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ワイジェイFX株式会社 代表取締役社長 伊藤慎佐仁氏(第2回)

2014年09月30日(火)

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(第1回はこちらから)

■まさかのカスタマーディーラー職

希望通り三菱銀行に受かって、大阪支店に入社しました。折に触れグローバルな仕事をやりたいと立派なことを吹聴していたので、上司が考慮してくれたのでしょう、資金為替部に、カスタマーディーラーとして配属になりました。

当時、為替は非常に変動が激しく、輸出企業が困っているのをよく知っていたので、個人的に、為替というのは安定していた方がいいのではないか、ディーリングで為替が動くのは経済にとってはマイナスなのではないか、お金がお金を生むようなバブルの象徴みたいなディーリングというものはいかがなものか、というのが僕の持論でしたし、為替は確かにグローバルですが、本当は、海外のプロジェクトファイナンスやM&Aなどの仕事を希望していたので、この人事異動は、100%満足というわけではありませんでしたが、ありがたい機会であったと思います。

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カスタマーディーラーの主な仕事は、銀行の支店の企業を主体としたお客さまの為替予約などの為替ヘッジの取次を行うことでした。ディーリングで収益をあげるというよりもお客さまの経済活動のサポートだったので、仕事はだんだんとおもしろくなって行きました。

僕の同期の何人かは、スポットディーラーのセクションに配属されましたが、本当に師弟関係が厳しくて、朝早くから夜遅くまで働かされていましたし、怒声が飛び交い、物も飛んだりしていました。その様子を見て、僕はカスタマーディーラーであることに感謝しました。当時、端末を叩く速さなどの反射神経がスポットディーラーには非常に重要であり、また体育会系の要素も必要とされたので、そういったことに優れているとは言えない自分には、まだカスタマーディーラーのほうが向いていたのでしょう。

銀行を辞めたときには、将来また為替(しかもFXという業界が誕生するとは)に関わることになるとまったく予想もしていませんでしたが、為替資金部時代に一緒に働いた方々の多くが、今では、FX業界や外銀でかなり上のポジションにいらっしゃるので、昔の人脈がとても役に立っています。

■起業のためにソフトバンクに転職したが、仕事がおもしろい!

2年半の為替資金部を経て、ミドルオフィスの立ち上げプロジェクトに関わり、合計7年ほど三菱銀行に勤務した後で退職しました。そしてソフトバンクに転職しました。父の影響が大きかったのでしょう。起業したいという気持ちは常に自分の中にありました。金融に行きたい、銀行に入りたいと思った理由の一つには、将来起業するための経験を得るという気持ちが有りました。

自分の当初の計画としては、銀行に5年ぐらい勤めた後、また違う経験を積んで30代前半で独立する予定でした。ですから、ソフトバンクには、起業する前にベンチャー企業で働きたいと思って入ったのです。ソフトバンクでは財務を担当しました。僕は当時30歳くらいでしたが、若くても大きな仕事を任せてもらえたので、仕事そのものが楽しくてたまらなくなって行きました。今でも年々桁が上がるような大型の企業買収や資金調達をしているのですが、僕の在職時でも既にかなり大型の資金調達があって、それを本当にわずか数人の財務のメンバーでこなしていたのです。

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ソフトバンクは、2000年前後からインターネット事業に集中投資することになり事業ごとに分社化されました。現SBIホールディングス株式会社(以下、SBI)代表取締役社長の北尾吉孝さんが、当時はソフトバンクのCFOをされていて、僕は北尾さんの部下として働いていたので、北尾さんがSBIで金融事業を立ち上げるときに一緒について行きました。

1998年にソフトバンクの財務として入りましたが、そこで仕事をしたのは2年間足らずで、SBIを2006年に退職するまでの残りの6年間は、インターネット金融事業を担当したことになります。インターネット金融の創成期からこの事業に携わることができて、本当におもしろい仕事をさせてもらいました。

■人との出会いや縁で仕事をさせていただく

もし、銀行にずっと勤めていたとしたら、大企業の中での一員ですから、当然自分で仕事は選べないので、まったく違う人生になっていたことでしょう。最初銀行を退職したときは主体的に辞めていますし、SBIを離れたときも自分でやりたいことがあって辞めているのですが、それ以外では、出会いやご縁があって仕事をさせていただいているという部分が多いと思います。

僕にとって特に大きな出会いである北尾さんのことは、ソフトバンクに入るまではほとんど知りませんでした。北尾さんが、SBIで金融事業を行うことになったので、私もその一員として関わることができました。これもまさしくご縁以外の何物でもありません。

ヤフーに入社した経緯も同様にご縁です。ヤフーは、ちょうど2年程前に、十数年続いた経営陣が刷新されました。そのときに、新しい経営陣の方と知り合いだったので、ヤフーが金融事業を行うということで参画させていただくことになったのです。僕は本当に人に恵まれ、助けられていることを痛感します。その方々へのご恩返しは、良い仕事をすることで報いたいと思っています。

(第3回に続く)

*2014年8月18日の取材に基づいて記事を構成
 (取材/文:香澄ケイト)


(第1回)京都に学んだチャレンジ精神
(第2回)起業するつもりが人の縁で上場会社役員へ
(第3回)「わくわく金融カンパニー」の船出
(第4回)会社経営のおもしろさは「喜び」に有り

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