外国為替取引ニュースサイト FOREX PRESS

会社概要

お問い合せ

ニュース受付

HOME > 為替コラム

先月

2017/6

123456789101112131415161718192021222324252627282930

来月

為替コラム

選択されているタグ : 

工藤恭子

株式会社マネックスFX 代表取締役社長 工藤恭子氏(第4回)

2009年06月08日(月)

画像(635x200)

※役職名は取材当時のものです。記事掲載時点の役職名は取締役会長です。

画像(635x36)


■マネックスグループがFXに参入した理由

マネックス証券は、2003年4月にFXサービスを始めました。私自身、為替には馴染みがありましたし、また、多くの方がドル円で往復2円もの手数料を取られた上に、金利も良くはなく預金保険も適用されない外貨預金を利用している状況を不思議に思っていました。マネックスの理念として、個人のお客様に本当によい商品を提供したい、というものがあります。大口の投資家であるとか、機関投資家だけに、有利な投資商品が提供される一方、個人のお客様は、本来払わなくて良いコストまで払わされている。そんな状況を打破し、できるだけフェアなものにしていきたいという思いで、FXサービスを開始しました。

FXのサービスを始めたところ、お客様から大変良い評判をいただきました。マネックス証券は、他のネット証券に比べていわゆる普通のサラリーマンのお客様が多いためかもしれません。お客様の多くは、30歳代、40歳代が中心で、お仕事でも為替に馴染みがある方にとっては、株より身近だったのかもしれません。

画像(200x133)

その後、いろいろな企業がFXに参入し、とくにFX専業会社の業績が急拡大しました。証券会社の場合、口座開設の手続きが煩雑な傾向にある一方、FX専業会社では、比較的簡単に開設できるようになっていました。また証券会社に口座を開くのではなく、もっと気軽に為替取引をしたいというニーズもあったようです。

そこでFX事業を盛り返すために、マネックスグループでFX専業のトウキョウフォレックスの株式を取得しました。社名もマネックスFXに変更し、グループの中にFX専業会社を有することにしました。そうすることで、為替のカバー収益を自社内に取り込むことができ、新しい収益機会も確保することができました。証券会社とは違った為替取引のサービスを望むお客様は、潜在的には数多くいらっしゃると思われます。我々は、そうしたお客様にもお応えできるサービスを提供したいと考えています。

トウキョウフォレックスをマネックスFXとしてから1年が経ちました。その間に、マネックスFXとしては、まず手数料体系を変更しました。それまでトウキョウフォレックスでは、スプレッドをゼロにして、取引手数料をお客様から徴収する方法を採用していました。しかし、これでは手数料の競争力が弱いばかりか、カバー収益をあげることも難しいため、手数料をゼロにする代わりに適正なスプレッドを設定する戦略に変更しました。

また、マネックス証券で提供するFX取引をマネックスFXにつなぎ、為替のカバー業務を集中させました。こうしたことにより、単月での黒字化を達成し、年度内の黒字化も視野に入ってきました。今後は、マーケティングにも力を入れていくことで、口座開設数も伸ばしていきたいと考えています。徐々にサービスを充実させていくなかで、マネックスFXとして一つのカルチャーができていけばよいと思っています。

3年後くらいを見通したとき、当社はFX業界で一番になりたいと頑張っています。一番になるには、お客様に直接FX取引を提供するだけでなく、他社にFXサービスを提供することも必要となるでしょう。すでに当社は、マネックス証券にFXサービスを提供していますが、マネックスグループとして為替ビジネスを大きくしていきたいと考えています。

■淘汰とともに健全化が進むFX業界

今後のFX業界を考える上で、業者の淘汰という流れは避けられないでしょうし、業界の健全化のためには、ある程度の淘汰は必要と思われます。とくに業界のイメージを悪くするような企業が存在すると、結局、お客様に迷惑をかけます。

ただし、FX業界の健全化のために、FX取引を取引所に集約するという考え方は違う気がしています。世界で最も流動性のある為替市場において、取引を取引所に集約するのは、いまさらの感がありますし、また、取引所での取引だけ税制を優遇することは、非常にアンフェアな話だと思っています。

画像(200x133)

FX業界において私が望むことは、クリーンな業界になることです。クリーンな状態において競争があるのが、しかるべき姿でしょう。我々マネックスがしてきたように、FXを親や兄弟といった大切な人達に安心して胸を張って勧められるような商品にしていきたいと考えています。

FX業界でのサービスというと、スプレッドを狭めるといった値下げが一番という風潮がありますが、それだけがサービスとは思えません。トレーダー向けに様々なツールを提供するのもサービスの一つでしょうし、取引を親しみやすくできるようにデザインすることもサービスの一つと思われます。レバレッジを数百倍にしたり、スプレッドを不自然に狭くすることではなく、本当に大切な部分を見失わないよう、我々のサービスをきちんとアピールしていきたいと思っています。

■資金運用のコツ、もし100万円あったら何で運用する?

現在の立場では規制もあって不可能ですが、できるのであれば100万円はすべてFXで運用すると思います。お客様は、海外ものの投資信託を買うことで、外貨のエクスポージャーを持つことはできます。しかし本来であれば、もっと直接的に資産の一部として外貨のエクスポージャーを持ってもよいと思います。私の資産の中にも、ぜひ入れていきたいものです。

(全編終了)


(第1回)依存を嫌った新宿育ちの就職活動
(第2回)為替のトレーディングを通じて学んだ冷静な思考
(第3回)公認会計士からネット証券設立への転進
(第4回)ネット証券からFX事業へ

画像(630x120)

>>「ThePresidents」インタビューラインアップに戻る


関連タグ :

Posted by ThePresidents   パーマリンク

過去の記事へ

検索

タグリスト

最近の記事

最近のコメント

RSS1.0 [Login] powered by a-blog

当サイトは為替証拠金取引を中心とした外国為替の取引に関するニュースのみに特化しています。乱立する為替取引・サービス情報を一同に介し、わかり易くジャンル分けすることで投資家・投機家が欲しい情報を即座に入手できるようにと思ったのが立ち上げの主旨です。またこのホームページに掲載している内容が正確であるよう最善を尽くしておりますが、内容についての一切の責任を負うものではありません。その旨ご了承願います。

FOREX PRESS

キャピタル・エフ株式会社

2002/11/15より運営開始