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セントラル短資FX株式会社 代表取締役社長 松田邦夫氏(第3回)

2016年01月19日(火)

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(第2回はこちらから)

■エキスパートと共に顧客のニーズを常に探る

2012年に日銀を辞めてFX業界に身を投じました。日銀出身で現在FX業界に身を置いているのは私しかいないのではないかと思います。金融市場や為替についてそれなりの知識と経験は持っていたとはいえ、FX業務に関しては未知の部分が多かったですから、入社前には本屋でFX関係の本を一棚分全部買い占めて勉強しました。幸い、当社にはメガバンク、有力外銀、短資会社出身者や会計のプロなど優秀なエキスパートが揃っていて、どのような質問にも打てば響くようなレスポンスをしてくれました。彼ら彼女らに支えられながら、急速にキャッチアップして、2013年から社長を務めています。

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私が当社に早々になじむことができたのは、何といっても親会社であるセントラル短資が、インターバンク(銀行間)市場で100年以上の歴史を持つ、金融市場、金融機関そして日銀の金融政策に極めて近い存在だからです。当社の厚い人材も、そうした歴史が背景になっています。私自身も、日銀時代に短資会社と縁の深い仕事を経験していました。また、当社はFX専業会社では、9年連続で投資適格の格付(日本格付研究所から長期発行体格付で「BBB/安定的」を取得)を得ている唯一の会社でもあります。

そうしたこともあって、FX市場の創設当初からさまざまな業界のルール作りにも参画し、業界の発展に微力ながら尽くしてきました。といっても、老舗だとか銀行に近いといったステータスに甘んじてきたわけでは全くありません。むしろ堅実でありながら、新たなお客さまのニーズには迅速かつ的確に対応できる会社であることに一貫してこだわってきました。

その第1は、「投資としてのFX」へのこだわりです。FXを投機やゲームの対象としてアピールするのではなく、あくまでも健全で魅力的な投資の対象としてとらえ、「貯蓄から投資」の大きな流れの受皿となりうるサービスを提供することに主眼を置いてきました。ひたすら口座数を増やして、うまくいかなければどうぞご退出ください、といったビジネスモデルを基本にするつもりは毛頭ありません。

■スプレッド競争に踏み込まない勇気

第2は、「適切なスプレッド」へのこだわりです。確かに業者が提示するスプレッドの大小は、お客さまが業社を選択する際の一つの重要なポイントであることは間違ないと思いますが、決してそれが全てではありません。現在一部業者が提示している我々から見ても極端な低スプレッドが、業者として中長期的に健全な経営を維持しながらきちんとしたサービスを提供していくうえで持続可能なのかは疑問です。

もちろん、以前社内でもスプレッドを引き下げるべきではないかという考え方もあり、ずいぶん議論を重ねましたが、最終的に、「後からスプレッド引き下げ競争に参戦するのは自殺行為に近いのではないか、当社のサービスを評価いただいている自信があるなら、歯を食いしばって踏み止まろう」と判断しました。熾烈な競争から一定の距離を置くということは、それなりに勇気が要ることでした。これが長い目で吉と出るか凶と出るかはまだ分かりませんが、今まで市場からの撤退を強いられていないということは、「凶ではなかった」ということでしょう。

■信用・ガバナンスの重視

第3は、「選別に耐えられる経営姿勢」へのこだわりです。FX業者がカバー取引を行っているグローバルな金融機関を取り巻く近年の環境の変化として、例えばロンドンでのLIBORの不正操作事件、ボルカールール等を踏まえた規制当局からのリスク抑制へのプレッシャーに加えて、銀行自身が収益性と透明性を重視して取引先に対して持つポジションを抑制するようになっています。リスクに見合った収益をあげられる相手先を選別して取引するという流れが米国や欧州で広がっているということです。

そうした流れの中では、スプレッド政策を含めたFX業者各社のビジネスモデル以外に、会社の経営の健全性、資本関係、信用、ガバナンスなどの要素がこれまで以上に注目されると思います。

■顧客へのメッセージに込める思い

当社は、経験とノウハウの蓄積を踏まえて、ご提供するサービスの幅を広げてきました。具体的には、ここ数年の間に、1.裁量取引の「FXダイレクトプラス」(総合力に優れている) 2.選択型自動売買の「セントラルミラートレーダー」(初心者も扱いやすい)3.ノンディーリングデスク型の「ウルトラFX」(短期売買向け)を相次いで投入しました。これらを我々も「三本の矢」と呼んでいますが、これだけのラインナップを誇るFX会社はそう多くはないでしょう。各サービスの注文・表示機能、操作性などの「使いやすさ」の改善にも日々取り組んでいます。

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そうした中でも私がこだわっている第4の点は、お伝えする「情報の分かりやすさ」です。私は、当社のFX業者としての生命線は、商品性もさることながら商品のリスクや市場情報をお客さまに「正しく迅速に分かりやすく」お伝えすることだと考えています。

ですので、ウェブサイト上に掲載するニュースリリースや新サービスの取引説明や外部への報告などは、すべて私が自分の目でチェックしています。なるべくやさしい言葉を使った簡潔な文章にし、ビジュアル的に疲れないような文字のサイズ、デザインにも配慮しています。

また、お客さまへのお詫び状を書かなければならないような場合についても、お客さまに納得していただけるよう、細かく助言するようにしています。こんな社長は珍しいかもしれません。

(第4回へ続く)

*2015年11月5日の取材に基づいて記事を構成
(取材/文:香澄ケイト)

(第1回)「群れない、媚びない」生き方が身上
(第2回)直感で決めた「これ以上考えられない職場」
(第3回)FX会社としての強いこだわり
(第4回)顧客との対話重視で正道を歩む

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