">＞＞「The FxACE（ザ・フェイス）」インタビューラインアップへ</a></strong><br />
</p>













			]]></description>
      
      <guid isPermaLink="true">https://forexpress.com/column/tfx/entry-730.html</guid>
			<pubDate>Thu, 11 Dec 2014 08:15:00 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>tfx</dc:creator>
			<title>「自分が看板−閃きと努力で勝負」−小林淳 氏[中編]</title>
      
      <link>https://forexpress.com/column/tfx/entry-729.html</link>
			<description><![CDATA[
				



<div class="column-image-center">
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</div>









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<div class="column-image-center">
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</div>









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<p><strong><a href="http://forexpress.com/jump/9927/">（前編はこちらから）</a></strong><br />
</p>













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<h4 >■ニューヨークでステップアップを目指す<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>セパックで経験を積んで、外資系の銀行で為替ディーラーとして生きていけるという自信はある程度はついたが、外資系銀行の東京支店だけにいては、経験は十分とは言えず、箔がつかない。さらにステップアップするためには、金融のメッカ、ニューヨークで働くのが一番だと感じていた。当時、ニューヨーク市場では、日本の機関投資家の商いが猛烈に膨らんできており、それに沿ってどの外資系銀行もニューヨーク支店に日本人のセールス担当者を配置し始めていた。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>複数の銀行からオファーがあったが、最終的に、週末を利用して&#8223;弾丸面接”に行った、ロイズ銀行(以下、ロイズ)ニューヨーク支店に転籍を決め、89年に渡米した。ニューヨークに来て職場で最初に驚いたのは、ディーラー同士の喧嘩だった。米国人は、相場に関連する喧嘩ならまだしも、つまらないことでも本気で喧嘩する。ある日、ディーリング・ルームで喧嘩が起きて、マルク円のディーラーがお昼のサンドイッチの大量のピクルスを上司であるマネージャーのトレーディング・デスクの上にバーンとぶちまけた。　すると、そのお返しとばかりに今度はそのマネージャーがバケツに入っている大量の氷を、相手のデスクにバーンとぶちまけた。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>日本人は、上司に逆らうなんてことはほとんどあり得ないのだから、彼らのこのような行為は、アジアから来た自分には大変なカルチャーショックだった。ただし、このようにつまらないことで喧嘩になっても、上司からは忠告のみで、翌日から彼らは何事もなかったかのように普通に業務に戻っている。後を引きずらないのだ。基本的には、仕事のところで実力があり、会社に必要とされている人は、馬鹿をやってもクビにならないということに、驚きつつもいたく感心した。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■他人がやらないことで成績を上げる<br />
</h4>













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<p>ニューヨーク市場には、その頃、数ある外資系銀行で働く日本顧客向けのセールス・スタッフは既に22人いて、私はその中で最も新参者だった。従って、自分としては、後発組としてどうやって彼らを上回る成績を上げることができるのか。それが赴任当時の一番の課題だった。そのために私がしたことは、早朝5時の出社だった。ニューヨークの朝5時は、東京の夕方7時(冬時間)であり、顧客はまだオフィスに居る。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-left">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2014/11/images/1506543607.jpg" alt="" width="250" height="200">
</div>












<p>早朝のオフィスから「何かオーダーはありませんか？」と電話すると、「あれ、こんなに朝早く出社しているの、一生懸命やっているね。熱心な人にはいくらでもオーダーをあげるよ」と感心されて、大量の注文がもらえた。日本経済がバブル期に入り始めていた頃だったので、巨大なポートフォリオをキャリーする機関投資家には、何千本（1本＝100万米ドル）という実需のオーダーが毎日のようにあった。<br />
<br />
また、何か他にも自分独自のやり方でお客さんにアピールしなくては駄目だと考えて、時系列で値動きやフロー、イベントなどを書き入れたデイリー・レポートを作成し、毎日30−40社にファックス送信していた。それを見ればニューヨーク時間に何が起きていたのかが網羅できる内容だったことから、レポートは日本顧客の間で大変評価されるようになった。</p>













<hr class="clearHidden">



<p>このように自分なりに努力して半年、銀行のマネージャー連中が驚くような実績をたたき出していた。ロイズ入社当時の年収は8万ドル。当時のレートで換算すると約1000万円だった。私は会社の次の個人査定の際には、給料は最低でも5割アップくらいは望めるのではないかと密かに期待していた。アメリカ社会の個人評価に対する基本概念は、自分自身にそれだけの価値があるのなら、堂々とアピールして正当に評価してもらう必要があるということ。私は給料の査定時期になって、現状の5割増しでの折り合いを狙いながらも、試しに倍の16万ドルで交渉したところ、見事にその額を勝ち取ってしまった。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>その人材に価値があると判断されれば、それに見合う給料を支払わないと他社に引き抜かれてしまうリスクが出てくる。外資系企業で働いていく上で大事なのは、自分がもらっている給料が第三者の目から見ても正当と思われるよう、給料に見合った働きをするということである。自分が得られる経済的な評価というのは、自分が組織に対して提供できる付加価値の大きさによってドライに判断されるということを、私は現職においても自分の下で働くスタッフに常に教えるようにしている。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■正統派でなくても発想と努力次第で勝てる<br />
</h4>













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<p>私流の為替ディーラーに向いている人材の見極め方としては、入社面接の時に、「マニュアルがありますか？」とか、「評価が悪ければクビになることもあるのですか？」などと後ろ向きの考えをしている人というのはバツ。逆に、「もし、ものすごい成績を上げたら、場合によっては頭取以上のボーナスがもらえるのですか？」と聞いてくるような人だったら、雇いたいと思う。外資系の金融機関に入社するときに、まず普通に考えるのは、経済的により豊かになれるチャンスがあるということである。せっかく、ハイリスク・ハイリターンの世界に入っていくわけだから、そういった気概がないと為替ディーラーとして勝負していく意味がない。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>現代の若者は、為替ディーラーという職の表面的なファッション性を重視し過ぎているように思える。しかし、彼らが本質的に持っているものというのは、非常に保守的な考え方であることが多い。自分のすべてを賭けて勝負してクビになっても仕方がないというような発想をもつ者は少なくなった。また、外資系の金融機関だから、頑張れば頑張るほど、評価に見合った経済的なリワード（報奨）は多くなる可能性があるのだが、そのような感覚も希薄である。実際、なるべくディフェンシブに業務をこなし、クビにならないように生きていきたいと考える若い人たちが多くなったように思う。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-right">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2014/11/images/1488543759.jpg" alt="" width="200" height="300">
</div>












<p>私自身、学生時代は結構ちゃらんぽらんで、一流大学を出ているわけではないし、為替市場でのキャリアも、コモディティーから入って、日経新聞の求人募集で外資系の銀行に転職している。その意味では、私は正統派ではなく、ある種の異端児である。しかし、むしろそういう立場において、社会で勝っていくためにはどのような発想をすればよいのかを良く考え、そして実践してきた。常に向上心を持ち、目標に向かって努力すること。そして、人と上手に付き合うことを心掛けていけば、人生勝ち残っていけるのだということをこれからの若者に教えていきたいと思う。最近、講演する機会をいただいている大学のゼミでは、時代は違うものの、自分が厳しい社会で実践してきた生き様を学生の皆さんに、教え伝えていくようにしている。<br />
<br />
今の世の中は、先に述べた入社面接の折りの質問のように、マニュアルが中心になっているように思える。マニュアルとは、大多数がスタンダード（標準）に考えたものがマニュアル化されるということであり、それを皆が見るということは、標準的な枠の中にどっぷりと浸かってしまうことになる。私は、それではいけないと思い、学生の皆さんには、“資本主義社会の中では、基本的には少数派が勝つ”ということを教えている。</p>













<hr class="clearHidden">



<p>要するに、人がやらないことをやっていけば、競争相手が少ない分だけ自分が勝ち残れる可能性が高まるということである。つまり、資本主義経済の中では、少数派に居るということで一番おいしいところが儲かるということになる。これが資本主義経済で立ち回る基本である。為替に例えるならば、皆が明らかにドル買いだと盛り上がってポジションがドルロングに傾斜し過ぎた場面では、大多数の発想に相反して、ドル売りを仕掛けるべきであるということである。おそらく、その後にドルは急落することになるのだから。<br />
<br />
<strong>（後編へ続く）</strong></p>













<hr class="clearHidden">



<p>＊2014年10月20日の取材に基づいて記事を構成<br />
　（取材/文：香澄ケイト）<br />
<br />
<strong><a href="http://forexpress.com/jump/9927/">【前編】人とのつながりが将来の道を示唆</a><br />
<font color=red>【中編】正統派でなくても発想と努力次第で社会で勝てる</font><br />
<a href="http://forexpress.com/jump/9970/">【後編】キャリアと知見を次世代に伝える</a></strong></p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2014/11/images/1509542123.jpg" alt="" width="635" height="100">
</div>









<hr class="clearHidden">



<p><strong><a href="http://forexpress.com/trader/tfx.html">＞＞「The FxACE（ザ・フェイス）」インタビューラインアップへ</a></strong><br />
</p>













			]]></description>
      
      <guid isPermaLink="true">https://forexpress.com/column/tfx/entry-729.html</guid>
			<pubDate>Wed, 03 Dec 2014 21:00:00 +0900</pubDate>
		</item>
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			<title>「自分が看板−閃きと努力で勝負」−小林淳 氏[前編]</title>
      
      <link>https://forexpress.com/column/tfx/entry-728.html</link>
			<description><![CDATA[
				



<div class="column-image-center">
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</div>









<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2014/11/images/1461541418.gif" alt="" width="635" height="36">
</div>









<hr class="clearHidden">



<h4 >■おやじの背中−商社マンの父の影響<br />
</h4>













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<p>父が天然ゴムの輸入に関しては、日本で最大手だった加商（現豊田通商）のシンガポール支店の支店長として、10年間、当地に駐在していたことから、私は1959年にシンガポールで生まれた。5歳で日本に帰国したのだが、冬だったことからシンガポールでは目にしたことがない石油ストーブの上で、祖母が餅を焼いてくれたのが、最初のカルチャーショックだった。<br />
<br />
私は3人兄弟の次男坊。つまり真ん中と言うことで、両親の目が他の兄弟よりも行き届かなかったせいか、自由奔放に育ってしまった。最もその性格が開花したのは中学生のときだった。勉強などまったくせずに遊んでばかりいた。</p>













<hr class="clearHidden">



<p>そんなやんちゃ坊主でも、一つだけ一生懸命やっていたことがある。父がゴルフ好きだったので、私もよく連れられて小学4年生からゴルフの練習をしていた。高校生になると、プロゴルファーになることを夢見るようになった。日本大学（以下、日大）に進学した理由の一つは、当時、日大のゴルフ部が最もプロゴルファーを輩出していたということもある。プロゴルファーになる夢は叶わなかったけれども、今でもゴルフに飽きることなくプレーしている。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-right">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2014/11/images/1500543381.jpg" alt="" width="200" height="300">
</div>












