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細合俊一

ヒロセ通商株式会社 代表取締役社長 細合俊一氏(第4回)

2009年07月06日(月)

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■お客様のお金に手を付けない、続ける、お客様と揉めない

FX事業をスタートさせた当初、役職員は8名だけで、何にもない状態でした。

当初からお客様のニーズを必死に探り、それをスピーディーに実現することを目指していました。当然、コスト意識も伴わないとだめですから、お金をあまり使わずに質の良いサービスを工夫して提供しました。お客様が満足してくれれば、必ず食いぶちは確保できると考えて、日々みんなで頑張っておりました。

ただ、そうしたときでも、気をつけていたことは、一つはお客様のお金を完全に分離保管とすること、会社を続けるため費用対効果に注意を払い続けること、お客様と揉めないためにリスクをきちんと理解していただくこと、の3つでした。FXを始めたときから、金融先物取引法の内容を一部先取りしていたように思います。

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そのうち、金融先物取引法が施行され、業者として登録することが必要になりました。我々みたいな小さな企業が登録できるのか?大手企業ばかりになるのではないか?など不安な日々が続きましたが、法令遵守体制には自信がありましたので、とにかく登録させてもらおうと懸命に頑張りました。まずは、登録申請を受理していただき、そこから5カ月後、待ちに待った登録が完了しました。これでFX業者としてのスタートラインに立つことができたのです。

登録が完了した頃、FXの主流は完全にネットに移行していました。ネットで広告をすると、直ちにお客様が多数やってくる、なんてことはなく、初めの半年くらいは我慢の連続でした。しかし、研究と工夫を重ね、広告を続けていくうちに、しだいに口座を開設してくださるお客様が増加してきました。

口座開設が増え、お客様の取引が増えますと、収益が上がり始めます。収益が上がり始めますと、顧客サービスの向上や広告宣伝の選択肢が広がります。そうすると、また口座開設が増加するという良い循環が出来てきました。

■まだまだ始まっていないFX業界

今後のFX業界ですが、まだまだ本格的には始まっていないと考えています。FX業界全体がお客様からお預かりしている証拠金残高は、大きなファンド1本分しかありません。これを110社余りで分け合っているという状況です。この程度で、金融商品の一つとしてのFXが始まったとはいえません。金融庁が本格的に業界のテコ入れを始めた今年こそが、本格的なスタートなのかも知れません。その意味では伸び余地は計り知れないと考えています。

昨年の為替の乱高下に悩んだのは投資家だけではありません。海外とのお付き合いのある中小企業さんも痛い目にあったのではないでしょうか。FXを利用すると、為替リスクを100%ヘッジすることが可能になります。為替変動のリスクをほとんどすべて回避できます。この分野でのニーズは非常に大きいと考えていますし、良いものであれば次第に広がり始めると思います。実需面での広がりと、投資面での広がりがうまくミックスすると、業界がさらなる上昇基調に入ることは間違いありません。

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FX業界が、さらに伸びた場合、気になっていたのがシステム代です。システム代は、売上と線形の関係にありません。仮に売上が倍になったら、システム代は5倍ぐらいになり、売上が10倍になったら、システム代は100倍くらいかかるイメージです。ですので、このままFX業界が伸びていって大丈夫だろうか、といった不安はありました。

しかしながら、最近のIT技術の進歩は目覚ましく、今取り組んでいる次世代Lionでは、売上とシステム代の伸び率を一致させることを目指しています。これが完成すれば、お客様が増えた分だけシステムを増強すればすむ、つまりシステム代が収益を脅かすことが無くなるのです。

言い換えれば、今後のFX業界は、システム勝負になると思います。お客様数が増えて、取引量が一桁上がっても対応できるシステムを、どれだけローコストで提供できるかがポイントになるのでしょう。

どんな業界でも同じことですが、業界のステージが上がれば、要求される水準も変わってきます。システムへの要求水準も今後は、これまでよりはるかに高くなると考えています。FX業界が証券業界と肩を並べるのだと頑張っていても、システムが不安定では笑われてしまいます。

システム面だけではなく、FXというサービスが、一定の地位を確保するためには、クリアすべきハードルはいくつもあります。この業界はいろんな面での水準アップが要求されているのです。

つまりFX業界は、ステージを変える気があるのか、ないのか、が問われていると思います。FX業界に属するそれぞれの企業が、どのレベルを考えているのかということだと思います。いますぐにFX会社が、野村證券と同じことができるのかと問われたら、今はできない事の方が多いでしょう。しかし、FX会社が、そのレベルに向かっていかないと、絶対に同じレベルになれません。個人投資家にとって本当に良い業界になることができれば、何年か後には証券業界と肩を並べることも夢ではないと思います。

■二つの仕事〜為替と音楽

現在、八尾フィルハーモニー交響楽団、バンドパシフィックという市民吹奏楽団、ユーカリウインドアンサンブル(八尾高校OBOG吹奏楽団)、八尾高校の吹奏楽部と4つの団体に関与しています。八尾高の吹奏楽部は、一昨年に復活しました。クラブとしての復活を応援するのに結構苦労しましたが、顧問の先生に何とかならないかと頼まれて、頑張りました。昨年の小遣いは、すべて八尾高校に行ってしまいました。

私にとって音楽は、趣味ではなく仕事の一つです。月曜日から土曜日までは弊社で、日曜日だけ音楽という生活です。日曜日は、基本的に朝9時から晩9時まで外出していますが、朝、昼、晩と、3つの時間帯で、それぞれ一団体ずつ、いろんな形で参加しています。

■もし100万円あったら何で運用する?

運用ではないのでしょうが、今だと八尾高校の吹奏楽部に使うでしょう。八尾高校吹奏楽部は、まだまだ発展途上ですので、お金がかかります。楽器は高いですからね。八尾高校吹奏楽部の形ができるまでは、とにかく応援しようと思っています。

これが、良いことなのか、悪いことなのか、判断は難しいのですが、つくるためには仕方がないと思っています。形ができるまでは応援します。だから、今、お金といったら、そちらに行ってしまうでしょう。

音楽にお金を投ずるのは、リターンとしてお金が返ってくる投資ではないものの、ある種の投資と思います。高校生にとって、楽器が足りないから買ってくれる、という状態は、ひょっとしたら高校生を甘えさせてしまって良くないのかなと思っていますが、八尾高校吹奏楽部は、できて2年目ですから、このまま放っておくと、たぶん潰れてしまいます。吹奏楽部の復活に手を貸している以上、運営が軌道に載り、一人歩きできるところまでは面倒を見ようと思っています。

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会社の将来像ですが、これまでもそうだったように、今できる事は何かを真剣に探し、それをできるだけ早く実行・実現すること、を日々重ね続けることで、将来は開けると思っています。常識に縛られず、安易な妥協をせず、自分の可能性を信じ、精一杯行動するしかないのではないでしょうか。今、寿命が尽きることになっても、今自分にできることはすべてやったので悔いはない、と思って死にたいと思います。

(全編終了)


(第1回)河内で世の中の難しさを学ぶ
(第2回)指揮者が全学ストへ突入
(第3回)自衛隊員がFX会社の社長へ
(第4回)証券業界と肩を並べるFX業界へ

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