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| ■「マーケットの涼風」 |
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| 今までは人前で話すことがタブー視された“お金の話”。でも、バブル崩壊とともに時代は変わったのです。これからは自己責任という言葉のもとで一人一人が真剣に考えなくてはいけなくなりました。そうしたお金の話を様々な観点から考えていきます。 |
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| ■執筆者PROFILE |
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| 川口一晃 氏 |
| 金融知力普及協会 主席幹事 |
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投資教育の第一人者であるとともにテクニカル分析を通じたマーケット分析にも定評。
11年間ファンド・マネージャーとして培った経験を基に中学校からプロまでと幅広く投資教育を実践。テレビなど各種メディアでも活躍。 |
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| コラム / マーケットの涼風
第2回 |
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ファンダメンタル分析とテクニカル分析 |
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2003年5月12日 |
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- 投資の世界には2つの分析手法が存在します。ファンダメンタル分析とテクニカル分析です。どういう分析手法なのか簡単にみてみましょう。
1.ファンダメンタル分析
ファンダメンタル分析とは一言でいうと「企業の本質的な価値を見出し、投資行為に役立たせるための分析手法」です。その手法にも種々な方法があります。
何故なら、企業の収益力は企業個別の要因だけで説明できるものではないからです。属する業種や国内外の経済要因からも影響を受けます。ですので、例えば、景気の見方や金利動向から始まって、各業種の動向などといった総合的な分析を行ったりするのです。
個別企業の分析としては財務諸表から収益性、健全性、成長性なども調べます。また、PER、PBR、ROEといった株式市場で使われている指標を使ったりします。こうして、企業本来の価値を測るのがファンダメンタル分析なのです。
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2.テクニカル分析
これに対して、テクニカル分析は過去の値動きだけから将来の値段を分析します。
この分析の根底には、ひとつの値段というものの中にはいろいろな要素が織り込まれているという考え方があるのです。つまり、業界の伸び率、個別銘柄の業績の良し悪し、投資家の欲望など、投資家は自分たちが得られる最大限の情報を駆使して投資を行なうのですが、そこで成立する値段、株価にはいろいろな情報が詰まっていると考えるわけです。
もちろん、ファンダメンタル分析を行った結果の情報もすべて値段の中に凝縮されているとも考えます。こうして推移する値段を記録していき、すべての商品に共通するパターンを抽出したりするのです。そして抽出したパターンを研究し、売買のタイミング、天井、底、上昇や下降といった方向性を分析するのがテクニカル分析なのです。
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3.どちらがいいの?
ファンダメンタル分析とテクニカル分析の話をすると、「どちらの分析方法がいいのですか」という質問を受けます。私は「どちらも大事です」と答えています。
ファンダメンタル分析というのは就職試験で言えば、受験者の本質を知るために行なわれる面接試験と同じ。テクニカル分析は受験者の経歴をしらべる書類選考と同じです。
就職試験で面接試験と書類選考の両方が行なわれるように、投資にはファンダメンタル分析とテクニカル分析が必要なのです。
但し、それぞれの比重は投資家自身がみつけるものです。「ファンダメンタル分析6割、テクニカル分析4割」、「ファンダメンタル分析3割、テクニカル分析7割」といった具合です。是非、自分自身に合った比率を見つけてもらいたいと思います。
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(川口一晃 / 2003年5月12日) |
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