<p>私が大学生になったときには、父は商社を辞めていて、個人で天然ゴムの輸入会社を始めていたので、私も手伝うようになった。父に連れられて、タイやマレーシア、インドネシアなど、天然ゴムのプランテーションを一緒に回ったことが将来の私の進むべき道を示唆してくれたのではないかと思っている。この旅の間に、私の心を強く捉えたのは、父が見せてくれた人脈、つまり「人とのつながり」だった。どちらかと言えば、スポット・ディーラーよりもカスタマー・ディーラーのキャリアの方が長いのは、この“人間好き”な性格のせいかも知れない。<br />
<br />
就職は、父の伝手で英系商社のパコール社シンガポール支店に決まった。そこのマネージング・ディレクターのドイツ人が父の親友だったことから、私を預かってもらうことになったためだ。生まれてから5歳まで育った場所で、また父と同じような仕事をするようになるとは感慨深かったが、そのような感傷にふける暇もなく、新入社員にとって未知の世界でやるべきことは多かった。</p>













<hr class="clearHidden">



<p>その一つが、天然ゴムの検品だった。パコール社シンガポール支店が取り扱う東南アジアの一次産品の中でも、天然ゴムは最も主流であり、現地の積み出し業者が、品質の悪い天然ゴムを品質の良いグレードにごまかしてパッキングして輸出することを防ぐために現地に飛んでチェックをするのだ。タイ、マレーシア、インドネシアには頻繁に行かされたものだ。しかし、これらの国に行くたびに、日本に居たら経験できないようなさまざまな出来事（危険な目にも）に遭遇し、また人とのつながりも広がって行った。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■商社で為替ヘッジを担当<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>商社の場合、こういった一次産品に関わる為替リスクを、為替先物市場でヘッジするのが一般的だ。パコール社も同様に為替ヘッジを行っていて、そのうちに私はその業務を担当するようになった。シンガポールだったので、“IMM”（シカゴ・マーカンタイル取引所の通貨先物市場）とリンクする“SIMEX”（旧シンガポール国際金融取引所、現SGX:シンガポール取引所）で、為替ヘッジを行っていた。<br />
<br />
私が為替を始めた約1年後の1985年9月22日に為替市場の歴史では有名な「プラザ合意」があった。ここからまさに激動の円高時代が始まったため、私も為替の面白さにハマっていった。私の中では、本格的に為替の仕事をしたいと言う気持ちが沸々と芽生えていた。為替をやるのであれば、やはり銀行に入るしかない。</p>













<hr class="clearHidden">



<p>求職活動のプロセスの中で面接を受けに日本に帰ったりもしたが、セキュリティー・パシフィック・ナショナル銀行（現バンク・オブ・アメリカ、以下、セパック）に応募したのは、日本経済新聞（以下、日経）の日曜日の求人欄を見たことがきっかけだった。ちょうど日本経済がバブルに向かっていく時期で、為替のディーリングも活発化していたため、日経には、外資系銀行の為替チーム拡張のための求人広告が、毎週5〜6行ほど出ていたものだ。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-left">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2014/11/images/1513543491.jpg" alt="" width="250" height="200">
</div>












<p>ある日、セパックのモーリス・ラムというセールス・チームの統括者から電話が掛かってきて面接に呼ばれた。そのときに、「何か為替に関わる資料」を持って来るように言われたので、グラフ用紙に手書きしたチャートを持参した。それを見て、モーリスは大変驚いた。というのも、通常、ドル円はドルを基軸にチャートを描くものだが、私は円が基軸となっているSIMEX市場でトレードしていたため、チャートが逆向きに描かれていたからだ。「これ、逆じゃないか」と言われて、「いや、逆じゃない」という押し問答をした後で、彼は私に「銀行では、チャートはドルを基軸に書くものだぞ！」と諭すように言った。<br />
<br />
続いて彼は、「そのチャートを見て、相場を語ってみろ」と言うのである。今考えてみると、極めて実践的な面接だった。もっとも、自分はマーケットをよく見ていたし、シンガポールに居たのだから、英語に問題はなかった。私の相場分析を聞いた彼から、その場で「ベリー・インプレッシブ(大いに感心した)」と伝えられた。つまり、面接は即時に合格だった。モーリスは、銀行に転職するという私の人生の転機に大きな影響を与えた人間の一人で、今でも親しくさせてもらっている。</p>













<hr class="clearHidden">



<p>翌日、ジェネラル・マネージャーの石井正敏さんと面接し、給料を決めるプロセスに臨んだ。と言われても、実は基準がまったく分からない。悩んでいると友人の一人から、「それはステップアップなのだから、今の給料より50万円や100万円は高く言うものだぞ」とのアドバイスを受け、意を決し、「今までの給料より100万円アップではいかがでしょう？」と言ったら、「あっ、OKだよ」と返答され、その場でアッサリと決まってしまった。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■「自分が看板」で仕事をする<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>入社後に、自分と同世代の連中は、最低でも500〜600万円程度の給料をもらっていたことが分かり、「おまえ、なんでそんな安い給料で働いているの？」とビックリされた。自分は、海のものとも山のものともつかない人間だから、それで十分満足だったが、半年ほどして彼らが進言してくれたことから、給料は他の人と同等レベルに引き上げられた。皆、「良かったな。これで俺らと一緒のレベルになって」とまるで我がことのように喜んでくれた。セパックには良い同僚が多かった。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>私は、英語が達者だったので、最初はテレックスや電話による海外からの取引などを担当していたが、そのうち日本の顧客を担当させられるようになった。当時の為替市場は何しろ急激な拡張期で、市場にはいくらでも商いがあったため、アッという間に、ものすごい数のしかも大手の顧客を担当させられるようになった。仕事は楽しかったし、大きなやり甲斐を感じていた。私は外交的で超ネアカ人間だから、カスタマー・ディーラーの仕事はまさに適職だと思った。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>銀行における営業のイロハは、すべてモーリスに教えてもらった。彼は私の師匠だった。その中でも、彼が言ったことで最も印象的だったのは、&#8223;銀行の看板を背負っているセールスマンは大成しない”ということだった。銀行の看板は決してアドバンテージではない。むしろ、銀行の看板に頼り過ぎるマイナス面は多いものだ。それよりも自分自身が看板であって、自分を認めてもらって初めて顧客との良好な関係が構築できるようになる。同時に、自分がスキルを上げていかないと優秀な方々には付き合ってもらえない。自分はモーリスから教えられた教訓を常に胸に刻み、今では私の部下となる人たちにもそれを必ず伝えるようにしている。<br />
<br />
<strong><a href="http://forexpress.com/jump/9961/">（中編に続く）</a></strong></p>













<hr class="clearHidden">



<p>＊2014年10月20日の取材に基づいて記事を構成<br />
　（取材/文：香澄ケイト）</p>













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<p><strong><font color=red>【前編】人とのつながりが将来の道を示唆</font><br />
<a href="http://forexpress.com/jump/9961/">【中編】正統派でなくても発想と努力次第で社会で勝てる</a><br />
<a href="http://forexpress.com/jump/9970/">【後編】キャリアと知見を次世代に伝える</a></strong></p>













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<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2014/11/images/1464541688.jpg" alt="" width="635" height="100">
</div>









<hr class="clearHidden">



<p><strong><a href="http://forexpress.com/trader/tfx.html">＞＞「The FxACE（ザ・フェイス）」インタビューラインアップへ</a></strong><br />
</p>













			]]></description>
      
      <guid isPermaLink="true">https://forexpress.com/column/tfx/entry-728.html</guid>
			<pubDate>Thu, 27 Nov 2014 23:00:00 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>tfx</dc:creator>
			<title>「オーストラリアで独自の進化を遂げる」―津田穣 氏[後編]</title>
      
      <link>https://forexpress.com/column/tfx/entry-672.html</link>
			<description><![CDATA[
				



<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/05/images/1382145779.jpg" alt="" width="635" height="159">
</div>









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<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/05/images/1439145846.gif" alt="" width="635" height="36">
</div>









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<p><strong><a href="http://forexpress.com/jump/8428/">（中編はこちらから）</a></strong><br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■豪ドル以外に旬の通貨をトレード<br />
</h4>













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<div class="column-image-right">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/05/images/1393146828.jpg" alt="" width="250" height="175">
</div>












<p>私は、現在、投資運用会社であるJunax Capitalの財務部長として忙しくさせてもらっている。自分の通貨ファンドのポジションを持っている以外に、当社は業務の一環として輸出業もやっているので、豪ドル高の弊害の方も日々実感している。実は、そんなときは、FXを利用してヘッジしている。豪ドルが上昇すると予想したら、銀行から買わないで、FXを利用する。FXはヘッジツールとしても、とても使い勝手が良いと思う。　<br />
<br />
また、日本の投資家さんが実際オーストラリアに投資する際の為替のお手伝いもしている。為替は、銀行で交換すれば片道3円ほどかかる手数料を、当社では50銭で行っている。当社の場合は、コストがかかってないのでできること。ご興味のある方は、<strong><a href="http://web.jams.tv/junax/">こちらを参照</a></strong>いただきたい。また、同HPで、毎週月曜日に“シドニー発豪ドルの見通し”も掲載している。<br />
<br />
当然のことながら日々、豪ドルの動きは、直接的に関わってくるのだが、自分がトレーディングするなら動く通貨をやる。つまりそのときの旬な通貨。豪ドルのもともとの需要はあるにしても、それとは別に、スペキュレーションはやはり動く通貨でやらないとメシの種にならないということで、ここのところずっとドル円をトレードしていた。ユーロは去年から随分動いていたし、そういった中で、豪ドルは割りとおとなしい。<br />
<br />
ただ、先ほど述べたように、2010年ぐらいから世界の投資家、特に中央銀行の豪ドル債投資が増えて、リーマンショックを境に、豪ドルの次元が変わってしまっている。通常のときには、豪ドルに入ってきている投資マネー（ホットマネー）は、何か起こると一斉に抜けてしまうので、豪ドルはドスーンと落ちる。ただこういったときは、他のすべてのアセットの状況も悪くなっているわけで、市場が回復してくれば、また豪ドルに資産が戻ることになる。ずっと上がっていってドスーンで、またズーンと上がってまたドスーン、この繰り返しをずっとしてきているわけである。こういった豪ドル特有の性質を踏まえてそのときに狼狽しないということが肝心なのではないだろうか。</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■FXで為替の本質に近づく<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>為替は、私のライフワーク。しかも今では、ラッキーなことに個人のFXというツールもある。私は、FXの方がよっぽど本来の為替の姿ではないかと思っている。というのは、銀行はどうしてもコンプライアンスなどに縛られてしまうからだ。私もよく、ストップロスをオーバーするなどいろいろな違反をしたけれど、今は違反しても自分のお金がなくなるだけ。もちろんリスクはあるけれど、いつでも好きなように為替ができるというこんな自由は銀行のディーラーには決してないことなのだ。本当に為替を追及しようと思うのなら、個人のトレードしかないのではないかと思っている。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>もう東銀ロンドン支店で、１億ドル単位の玉を振り回していた自分と今の自分というのは、過去のこと。今はまったくの別人だ。同じ為替というものをやっていながら、こう言ってはおこがましいが、FXをやっている今の方が、自分は為替の本質に近づいているような気がする。<br />
<br />
私は、組織ではあまりうまくいかなかった亜流な人間かもしれないが、ただ一個人として為替というものに対する情熱は、誰にも負けないと思っている。FXは組織に全然関係ないわけだから、もっと純粋にこの情熱を振り向けていきたいと考えている。</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■最善を尽くし、希望を持って為替に臨む<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>トレードをしていて、外れだすともうやることなすことすべて駄目というような状況に陥ることもある。そのときに自分の冷静さを取り戻すために、自分なりの気分転換方法を持つというのはとても重要だ。私は、スポーツが大好きなのでゴルフとテニスと空手で自分の体をいじめて、すべてリセットするための気分転換を心がけている。<br />
<br />
その間、トレードはスパッと止めてしまうが、毎日のデータは必ず取るようにして、例えば１週間トレードしない間でも、ここから上がるのか下がるのかというシナリオを描くようにしている。そして、１週間経ってみると、実際自分がどこまで狂っているのか、もしくはリズムが戻っているのかどうかがわかることになる。</p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-left">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/05/images/1409146964.jpg" alt="" width="175" height="250">
</div>












