書籍「エマージング通貨と日本経済」棚瀬順哉
2012年12月25日(火)
―「円・元直接取引」で注目度の高まるエマージング通貨。金融関係者、アジア・中南米諸国と関係するメーカー担当者、為替取引に関わる投資家まで必携の1冊です。
―「通貨安は自国経済にとってよいことだ」―もっともらしい解説ほど疑ってみたほうがよい。中国、韓国、インドからブラジル、南ア、ロシアまで、明日を読むための基礎と日本への影響をわかりやすく解説。
―アジアを中心としたエマージング諸国・地域の経済政策は、通貨政策に表れる。実態がつかみにくく、誤解も多いこれら諸国の現状と日本経済との関わり、今後を読み取る基本を、具体例をあげながらわかりやすく解説する。
[目次]
はじめに
第1章 ますます強まるエマージング経済と日本の繋がり
第2章 エマージング通貨の見方
第3章 通貨政策から読み解くエマージング経済
第4章 エマージング通貨危機の再来はあるのか?
第5章 ユーロ圏債務危機とエマージング経済・通貨
終 章 エマージング経済の未来と21世紀の世界経済
おわりに
参考文献
棚瀬順哉 (たなせじゅんや)
JPモルガン・チェース銀行 為替資金統括本部 債券為替調査部 エグゼクティブ ディレクター。チーフFXストラテジスト。1974年生まれ。1997年早稲田大学商学部卒業。1999年早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了後、チェース・マンハッタン銀行(現・JPモルガン・チェース銀行)入行。為替資金本部に配属され、スポット・トレーディング・チームを経て、2000年よりFXリサーチチームにて為替市場の調査・分析及び為替戦略の構築を担当。また2000年から2002年まで、プロプライエタリー・トレーダーとして通貨の自己勘定売買に従事。2003年4月FXストラテジストに就任。2010年7月より現職。
Posted at 22時40分