<p>オーストラリアの動植物は、他の世界から切り離されて昔から独自の進化を遂げている。私は、たまたまオーストラリアに来て、18年間隔離されて、誰にも為替を相談することもなく全部自分でやって、進化したのだと思っている。そのおかげで、コアラやカンガルーのように独特の、他とは違った見方ができるようになれたのかもしれない。もう自分なりのやり方があるので、それを曲げたくはないし、異端児的かもしれないが、これからも独自の進化を遂げていきたいと思っている。<br />
<br />
基本的には為替は、運不運に最終的に支配される部分があると思う。それはとても人生に似ている。誰でも儲かりたいと思うのだが、やはりやられてしまう。常々私が思っているのは、最悪のことを想定して最善を尽くすということ。それが私の為替に対するモットーだ、<br />
<br />
だから、最悪に陥ってもあまり狼狽しないこと。最善を尽くすことで、希望を持ってやらないと、何も始まらないのである。<br />
<br />
<br />
最後になるが相場の世界は本来孤独な世界であると思う。そうであるがゆえに、私はこの孤独な世界に魅入られた多くの人々に無条件の親近感を覚える。現在遠隔の地で暮らす私ではあるが、世界中いろいろな所で為替を通じて私と関わりいただいた多くの先輩、同胞諸氏との思いでは一生の宝だと思っている。<br />
<br />
また、現在為替コメンテーターとして活躍している野村雅道さんは元東京銀行の同志であるばかりか、とてつもなく頭脳明晰なエリート振りをおくびにも出さずに私などを相手にしていただき感謝している。更には、今回取材を通じてお会いした香澄ケイトさんは、30年ほど前バーレーンでまだうら若き彼女と遭遇していることが判明したが、その奇遇に感謝したい。」<br />
<br />
<br />
（全編終了）<br />
<br />
＊2013年04月03日の取材に基づいて記事を構成<br />
　（取材/文：香澄ケイト）</p>













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<p><strong><a href="http://forexpress.com/jump/8403/">【前編】ディーラーデビューはバーレーンで</a><br />
<a href="http://forexpress.com/jump/8428/">【中編】オーストラリアのJoeになる</a><br />
<font color=red>【後編】FXで為替の本質に近づく</font></strong></p>













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<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/05/images/1402146007.jpg" alt="" width="635" height="100">
</div>









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<p><a href="http://forexpress.com/trader/tfx.html"><strong>＞＞「The FxACE（ザ・フェイス）」インタビューラインアップへ</strong></a><br />
</p>













			]]></description>
      
      <guid isPermaLink="true">https://forexpress.com/column/tfx/entry-672.html</guid>
			<pubDate>Thu, 30 May 2013 08:20:00 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>tfx</dc:creator>
			<title>「オーストラリアで独自の進化を遂げる」―津田穣 氏[中編]</title>
      
      <link>https://forexpress.com/column/tfx/entry-671.html</link>
			<description><![CDATA[
				



<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/05/images/1403145444.jpg" alt="" width="635" height="159">
</div>









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<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/05/images/1433145463.gif" alt="" width="635" height="36">
</div>









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<p><strong><a href="http://forexpress.com/jump/8403/">（前編はこちらから）</a></strong><br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■プラザ合意、ポジションは当たるが本人不在<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>　東銀バーレーン支店の、その存在価値を最も世の中に知らしめたのが、1985年9月のプラザ合意だ。あのとき、バーレーン支店が大活躍している。プラザ合意後の週明け9月23日月曜日（日本は秋分の日で祭日）にドーンとドル円が下がったが、その前（土・日）に大規模な世界中のオーダーをバーレーン支店が一手に受け止め、巨額の利益を生みだしている。<br />
<br />
自分は、82年の２月から85年初頭までが、バーレーンでの勤務だったので、プラザ合意はロンドンで経験している。バーレーンで生き残ることができたので、次はロンドンに行けということになったのだ。自分は、ロンドンは旧い市場という先入観を持っていたので、生き馬の目を抜くようなニューヨークに行きたかった。でも、あまり、反抗的なことを言うと、日本に帰れとまた言われそうだったので、ロンドン行きを承諾することにした。</p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-right">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/05/images/1453146593.jpg" alt="" width="175" height="250">
</div>












<p>ロンドンではフォワード（先物）でポジションを取ったり、他に資金繰りも担当した。私のズレっぷりは、為替の世紀の大イベント、プラザ合意のときにも現れている。自分はそのときなんと休暇でスペインに旅行していたのである。ただ、既にマーケットの動きは察知していて、日銀が円金利を高めに誘導するのではないかという感触は掴んでおり、私は、米ドルと円の金利差が縮むというポジションをたんまりと持っていた。<br />
<br />
なので、自分はその場に居なくても、ポジション的にはプラザ合意には参加していたことになる。当時７％程度日本と米国の金利差があったところに、日銀が円高誘導のために、金利を上げたため、ドルと円の金利が同じレベルになってしまった。<br />
<br />
ズバリ自分のポジションが当たったわけで、休暇が終了しガッチリ儲けたと意気揚々と、ディーリングルームに入ると、上司に、“おまえのポジションな、あれ、利食っといたぞ”と言われて仰天した。マーケットは金利差が縮むという方向に動いているので、皆、東銀をバンバンヒットしてくる。そうすると、組織で動く日本の銀行では、私のポジションを利食わないでいるわけにもいかず、帰って来たらもうきれいさっぱりポジションはなくなっていた。こちらにしてみれば、宝の山を横取りされたようでなんとも不完全燃焼な気分だった。それが、私のプラザ合意の思い出になる。為替の世紀の大イベントの場に居合わせなかったことこそ、自分がズレていることの最大の証明なのかもしれない。</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■歯を食いしばって戦う<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>ロンドンは旧い市場だとばかり信じ込んでいたが、取引量はニューヨークを上回り、米国系、英国系、スイス系の名だたる銀行とドンパチ打ち合うのに遜色はなかった。しかもロンドンのときは、１部リーグ、２部リーグとあって、東銀は１部リーグ。だから、私たちは社会的使命と言えば大げさかもしれないが、日本の銀行の看板を背負ってやっているという意気込みはものすごかった。泣き言は言わないし、せこいことも絶対してはいけない、それが東銀の矜持のディーリングだった。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>私は、ロンドンの後半は、チーフディーラー、つまりドル円ディーラーに昇格していたので、歯を食いしばってディーリングをした。ただいくら歯を食いしばったとしても、１日何千万円といった損失を出すことだってある。それを取り戻さなくてはいけないという重圧は大きかった。そのせいか、私の奥歯の大半は抜けてしまっている。<br />
<br />
他の邦銀や外銀でもなく東銀だったから、大きなポジションでディーリングさせてもらえ、ロスリミットに関してだってあまりうるさいことは言われなかった。そういった中でやってこられたというのは、とても幸せなことだったと思う。<br />
<br />
東銀では、さばく玉（オーダー）の量が半端ではなかった。ロンドンでも、多いときに片道買いだけで20億ドル（約2,000億円）、今度は、20億ドル売ってというように、その玉をさばいていくフローで、儲けていくというスタイルだった。いわば、もうザバッと買ってザバッと売るといった繰り返しになる。反射神経的というか運動会的なディーリングのやり方だった。その分、ケミカル銀行とスイスバンクコーポレーションといった外銀に転職してから、随分苦労することになる。<br />
<br />
1995年に第一勧業銀行（現みずほ銀行、以下、第一勧銀）のシドニー支店で働くことに決めたのは、ロンドン時代の第一勧銀の知り合いの方が、同行のシドニーでトレジャラーをやっていて、来ないかと誘われたからだった。到着したときは12月、真夏だった。ジャカランダという南国を代表する紫色の花が咲き乱れていて、リゾート気分におちいった。折りしも、すぐにクリスマスと新年になり、ホリデームード漂う中でクルーズ船に乗ったりして、これは、いいところに来た、とうとう自分にもツキが回ってきたのだと喜んだ。<br />
<br />
ところが、当時、日本の銀行が傾き始めていて、海外支店でもディーリングのリスクテイクを縮小するようになっていた。結局私がシドニーも移ってからわずか半年で、大々的なディーリングは中止になってしまった。<br />
<br />
ディーリングができないのであれば、日本に帰ろうかなと思っていたが、捨てる神あれば拾う神ありである。オーストラリアは資源の関係では商社などが多いので、そういった為替ビジネスが重要だから、カスタマーディーリングをやってくれないかということになった。カスタマーディーラーになって気がついたが、自分の人間好きな性格がこの仕事に合っていたのか、為替のヘッドとして、第一勧銀には、2007年まで12年間勤務した。<br />
<br />
バーレーンで使用し始めたJoe（ジョー）は、本名の穣（みのる）が 外国人が発音しづらかったので、音読みにしたいわば海外使用。みずほのディーリングルームには、Joeが三人いたときがあって、それはそれで混乱した。“穣”は漢文を研究していた祖父が中国の文献にある“豊穣”から名付けたと聞いているが、まさか祖父も、孫が海外でJoeと呼ばれるようになるとは予想だにしなかっただろう。</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■豪ドルの予想<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>オーストラリアは、海外で最も長く暮らしている。それだけ自分に合っているのだろう。。18年も居るので、金融畑の様々な人脈を築きあげることができ、多くの人と知り合うことができた。それは本当に自分の財産になっている。<br />
<br />
銀行時代と比べると、現在はRBA（オーストラリア準備銀行）との人脈は希薄になってしまったが、RBAについて少し述べてみたい。人口2,200万のオーストラリアでは、RBAの金融政策は小回りが効いて、政策をしっかり監視できている。また、合議制ではないので、ストレートにやることができる。例えば、2008年のリーマンショック以降、日米がゼロ金利から脱却できないのに、RBAは金利を３％から4.75%まで上げて、次は4.75%から３％に落としている。それだけ金融政策を機動的かつ柔軟にやれる余地があるのだ。つまり、オーストラリアは健全な金融政策がワークするのである。逆に、ゼロ金利からから離陸できない日本やアメリカは異常な状況じゃないかと思ってしまうくらいである。</p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-left">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/05/images/1445146713.jpg" alt="" width="250" height="175">
</div>












<p>リーマンショック後、欧州経済危機なども発生して世界的に経済の不透明感が非常に強かったときに、オーストラリアにお金が集まり、2010年10月に、豪ドルが１豪ドル＝１米ドルが史上初めてパリティに達した。不透明感が強いがゆえに、世界の中央銀行がこぞって、外貨準備の運用でかなり豪ドル（主に豪ドル政府債券）に投資したため、オージードルは1.00のパリティを超えてしまったというわけだ。<br />
<br />
現在世界には、トリプルＡの国が、11カ国しかない。その中で、資源国というのはオーストラリアとカナダだけ。世界中の投資家にとって安全資産が減っているため、オーストラリアには、継続して資金が流入するということになり、その状況が続く限りは、豪ドルは基本的に強いということになると予想している。<br />
<br />
<strong><a href="http://forexpress.com/jump/8452/">（後編に続く）</a></strong><br />
<br />
＊2013年04月03日の取材に基づいて記事を構成<br />
　（取材/文：香澄ケイト）</p>













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<p><strong><a href="http://forexpress.com/jump/8403/">【前編】ディーラーデビューはバーレーンで</a><br />
<font color=red>【中編】オーストラリアのJoeになる</font><br />
<a href="http://forexpress.com/jump/8452/">【後編】FXで為替の本質に近づく</a></strong><br />
</p>













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<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/05/images/1381145750.jpg" alt="" width="635" height="100">
</div>









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<p><a href="http://forexpress.com/trader/tfx.html"><strong>＞＞「The FxACE（ザ・フェイス）」インタビューラインアップへ</strong></a><br />
</p>













			]]></description>
      
      <guid isPermaLink="true">https://forexpress.com/column/tfx/entry-671.html</guid>
			<pubDate>Wed, 22 May 2013 06:46:00 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>tfx</dc:creator>
			<title>「オーストラリアで独自の進化を遂げる」―津田穣 氏[前編]</title>
      
      <link>https://forexpress.com/column/tfx/entry-670.html</link>
			<description><![CDATA[
				



<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/05/images/1457144838.jpg" alt="" width="635" height="159">
</div>









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<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/05/images/1462144876.gif" alt="" width="635" height="36">
</div>









<hr class="clearHidden">



<h4 ><br />
■一命を取り留めた事件の数々</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>　三菱鉱業（現三菱マテリアル）で石炭関係の指導者をしていた父親の転勤で、私が生まれて間もなくして、家族で東京から北海道に引っ越した。私たちが北海道に渡る際乗った青函連絡船の「洞爺丸」は、復路で、日本海運史上最大といわれる事故で沈没し、大変多くの方が犠牲になっている。<br />
<br />
移り住んだ赤平市は、ちょうど北海道の真ん中あたりにある雪深い炭鉱町で、大自然に囲まれて、私は生き物が大好きな少年に育った。3歳のときにカエル獲りに行って、沼地に落ち、沈んでいたところを、近くを通りかかった中学生のお兄さんに助けてもらって一命を取り留めた。このように、一歩間違っていれば、現在の自分は存在しなかったと考えると感慨深いものがある。</p>













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<div class="column-image-right">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/05/images/1382146368.jpg" alt="" width="250" height="175">
</div>












<p>高校１年の１学期に東京に戻ってきて、都立青山高校に編入し、大学は早稲田に進学した。北海道ではスキーをよくしていたので、早稲田ではスキー同好会に入って、1年間の半分くらいを山で過ごしていた。部活は、３年生でリタイアするのが普通だが、４年生の最後の最後までスキーにのめり込んでいて、気がついときには、卒業試験のレポートを提出しておらず、卒業できないかもしれない状況になっていた。既に東京銀行（現、三菱東京UFJ銀行、以下、東銀）に就職が決定していたので、卒業できないとしたらとんでもないことになる。このときは本当に焦った。<br />
<br />
私はこういった一番肝心な局面でどこかズレている人間だと思っている。こんなだから、為替でもあまりスマートなディーリングができないのだろう。<br />
<br />
東銀に就職しようと思った理由は、海外へ行きたいと思ったからだった。東銀は、他行と比較すると国内店舗は少ないが、外国為替専門銀行であるがゆえに海外支店は多かった。外国為替、当時はそのなんたるかはまったく知らなかったにしても、この言葉の響きに海外の匂いを感じた。</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■父から受けた影響で東銀へ、そしてバーレーンへ<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>海外に対する興味を抱くようになったのは、父親からの影響が多分にあると思う。父親は、京都大学の工学部出身の技術屋を絵に書いたような人間で、とても厳格で、鉄人みたいな人だった。自分とはかなりタイプが違う。それゆえに、父に対する反動のようなものが私の生き方に表れているところがあるのだが、ドイツに炭鉱技術の指導に行ったりなどしていたので、父の友人のドイツ人がはるばる北海道の炭鉱町まで訪ねてきたりすると、父を尊敬せずにはいられなかった。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>また、38歳で亡くなった２つ年上の姉が、既に東銀に勤務しており、非常に優秀な人だったことが、自分が就職できた大きな理由だと考えている。東銀は、兄弟や親族が勤務していたら、就職することは不可能だったのだが、姉が優秀ならばその弟もできる人間であるはず、と会社は期待したのだろうが、実は、弟は、スキーにハマっていて、入行が危ぶまれるようなヤツだったわけだ。<br />
<br />
大慌てのレポート提出でギリギリ卒業でき、なんとか入行には間に合った。新入社員は80人程度。私も含めて、そのうち、3分の１程度が外為センターという貿易事務を取り扱う部署に放り込まれた。大抵の人は、外為センターに２年ぐらいいて、そこから、支店に出されることになる。<br />
<br />
私の配属先は、蒲田支店だった。ある程度エリートであれば、支店で営業をやらされてから、トレーニーや留学生として海外に行くのが次のコースなのだが、自分に、出番がなかなか回って来なかったのは、先に述べたような入行の際のつまずきがあったからだと考えていた。ハーバードにでも留学させてもらえれば、将来の幹部候補生みたいなのもの。そういった同期たちを心底うらやましがりながら蒲田支店で、どぶ板営業（飛び込み営業）に精を出した。<br />
<br />
蒲田支店では、為替予約も担当した。貿易業者からあがってくる為替を、本部のディーリングルームにつなぐ係りだった。この役は各支店にあり、支店の予約係を経験してからディーリングルームに異動というルートがあった。自分はそこに一縷の望みを掛けた。その願いが届いたのか、ある日、東京外為市場でもよく名前の知られていた、戸上支店長が「おまえ、海外へ行きたいなら、バーレーンに行くか」と私に訊いてきた。<br />
<br />
「バーレーン？それはどこなんですか？」まさか中東にある小さな国に自分が派遣されるとは思いもよらなかったが、まあ、“蒲田行進曲”よりは、少なくとも、英語がしゃべれるだろうし、しかも為替をディーリングできるのならば、願ってもないチャンスだった。<strong><a href="http://forexpress.com/jump/3120/">Vol.08にご登場されている佐藤三鈴さん</a></strong>の後任で、もう大変な方だから、失礼のないように、会社から釘を刺されてバーレーンへと向かった。</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■バーレーンで成功しないと“逆戻り”がモチベーション<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>東銀バーレーン支店のディーリングルームは、まるで高校の部室のようだった。自分のイメージしていたディーリングルームとはまったく違う。バーレーンなので、本部のディーリングルームとは違ってしかるべきだろうが、その小さな部屋が、どんどん流れ出てくるトイレットペーパーのようなテレックスの紙に埋まらないよう整理するのが、新人の最初の仕事だった。なんだかとんでもないところに来ちゃったなと思ったのが、第一印象だった。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-left">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/05/images/1447146474.jpg" alt="" width="175" height="250">
</div>












<p>しかし、オフィス体制は小規模であっても、東銀バーレーンの存在価値は大きかった。当時、オイルマネーがものすごく潤沢で、しかも、地理的に欧州マーケットのちょうど入口にあたっていたので、まず、アジア市場に付き合って、最後のほうはロンドン市場にバトンタッチするという特長的な位置づけだった。イスラムの国では、金曜日が休日（日曜日にあたる）ので、その日は当番制で出社し、１人で、為替も資金もオールラウンドでやらなくてはならなかった。このことが後になって大層役に立った。<br />
<br />
ディーリングは、バーレーン支店が初デビューだったので、当然のことながら、右も左もわからない。しかも、バーレーンで駄目だったら、つまりディーラーとしての適正がなかったら、日本に帰すぞ！と行く前に脅かされていた。自分だって、せっかく日本を脱出したのに、おいそれと“バーレーンで駄目でした”と帰って、地方の支店回りなんかするのはまっぴらごめんだと思った。逆に、バーレーンで成功したらロンドンやヨーロッパ、場合によっては憧れのニューヨークに転勤させてもらえるチャンスがあるかもしれない。それが一番のモチベーションとなり、ディーリングに励んだ。<br />
<br />
イスラム諸国は、世界中でも、土曜日と日曜日はビジネスが開いている。東銀バーレーン支店も土・日にやっているから、ここで為替のカバーができるというニーズがけっこうあった。例えばドル円120.50−55というレートが建っていて、カウンターパーティーから、 “テンミリオン（1,000万ドル）、ユアーズ”と50を打たれると、これは売って来ると踏んで、次は25−65などと、スプレッドを大きく広げて出してしまう。<br />
<br />
今では到底考えられないことだが、自分で勝手にプライスをクォートするということが、バーレーンの特色を活かしてできた、そんな時代でもあった。<br />
<br />
<strong><a href="http://forexpress.com/jump/8428/">（中編に続く）</a></strong><br />
<br />
＊2013年04月03日の取材に基づいて記事を構成<br />
　（取材/文：香澄ケイト）</p>













<hr class="clearHidden">



<p><strong><font color=red>【前編】ディーラーデビューはバーレーンで</font><br />
<a href="http://forexpress.com/jump/8428/">【中編】オーストラリアのJoeになる</a><br />
<a href="http://forexpress.com/jump/8452/">【後編】FXで為替の本質に近づく</a></strong></p>













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<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/05/images/1460145177.jpg" alt="" width="635" height="100">
</div>









<hr class="clearHidden">



<p><a href="http://forexpress.com/trader/tfx.html"><strong>＞＞「The FxACE（ザ・フェイス）」インタビューラインアップへ</strong></a><br />
</p>













			]]></description>
      
      <guid isPermaLink="true">https://forexpress.com/column/tfx/entry-670.html</guid>
			<pubDate>Wed, 15 May 2013 17:40:00 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>tfx</dc:creator>
			<title>「生き方を教えてくれた為替の世界で」―川合美智子 氏[後編]</title>
      
      <link>https://forexpress.com/column/tfx/entry-662.html</link>
			<description><![CDATA[
				



<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/04/images/1421222001.jpg" alt="" width="635" height="159">
</div>









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<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/04/images/1395222023.gif" alt="" width="635" height="36">
</div>









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<p><strong><a href="http://forexpress.com/jump/8322/">（中編はこちらから）</a></strong><br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■セミナーで心がけていること<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>個人の資産でトレードする場合は、会社組織の中でバジェットの達成を心配する必要はありませんから、むしろトレンドに沿ったやり方がいいのではないかと思います。私も、現在はトレンドフォローを重視しています。このやり方なら損切りと利益確定のオーダーをだしておけば、日中の忙しい時に相場をちらちら見る必要もありませんし、トレンドが変化したらその方向にポジションを張りなおせばいいわけです。<br />
<br />
こういうゆったりとしたトレードなら、例えば年率20％を目指しましょうということもお客さんに提案できますし、自分がこれ以上損したら取り返せないというところに追い込まずにすみますから。トレードでは常に客観的に見て判断することを求められますから、自分を追い込まないようにすることはとても大切なことなんです。</p>













<hr class="clearHidden">



<p>また、トレードの一番の面白さや醍醐味は、トレンドの波に乗ってポジションを増やして行く“利乗せ”です。年に何度かあるこの“利乗せ”のチャンスはそれまでの苦労やストレスを吹き消して充実感に溢れた気持ちにさせてくれます。この醍醐味のために、私は為替と付き合ってきたと言っても過言ではありません。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-left">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/04/images/1406251003.jpg" alt="" width="250" height="175">
</div>












<p>さて為替市場も市場参加者の移り変わりと共に誰もが参加した時代から変化していきました。輸出入企業も本業へ戻り、機関投資家もヘッジを外したり戻したりといったトレードを控えるようになりました。市場参加者が少なくなって取引量も減ったことでリーマンでも、採算が合わない銀行部門のライセンスを返上する方針に変わり、結局4年間で退職しました。当時はデリバティブ、特にオプション取引が流行し始めており、リーマンもそちらに重きを置くようになったからでした。<br />
<br />
彼らが市場を去ったのは、為替相場を商品や株の先物の延長線上で考える人達が多く、需給や材料で、あるいはファンダメンタルズの良し悪しやパワーで動かすことが出来ると考える人たちが多かったように思います。一時的には、100本（1億ドル）単位で振り回せばそれなりに動いた相場も次第に効果が無くなり、それこそトレンドに逆らった場合は、どんなに大玉を振り回しても負けてしまいます。企業戦士でも為替ディーラーではありませんから、為替の本質をつかむことができなかったのでしょう。ディーリング能力がよほど優れた人ではないと生き残れない時代になっていったんです。</p>













<hr class="clearHidden">



<p>当社は、個人がFXトレードに参加し始める5年ほど前の93年に最初に設立しましたから、レポートの配信は20年続けたことになります。2000年代前半には証拠金取引業に従事しましたが、結局我々の得手分野である「為替相場分析」に特化するため、2007年に新たに同じ社名で、投資助言会社として生まれ変わりました。<br />
<br />
当初は、分析レポートの配信や助言業部のみで、自分がセミナーの講師になるということはまったく想定していませんでした。人前で話をするなんてとても出来ないと考えていましたから。そんな時、友人の紹介で一度限りのつもりでお受けしたセミナー講師の仕事が、後に好評を得て、少しずつお話が来るようになったのです。現在では、いろいろなFX会社さんから講師の依頼を頂くようになりました。初めてのことでしたが、失敗を恐れずにチャレンジしたことで違う道が開けたことになります。</p>













<hr class="clearHidden">



<p>私は、自分自身のことを歩みがのろくて人より理解するのが遅い性質（たち）だと思っています。だから人が理解出来ない部分がよくわかるんですね。あっ、こんなこともわかっていないんだなって。ちょっとしたことがわからないだけで、FXトレードに参加出来ないなんてつまらないではないですか。ですから、私は、時には易し過ぎることはあっても難しい表現を避けて、誰にでもわかるようにセミナーを心がけているつもりです。難しい専門用語や経済用語、業界用語はたくさんありますが、それを全て理解する必要もないし、使う必要もないと思っていますから。相場の本質はそんなものでは説明がつきませんし、相場自体は経済の変数ではないのですから。相場は波動を描いて動き、その材料は後からついてくるみたいなところが多いんです。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>ユーロ危機にしても本来は金融不安に陥るかどうかを見極めること、そのためにはまず、危機国の信用リスク、つまり国債市場の動きを見ることです。流動性が枯渇して金融機関がどんどん潰れてしまうとか、国債価格が暴落してユーロ圏の国債市場がおかしくなってしまうとかでなければ、パニックになることはありません。押さえるべきポイントについてお話するようにしています。為替は、最終的には常識が生きる世界なんです。<br />
<br />
最近では個人でトレードしている方が本当に増えました。1分足や5分足を駆使して頻繁にトレードして利益を得ている方たちも多いと聞いています。それはそれで材料に振り回されずに相場の動きを追いかけているのですから、正しいやり方でもあるのでしょう。けれども、儲かるときガーッと儲かるんだけど、はずれ始めると、もうどうしていいかわからない、という状態に陥ってしまう人も沢山います。そういう人たちには相場の基本的な考え方や、もっとゆったりとトレードする方法などを伝えたいと思いセミナーの講師を引き受けています。</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■為替は人生そのもの<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>為替には、生き方を教わっているような気がします。トレードで同じ失敗を繰り返してしまい、あっ、またやっちゃったと反省してみたり、儲かると相場の真髄が分かったような気分になってしまったり、その後やられて落ち込んだり等々。トレードしていることが人生の縮図のようなところがあります。為替の仕事を通じて自分の財産になるような人たちにもめぐり合い、横の繋がりも増えました。為替相場とともに自分自身も成長させて貰ったような気がします。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-right">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/04/images/1431250778.jpg" alt="" width="175" height="250">
</div>












<p>たまたま東銀が為替専門銀行であり、配属されたところがその中枢の為替資金部であったことが今の私の原点ですが、東銀を出てからの方が古巣の素晴らしさを知ることになり、またその後の人との出会いや仕事が自分の人生の財産になっていると思います。いま人生半ばを過ぎてから思うこと、それは若林栄四のペンタゴン分析が日々進化していくところを見ながらこれをサポートすることだと考えています。研究者の助手のような立場といえるでしょうか。ですからその役目が終われば自分も引退するつもりです。<br />
<br />
そうしたら、今度は自分のやりたいことに没頭します。時間があれば海外旅行と温泉にどっぷり浸かることですが、為替について思い描いている夢、それは60歳でも70歳でもやれるトレード法のようなのを、確立すること。相場と向き合うことは年を経ても可能です。頭さえボケなければ、の話ですが。以前は、夜中でも起きてトレードしていましたけれど、最近は朝が早いので損切りを置いて寝るようにしています。また、ここを切れたらひっくり返す、なんてオーダーも要所では出すことがあります。</p>













<hr class="clearHidden">



<p>このように年齢の変化などに伴って、徐々にトレード方法が変わってくることを私自身が経験していますから、“体力をそんなに使わないで地道に稼ぐ、高齢者のためのFX法”なんていうものを“川合美智子塾”としてやれたらいいと考えています。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p><strong>（全編終了）</strong><br />
<br />
＊2013年03月22日の取材に基づいて記事を構成<br />
　（取材/文：香澄ケイト）</p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-center">
	<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4534050526/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=7399&amp;creativeASIN=4534050526&amp;linkCode=as2&amp;tag=forexpress-22">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/04/images/1369223603.jpg" alt="" width="635" height="160">
	</a>
</div>









<hr class="clearHidden">



<div class="entry-container"><blockquote><strong>川合美智子、著書「FXプロの定石」に込める個人投資家への思い</strong><br />
<br />
『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4534050526/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4534050526&linkCode=as2&tag=forexpress-22"><strong>「FXプロの定石」</strong></a>は、ある程度自分でFXトレードできるようになって、ふと迷ったり悩んだりして、もう一度原点に返って自分を見直してみたいときに読んで貰いたい、小学生向けではないけれど、成長半ばで肉体と精神が不安定な状態の中学生を教える教師のような存在を意識して書きました。<br />
<br />
自分でトレードを重ねている内に、なんだかわかったようなつもりになっていても、意外とそうでなかったり、思い込んだりしていることがたくさんあります。そういうときに、つまづいてしまうと軽い怪我なのに、表面の怪我は治っても心が痛みを覚えてしまって恐怖が先にたつことがあります。なんかやり方違うかなと思ったときに参考にしていただきたい本です。<br />
<br />
相場と対峙するための基本的な考え方や姿勢が中心の内容になっていますが、決して難しくないトレンドに乗るための方法や、儲けるためのさまざまな実用的ヒントも載っています。例えば、シドニーマーケットは、ほとんど参加者がいませんから、“ダマシ”で大きく変動することが多く、その動きは無視するくらいでもいいですし、逆にシドニーのクセを活かした「隙間トレード」で利益を上げることもできます。<br />
<br />
実際に私自身が行っている、スイング・トレードのテクニックをわかりやすく体系的にまとめてありますので、“個人投資家さんに実際に使ってもらえる基本書”として、私のモットーとする、“為替相場と楽しくと付き合っていく”ための、ご参考としていただければ幸いです』</blockquote></div>













<hr class="clearHidden">



<p><strong><a href="http://forexpress.com/jump/8296/">【前編】東銀女性ディーラーのパイオニア</a></font><br />
<a href="http://forexpress.com/jump/8322/">【中編】カスタマーディーラー、深夜奮闘する</a><br />
<font color=red>【後編】70歳になってもやれるトレード法の確立</font></strong></p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/04/images/1442222288.jpg" alt="" width="635" height="100">
</div>









<hr class="clearHidden">



<p><a href="http://forexpress.com/trader/tfx.html"><strong>＞＞「The FxACE（ザ・フェイス）」インタビューラインアップへ</strong></a><br />
</p>













			]]></description>
      
      <guid isPermaLink="true">https://forexpress.com/column/tfx/entry-662.html</guid>
			<pubDate>Thu, 25 Apr 2013 08:00:00 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>tfx</dc:creator>
			<title>「生き方を教えてくれた為替の世界で」―川合美智子 氏[中編]</title>
      
      <link>https://forexpress.com/column/tfx/entry-661.html</link>
			<description><![CDATA[
				



<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/04/images/1368221633.jpg" alt="" width="635" height="159">
</div>









<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/04/images/1407221655.gif" alt="" width="635" height="36">
</div>









<hr class="clearHidden">



<p><strong><a href="http://forexpress.com/jump/8296/">（前編はこちらから）</a></strong><br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■東銀を出る<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>自分にとってチャートはまさしく“心のよりどころ”。相場は、ファンダメンタルズや材料で動くと考えている人が圧倒的に多いのではないかと思いますが、実際は、相場のほうが速く動いて、理由は後からついてくることも多いので、テクニカル分析が必要になってくるんです。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>例えば、オージーのように、金利は高いし、ファンダメンタルズも良好だと思って買っていても、皆がそう思っているからポジションが偏りやすいというリスクがあります。ロングの投げで急にズルズルズルと落っこちていってしまうこともありますから、そういうときに１つ信じられるもの、例えば一目均衡表だったら、雲が切れたらとか基準線が切れたらなどというポイントを抑えておくと、自分の心のよりどころ、つまり損切るなり利食うなり１回やめるなりという決めどころにはなるはずなんです。それが、私の場合は、ローソク足チャートなんです。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-right">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/04/images/1404250459.jpg" alt="" width="175" height="250">
</div>












<p>84年4月に実需原則が撤廃されると為替のディーリングが非常に活発化しました。相場変動も大きくなってNHKや民法の取材が来たりすると、当時はまだ女性ディーラーが珍しいので、TVカメラの前に立って相場状況を説明したりする機会も増えました。例えば、輸出入業者は実需原則が撤廃される前まで実需取引の裏づけがないと為替取引が出来ませんでしたが、その規制が撤廃されたことによって、為替取引が自由にできるようになったのです。それまで通貨の売り手であった輸出企業もヘッジのためにドルを買っていいし、輸入企業もドルを売っていいことになりましたから、輸出予約を取り過ぎてしまった分を買い戻して、もっといいところで売ろうとか、まさに為替のディーリングを、企業がこぞって行うようになりました。これに商社や生損保、証券会社などの機関投資家も加わり、おかげで85年以降は、為替取引は飛躍的に増加しました。これらの人々は、時には100本（１億ドル）といった大きい玉（オーダー）を振り回して、市場を動かすような状況になって行きました。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>そうなってくると、取引ボリュームが大きくなりますから、お客さんが売ったり買ったりしてくれるだけで手数料収入や、インターバンクも儲かるチャンスが生まれます。インターバンク・ディーラーや、その橋渡しとなるカスタマー・ディーラーの数も増員されましたし、それと同時に外銀などからのヘッドハンティングも盛んになっていきました。中でも、東銀は外国為替専門銀行で専門分野での人材の宝庫でしたから、格好のターゲットにされ、大勢のディーラーが流出して行きました。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>私も、数社からのヘッドハンティングのオファーを受けて、結局セキュリティーパシフィックナショナルバンク（以下、セパック）に転職することになりました。ヘッドハンティングは自分の価値を高く売ることが必須です。転職先の会社が長期間の雇用を保証してくれるわけではないからです。バジェットを達成できなければ即、首になっても仕方がない世界ですから、入社すれば実力勝負になります。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>実力があるかないかは1年後の評価次第ということになりますが、最初が肝心ですから自分で給与交渉もしました。期待した利益が達成出来なかった場合は給料を半分にしてくれても構わないからと言って、提示金額より上げて貰うことが出来ました。結果的にはその年はボーナスも貰い、幸運なことに翌年は給料も20%上がりました。バブルの頂点だったということでしょう。当時は５年も持てば上出来だと思っていましたから、勇気を振り絞って強気で交渉したのが正解でした。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■カスタマーディーラーでお客のケアに励む<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>外資に入って気づいたのは、東銀は外銀と変わらないということでした。特に最初の転職が米銀でしたから環境も良く似ていたのです。東銀では、役職者でも役職名で呼ばれることはなく、トレーニー以外（研修生は奴隷ニーとも呼ばれていて、さん付けで呼ばれることはありませんでした）は部長でも「○○さん」でした。女性は皆ファーストネームで呼ばれるのが当たり前。お茶だって女性が入れるのが当たり前という先入観もなく、セルフサービスが基本でした。米銀では実力勝負でしたから、上司であっても意見やアイディアは直接通ります。結果を出せばボーナスも貰えます。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>東銀では、さすがに結果を出してもお給料が増えることはありませんでしたが、上司や部長でもストレートに意見が言える環境でした。辞めてから改めて、東銀での職場環境の良さや優秀な人材が多かったことを実感しました。外銀で実力を発揮できたのも東銀だからこそ育ててもらえたんだと思います。外に出てみていい銀行だったことをしみじみ感じました。東銀に入行していなければ、恐らく私はとっくに富山の田舎に帰って、結婚でもして、今頃は孫でもいるような生活を送っていたことでしょう。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>さて、東銀を去る前の私の担当は、石油会社でしたが、石油関連のお客さんをセパックに持っていくようなことはしませんでした。恩義がありましたからそんなことはとてもできませんでした。というわけで、セパックに入ってからは、馴染みの少ない商社、メーカー、証券会社を相手に積極的に営業しましたが、折りからのブームで当時の為替市場での取引が活発であったことが幸いして多くの新期顧客の獲得に繋がりました。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>私がディーラーになるきっかけを作ってくださった若林さんは、私が退職する2年前に既に東銀を辞められてNYの日系の証券会社に転職されていました。本人曰く、自分はマネージメントに向いていない。銀行の役員になるより、トレーディングをやりたい、というのが移られた理由でした。というわけで、私がセパックに移ってからは、今度は、上司からお客さんとしてご縁が続くことになりました。そして、現在では当社の代表であり、またペンタゴン分析者としての顔、相場大局観の鋭さを目の当たりにする日々を送っています。不思議な縁で一緒に働くことが出来ることを、本当に幸運なことだと感じています。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-left">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/04/images/1446250579.jpg" alt="" width="175" height="250">
</div>












<p>この仕事をやるきっかけになったのは若林さんですが、東銀時代に、怒られながら鍛えられていった日々も、今では懐かしい思い出です。男性陣と同じように分け隔てなく平等に鍛えてもらった、そういう育て方をしてもらったから、私は、30年余の長い年月を為替の世界で生きて延びてこられたのだと思っています。<br />
<br />
カスタマーディーラーは、夕方になると自分のお客さんのオーダーを、海外の本支店に流して翌朝にその結果をお客さんに報告をします。まず、東京市場が終わったところでロンドンへオーダーを送り、ロンドン支店がNY支店へ、そしてNYがシドニーに転送して、シドニーから結果報告を受け取るというパターンです。どこかの市場で（大抵相場が大きく動くのは日本時間の深夜1時〜3時）損切りがついたりすると、夜中であってもお客さんに連絡が行くし、私の家にも電話がかかってきます。</p>













<hr class="clearHidden">



<p>そんなときはお客さんからも、「出して置いたオーダーにストップがついてしまったんだけどどうしよう」とか、｢注文を出したいんだけど｣など電話が入りますので、昼夜に関わらず夜中でも対応しなくてはならないことが、カスタマーディーラー時代の大変さといえば、いえたかもしれません。<br />
<br />
自分自身でポジションを持たない分、お客さんのケアをしなくてはいけないので、そういうところはプレッシャーと緊張感がありました。自分だったら損切りするところだけれども、切らない人もいますから。だから、どこでナンピンするかとか、あるいは、損切りしたら次の手も一緒に考えなければならない。本当にトレンドが変わってしまった場合は手遅れにならないうちに、切ってもらわなければなりません。こういう時は、お客さんはもちろんですが、我々カスタマーディーラーも精神的にも肉体的にも大きなストレスがかかります。利益を取り戻すまでのレスキュー作戦に入るからです。</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■自己ディーリングの楽しさ<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>セパックには約３年程度在籍したのですが、たまたまバンク・オブ・アメリカに吸収合併されることになり、迷った末にリーマン・ブラザース（以下、リーマン）に移りました。リーマンは証券会社でしたが、為替市場が活況を呈しているため銀行のライセンスを取得して、東京で為替取引に参入する計画がありましたから、セパックのチームでリーマンに移ったんです。リーマンでは、お客さんを開拓しながら、自分でもディールを行いました。<br />
<br />
そこで初めて自分でポジションを持ったのですが、お客さんに切らせるのではなく、自分で損切り出来るということが精神的にはどんなにか楽になりました。お客さんのポジションを考えて散々ハラハラドキドキしましたから、自分でやるディーリングはとても楽しかったです。</p>













<hr class="clearHidden">



<p>会社では決められたロスリミットがありましたから、それを守りながら収益を上げるディーリング方法については試行錯誤しました。ロスリミットに到達すると、次の月までディーリング停止になってしまいます。そうなると折角チャンスが到来してもディーリング出来ないことになります。組織の中で行うディーリングは利食いも損切りも早く手仕舞うのが鉄則でした。ディーラーは、1年間のバジェットが決められていて、例えば半年で利益を達成してしまったら残りの半年は全くトレードしなくてもいいし、逆に成績がはかばかしくない場合は、そのバジェットを達成するための最大の努力をしなくてはいけないわけです。<br />
<br />
いくらバジェット以上の儲けが出たとしてもボーナスは一緒ですから、あんまりよけいなことをして減らしてしまうよりは賢明ということです。逆に、マイナスになったらボーナスはもらえませんから、そうならないように必死でした。<br />
<br />
<strong>（後編に続く）</strong><br />
<br />
＊2013年03月22日の取材に基づいて記事を構成<br />
　（取材/文：香澄ケイト）</p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-center">
	<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4534050526/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=7399&amp;creativeASIN=4534050526&amp;linkCode=as2&amp;tag=forexpress-22">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/04/images/1393223506.jpg" alt="" width="635" height="160">
	</a>
</div>









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<div class="entry-container"><blockquote><strong>川合美智子、著書「FXプロの定石」に込める個人投資家への思い<br />
</strong><br />
『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4534050526/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4534050526&linkCode=as2&tag=forexpress-22"><strong>「FXプロの定石」</strong></a>は、ある程度自分でFXトレードできるようになって、ふと迷ったり悩んだりして、もう一度原点に返って自分を見直してみたいときに読んで貰いたい、小学生向けではないけれど、成長半ばで肉体と精神が不安定な状態の中学生を教える教師のような存在を意識して書きました。<br />
<br />
自分でトレードを重ねている内に、なんだかわかったようなつもりになっていても、意外とそうでなかったり、思い込んだりしていることがたくさんあります。そういうときに、つまづいてしまうと軽い怪我なのに、表面の怪我は治っても心が痛みを覚えてしまって恐怖が先にたつことがあります。なんかやり方違うかなと思ったときに参考にしていただきたい本です。<br />
<br />
相場と対峙するための基本的な考え方や姿勢が中心の内容になっていますが、決して難しくないトレンドに乗るための方法や、儲けるためのさまざまな実用的ヒントも載っています。例えば、シドニーマーケットは、ほとんど参加者がいませんから、“ダマシ”で大きく変動することが多く、その動きは無視するくらいでもいいですし、逆にシドニーのクセを活かした「隙間トレード」で利益を上げることもできます。<br />
<br />
実際に私自身が行っている、スイング・トレードのテクニックをわかりやすく体系的にまとめてありますので、“個人投資家さんに実際に使ってもらえる基本書”として、私のモットーとする、“為替相場と楽しくと付き合っていく”ための、ご参考としていただければ幸いです』</blockquote></div>













<hr class="clearHidden">



<p><strong><a href="http://forexpress.com/jump/8296/">【前編】東銀女性ディーラーのパイオニア</a></font><br />
<font color=red>【中編】カスタマーディーラー、深夜奮闘する</font><br />
【後編】70歳になってもやれるトレード法の確立</strong></p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/04/images/1396221970.jpg" alt="" width="635" height="100">
</div>









<hr class="clearHidden">



<p><a href="http://forexpress.com/trader/tfx.html"><strong>＞＞「The FxACE（ザ・フェイス）」インタビューラインアップへ</strong></a><br />
</p>













			]]></description>
      
      <guid isPermaLink="true">https://forexpress.com/column/tfx/entry-661.html</guid>
			<pubDate>Wed, 17 Apr 2013 10:40:00 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>tfx</dc:creator>
			<title>「生き方を教えてくれた為替の世界で」―川合美智子 氏[前編]</title>
      
      <link>https://forexpress.com/column/tfx/entry-660.html</link>
			<description><![CDATA[
				



<div class="column-image-center">
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<h4 ><br />
■遅咲きの青春は今</h4>













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<p>現在の私からは、まったく想像できないと言われますが、子供の頃は本当に虚弱体質で、小学校も半分くらいしか行っていません。また、これも信じてもらえないでしょうが、大変な偏食家でもありました。食べられるものを数えた方が早かった位です。野菜も果物も嫌い、肉、魚類などがダメ、乳製品も嫌い。唯一、卵とじゃがいもが大好き。というわけで卵焼き、コロッケ、ハム、ソーセージ、そしてなぜか、しめ鯖とイカのフライが大好きでほとんどこんな偏ったもので育ちました。こんな私ですから病弱で子供の頃のあだ名は「ガラっぱち」。鶏ガラのように痩せた子供でした。<br />
</p>













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<p>二十歳（はたち）を過ぎてもまだひょろひょろとしたモヤシのような体系で体力もなく声も小さく引っ込み思案でしたが、社会人として日々鍛えられていく中で、偏食どころではなくなったのと、外に出てみて初めて世の中には美味しいものたくさんあるということを知り、今では、よく食べよく飲み昔の偏食を取り戻すかのようです。私のブログ<a href="http://www.trade-trade.jp/blog/kawai/"><strong>「川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法」</strong></a>で、日々、チャートポイントやトレンドの方向をお伝えしつつ、「ワカバヤシ　エフエックス　アソシエイツ」（以下、当社）のある東京・人形町界隈のプチグルメ情報もご紹介しているくらいです。<br />
<br />
それまでの引っ込み思案な性格が変化したのは、今から思えば30歳近くになってから、遅咲きの為替ディーラーになったことがきっかけだったと思います。<br />
<br />
このブログのタイトル、「為替相場と楽しく付き合う方法」は、しんどい思いやスランプはあっても、相場で儲ける喜びの方が大きいことを皆さんに伝えたいという思いから名付けました。相場って儲からない時は自分が正しいことをやっていても儲からないし、判断を誤れば傷も深くなり、苦しむことも多いですが、それ以上に波に上手く乗れて儲かるときの喜びの方が大きいと思うのです。苦しむことも必要ですが、それを乗り越えて楽しくトレードできる時間というのも結構あるんです。</p>













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<p>精神的に追い詰められた状況下では結果的に儲からないですから、自分を追い込まないように心がければ気持ちも楽になります。楽しくというのは、そういう意味合いでもあるんです。為替は、生涯現役でできますから、自分自身も、これからも失敗はあってももっと楽しく永く相場と付き合っていけるように心がけたいと思っています。<br />
<br />
私は、虚弱体質だったせいか、たぶん普通の人よりも人生の歩みも相当のろく、15年ほど晩生（おくて）なのではないかと思います。その分を取り戻すべく、もうちょっといろいろなことにチャレンジしながら頑張るつもりです。東京銀行（現三菱東京UFJ銀行、以下、東銀）や外銀での長年におよぶディーラー経験の延長線上にある現在の仕事は、今までの自分の人生の中での集大成として最も充実感があります。体力的にはしんどい年齢ですが、遅れてきた青春時代を今、私は謳歌しているような気がします。</p>













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<h4 >■東銀女性ディーラーのパイオニア<br />
</h4>













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<p>東銀の就職試験を受けたのは、中学１年生のときに珠算の１級を取得していて、数字イコール銀行みたいなイメージがあったことと、他に別段特技もなかったからでした。東銀が、外国為替の専門銀行だということは知っていましたが、当時は外国為替自体がまったくわかっていませんでした。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>そんな私が配属されたのは、本店の外国総務部為替課のバックオフィス。東銀の国内33店舗の為替の取扱高を集計して日銀に報告するという仕事が最初でした。たまたま、結婚退職する先輩がいて、補助要員として配属されたことがきっかけです。課内の配置転換でバックオフィスの仕事をほぼ経験した頃には7年が経過していました。ちょうど、為替取引の増加に伴って、凄腕ディーラーとして有名だった若林栄四さん（「ワカバヤシ　エフエックス　アソシエイツ」代表取締役、NY在住）が課長であった頃、女性もアシスタントではなく、ディーラーとして育成しようという話になり、たまたま私に白羽の矢が当たったという次第です。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>なぜ私になったか、それは、私を含めた3人の候補のうち2人が嫌だと断ったからでした。バックオフィスでの職務も一巡していた頃であったので、同じことを続けるのではなく新しいこともやってみるか、くらいの気持ちだったんですが、それが現在の仕事の基盤になるとはその時は思ってもみませんでした。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>ディーリングルームでの仕事は、わからないことだらけで、最初は本当に苦労しました。<br />
まずは、顧客を担当するカスタマーディーラーの見習いと顧客のポジション集計からスタートしました。上司や先輩達は、聞けば教えてくれますが、何を質問していいのかさえわからない状態なのです。しかも怒号が飛び交う中で余りにも忙しそうで、声を掛けるのさえはばかれます。仕方なく電話での会話や人のふりを見ながらいろはを学び、覚えるしかありませんでした。それこそ調理場の鍋のソースを舐めて、そのワザを盗むみたいな感じです。当時は若手行員のトレーニー制度があって、男子行員をディーリングルームで育てて海外や国内本支店に人材を還元することもやっていたので、どうしても女性は二の次になってしまいがちでしたが、それでも、教えてくれるという意味では、きちんと男女平等に教えてくれるところでした。後になってそのことに感謝することになるのですが、当時は充実感と緊張感で必死に自分の仕事を消化する毎日でした。</p>













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<h4 >■長い、チャートとの付き合い<br />
</h4>













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<p>若林さんが為替課長の時代から、ディーリングルームではテクニカル分析も取り入れるようになり、皆がチャートを付けるようになりました。私も事務になれた頃からローソク足を自分でつけるようになりましたが、当時は誰が売った、買ったというような情報やファンダメンタルズ分析が主流でしたから、「ここを切れたら下がる」「これを抜けたら上がる」なんでいうアドバイスは始めの頃はお客さんにも受けませんでしたが、徐々に効果が出てくると、指名も多くなり、このあたりから、カスタマーディーラーとして1人前になっていったような気がします。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-left">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/04/images/1464250257.jpg" alt="" width="250" height="175">
</div>












<p>チャートは、今でも数種類の通貨の日足と週足と月足を手書きしていています。手書きにこだわる理由は、2つあります。一つは、画面上で見ているよりも、自分の手で描いたほうが数字や波動が頭に中に入りやすいということと、重要な転換ポイントなども視覚で覚えておけることです。ここを切ると危ない、といった感覚を養うためです。それから、これは重要なポイントですが、シドニー市場の動きを無視するためでもあります。というのは、シドニー市場は参加者が少なく、「ダマシ」の動きが出易いからなのです。私のチャートは東京市場の午前9時を寄り付きとし、ニューヨークの現地時間午後5時を終値として1日の足を描くものです。こうしてダマシの動きを排除したチャートを作っているのです。<br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<p>今はインターネットの世界になって、簡単にチャートを見ることができますが、個人投資家の皆さんにも、一つでも二つでも自分で、手書きで付けてみることをお勧めします。相場観が変わってくるのではないでしょうか。<br />
</p>













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<p>手書きが面倒だという人は、続くもの、つまり簡単なものでやればいいんです。続かないんだったら、毎日でなくて週足ぐらいでもいい。そうすると、中期的なところが見えてくるから、じゃ、長めに見てここを買ってもいいとか売ってもいいとか、そういうところもわかってくると思います。<br />
<br />
自分が分析する際には、ボリンジャー、移動平均線、ポイント＆フィギャーなど、ほとんどのテクニカルインディケータを参考にしていますが、チャートとしては、ローソク足が中心で、補助的に一目均衡表も見ています。それこそトレンドラインだけでやっても大丈夫だと思っていますが、基本的にはローソク足チャートの「顔」を見て方向性を判断します。つまりチャートを広げたときにローソク足の個々の形状や流れを見て相場の勢いや上げか下げかを予測するわけです。</p>













<hr class="clearHidden">



<p>私自身も個人投資家の目線でFXをやるようになってからは、トレードのやり方をトレンドフォローに変えています。通常は24時間から1週間ほどのタームで勝負しますが、まず週足や月足で予め大きな流れを把握してから、時間足や日足で短期トレードに入ります。つまり、短期トレンドと中・長期トレンドが同じ方向で場合は、ある程度損切りポイントを深くしても耐えられますが、短期トレンドが長期と異なる場合はトレンドがいつ変化しても対応できるように損切りを浅くします。その方がアヤ取りで短期勝負で負けることがあっても長期的なトレンドに逆らわないことになりますから、結果的には“ヤラレ”が小さくて済むんです。<br />
<br />
<strong><a href="http://forexpress.com/jump/8322/">（中編に続く）</a></strong><br />
<br />
＊2013年03月22日の取材に基づいて記事を構成<br />
　（取材/文：香澄ケイト）</p>













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<div class="column-image-center">
	<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4534050526/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=7399&amp;creativeASIN=4534050526&amp;linkCode=as2&amp;tag=forexpress-22">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/04/images/1425223366.jpg" alt="" width="635" height="160">
	</a>
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<div class="entry-container"><blockquote><strong>川合美智子、著書「FXプロの定石」に込める個人投資家への思い<br />
</strong><br />
『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4534050526/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4534050526&linkCode=as2&tag=forexpress-22"><strong>「FXプロの定石」</strong></a>は、ある程度自分でFXトレードできるようになって、ふと迷ったり悩んだりして、もう一度原点に返って自分を見直してみたいときに読んで貰いたい、小学生向けではないけれど、成長半ばで肉体と精神が不安定な状態の中学生を教える教師のような存在を意識して書きました。<br />
<br />
自分でトレードを重ねている内に、なんだかわかったようなつもりになっていても、意外とそうでなかったり、思い込んだりしていることがたくさんあります。そういうときに、つまづいてしまうと軽い怪我なのに、表面の怪我は治っても心が痛みを覚えてしまって恐怖が先にたつことがあります。なんかやり方違うかなと思ったときに参考にしていただきたい本です。<br />
<br />
相場と対峙するための基本的な考え方や姿勢が中心の内容になっていますが、決して難しくないトレンドに乗るための方法や、儲けるためのさまざまな実用的ヒントも載っています。例えば、シドニーマーケットは、ほとんど参加者がいませんから、“ダマシ”で大きく変動することが多く、その動きは無視するくらいでもいいですし、逆にシドニーのクセを活かした「隙間トレード」で利益を上げることもできます。<br />
<br />
実際に私自身が行っている、スイング・トレードのテクニックをわかりやすく体系的にまとめてありますので、“個人投資家さんに実際に使ってもらえる基本書”として、私のモットーとする、“為替相場と楽しくと付き合っていく”ための、ご参考としていただければ幸いです』</blockquote></div>













<hr class="clearHidden">



<p><strong><font color=red>【前編】東銀女性ディーラーのパイオニア</font><br />
<a href="http://forexpress.com/jump/8322/">【中編】カスタマーディーラー、深夜奮闘する</a><br />
【後編】70歳になってもやれるトレード法の確立</strong></p>













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<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2013/04/images/1429221431.jpg" alt="" width="635" height="100">
</div>









<hr class="clearHidden">



<p><a href="http://forexpress.com/trader/tfx.html"><strong>＞＞「The FxACE（ザ・フェイス）」インタビューラインアップへ</strong></a><br />
</p>













			]]></description>
      
      <guid isPermaLink="true">https://forexpress.com/column/tfx/entry-660.html</guid>
			<pubDate>Wed, 10 Apr 2013 00:30:00 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>tfx</dc:creator>
			<title>「“冷静”と“狂気”で相場に勝つ」 ―田代岳 氏 [後編]</title>
      
      <link>https://forexpress.com/column/tfx/entry-557.html</link>
			<description><![CDATA[
				



<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2011/12/images/1381043410.jpg" alt="" width="635" height="159">
</div>









<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-center">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2011/12/images/1409043427.gif" alt="" width="635" height="36">
</div>









<hr class="clearHidden">



<p><strong><a href="http://forexpress.com/jump/6304/">（中編はこちらから）</a></strong><br />
</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■自分のスタイルを持つ重要性<br />
</h4>













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<p>とは言っても、優秀な個人投資家はごく一部であって、大多数の方たちは、それほど高いレベルではないので、セミナーなどで通じて、お役に立てるような話をさせてもらっている。ファンダメンタルズで儲けるかテクニカルで儲けるかというのがあるが、個人の方はテクニカルのウェイトを高くしないと勝ちにくいのではないかと思っている。<br />
<br />
大抵の個人投資家は専業トレーダーではないので、ずっと相場にへばりついてスキャルピングをやることが無理な人たちが多い。その場合、ファンダメンタルズを基本にして、実際ポジションを取るときはテクニカルでやることをお勧めしている。</p>













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<div class="column-image-right">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2011/12/images/1359471011.jpg" alt="" width="200" height="140">
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<p>また、セミナーでは通貨の歴史なども話させていただいている。1600年ぐらいまでは経済も文化も通貨もアジアやオスマントルコが非常に強い、つまりアジア優勢の時代だったのだが、ルネッサンスから大航海時代や産業革命を経て、西洋に軸が移って、それがまた400年ぶりにアジアに回帰しているように見受けられる。<br />
<br />
通貨の歴史は、栄枯盛衰。こういった「地殻変動」は単に経済な部分だけで、その通貨が上がったり下がったりするだけではない、もっと壮大なものだと思っている。その中では、人間ひとりひとりの努力など関係なく、ましてや相場でさえそんなものに飲み込まれてしまう。相場で儲けるには直接関係ないものかもしれないが、通貨で、世界で、戦っていくには、抑えておきたいところだ。</p>













<hr class="clearHidden">



<p>例えば、ユーロ危機に関して言えば、ギリシャはしょっちゅうデフォルト起こしていて、誰が見ても、あれはユーロへの裏口入学だと思うが、やはり「アリストテレス」や「ソクラテス」は入れなきゃまずよね、というヨーロッパの歴史がある。現在の状況は、その温かい心が裏目に出ているように思えるが。<br />
<br />
個人投資家の方は、基本的に、自分の生活スタイルやメンタリティなども含めて、10〜20銭取るのが向いているのか、あるいは100〜200ポイントを取るのかいいのか、はたまた、もっとゆったりと外貨預金感覚でレバレッジを上げないで10〜20円抜きにいくのかなど、自分のスタイルを持っていただきたいと思っている。</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■「決め球」を広げる<br />
</h4>













<hr class="clearHidden">



<p>短期的にドーンと大儲けするという投資商品は絶対にないので、こういったものに惑わされないで、為替のトレーディングのみならず、自分の取引スタイルを確立して、様々な金融商品にチャレンジし、ピッチャーで言えば「決め球」を広げていくようにして、末永く相場を楽しめるように心がけてみられたらいかがだろうか。<br />
<br />
僕は、生活は、自分の仕事（現在は個人事業主として）をしてお給料をいただいた部分で、していきたいという考え方をしていて、トレードは、生活のためというよりは、資産を増やすための位置づけにしている。為替をやっていたので、他の投資商品であっても勉強すれば、やり方を把握しやすい。</p>













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<div class="column-image-left">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2011/12/images/1347470880.jpg" alt="" width="200" height="140">
</div>












<p>同様に、FXをしている方は、為替相場が、為替マーケット単体で動いているわけでなく、株や債券や商品など全てのマーケットと絡み合って動いているのを知ることになるので、他のマーケットに入っていきやすいはずである。<br />
<br />
最近は目からウロコだったのが、木ばかりでなく森も見るということ。貴金属をCFDでトレードしているが、金をトレードするからと言って金市場だけ見ているのではなく、商品相場を見なくてはならなかったのが、昨年５月のQE２が終了のときだった。QE２が終わった瞬間にCRB指数（国際商品先物指数：以下、CRB）は急落して、ダウントレンドが鮮明になった。</p>













<hr class="clearHidden">



<p>5月は、通貨が信用できない、国債が信用できないという理由で金が急騰していた時期で、金だけ見ていると商品が下がっているのかどうかはわからなかったのだが、実は、CRBを見ていれば商品（食料品や他の貴金属）の方が、先行して大きく下落していることがわかったはずだ。<br />
<br />
つまり、QE２はインフレを加速させる材料になったこともあり、QE２の終了によって、一番明確に、相場の転換を表しているのが、CRBだったのである。商品はマーケットが小さい分、騙す時間も短い。商品やっている投資家で、生き残っている人たちは、相場師の人が多い。そういう意味で商品は、他のマーケットと比べて独特であり、それが魅力でもあると思っている。</p>













<hr class="clearHidden">



<h4 >■スマートな投資家作りのお手伝い<br />
</h4>













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<p>実は、銀行を辞めてから、事業家になれたらいいとぼんやり思い描いていたのだが、ありがたいことに、最近仕事が増えていて、自分の活動の中から徐々に事業っぽいことが広がりつつあり、夢が叶い始めているように思う。今、ようやく本当にやりたいことに到達したのかもしれない。<br />
<br />
そして、これからの自分の目標は、20年以上の為替ディーラーの経験を基にして、社会に投資を通して、少しでも貢献したいということ。1400兆円の個人資産は日本の最後の切り札になるはずだから、その個人のお金をどういうふうに使えるかによって、この先日本の運命が決まると思う。金融機関を助けるための投信を売るのではなくて、最低限、自ら投資商品を選別できるよう、日本国民全体が、スマートな投資家にならなくてはいけない。</p>













<hr class="clearHidden">


<div class="column-image-right">
		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2011/12/images/1407471158.jpg" alt="" width="200" height="140">
</div>












<p>FXも含めて、個人投資家のトップの１〜３％程度が、金融機関のトレーダーよりはるかにセンスがあり、残り十数％がわりとスマートに勝てる投資家で、残り６〜７割の人たちは、中級者にいけない人たちが多い。金融機関としてはここがカモなのかもしれないけれど、この人たちが投資で負けないレベルにいかないと駄目だ。勝たないまでも負けなければ退場しないでトレーディングしてくれるのだから、金融機関だって儲かることになるはずだ。<br />
<br />
自分の曲がり角や節目節目にあった人との出会いが好機に結びついていったので、人生ここまでやって来られたという実感でいっぱいだ。これからは、そのお返しも含めて、僭越ながら少しでも、個人投資家の方々の資産運用の一助となれるよう、そして投資で負けないレベルの人たちを増やすよう、真摯に相場に取り組んでいきたいと思っている。<br />
<br />
<strong>（全編終了）</strong><br />
<br />
＊2011年11月07日の取材に基づいて記事を構成<br />
　（取材/文：香澄ケイト）</p>













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<p><strong><a href="http://forexpress.com/jump/6280/">【前編】為替ブローカーから為替ディーラーへ</a><br />
<a href="http://forexpress.com/jump/6304/">【中編】「恐怖」と「貪欲」をコントロールする</a><br />
<font color=red>【後編】スマートな投資家作りに注力</font></strong></p>













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		<img class="columnImage" src="https://forexpress.com/archives/2011/12/images/1377043617.jpg" alt="" width="635" height="100">
</div>









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<p><a href="http://forexpress.com/trader/tfx.html"><strong>＞＞「The FxACE（ザ・フェイス）」インタビューラインアップへ</strong></a><br />
</p>













			]]></description>
      
      <guid isPermaLink="true">https://forexpress.com/column/tfx/entry-557.html</guid>
			<pubDate>Wed, 25 Jan 2012 14:30:00 +0900</pubDate>
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	</channel>
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