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FXダイアリー

日本はギャンブル大国だそうである。

2014年09月01日(月)

カジノ構想があちこちの自治体で検討されているようだが、もともと日本には公営ギャンブルが数多くある。さらにパチンコという特殊な娯楽という名のギャンブルもある。それらに投下される年間の資金は数兆円にものぼり、その額は世界一だという人もいる。それが事実だとするなら今更日本にカジノがいるのかという疑問もあるが、パチンコとブラックジャックは違うという人もいるだろう(私もそう思う)。公営ギャンブルとして競馬、競輪、競艇などがあるが、これらは賭け事という単純なオッズの世界の興奮に、馬や競技者に対するうんちくを楽しむことができる。そこに感じるロマンや、ヒーロー視する感性、歴史に没頭する気持ちもよくわかる(ちなみに私はこうした公営ギャンブルは一切しない)。しかし、カジノにはそういう相手方に対する人と人のつながりみたいなものはない。ラスベガスの経験しかない私だが(十分か・・・)、せいぜいディーラーとたわいない会話をするぐらいである。パチンコ同様相手はオッズであり、確率統計であり、機械、コンピュータとの戦いである。およそ競馬のような味わいというものがない。日本にはガラパゴスギャンブルであるパチンコがある。知り合いの外国人(おもにアメリカ人)はよくも悪くもこぞって驚く存在である。これはギャンブルではなく娯楽なのだが、ここではそういう屁理屈は横に置くとして、パチンコをやっている人の何人が右手をスロットルからトランプやジャックポットのハンドルに持ち替えるだろうと想像してみる。個人的には日本にはラスベガスのような場がないことをいろんな意味でポジティブにとらえていたが、それもなくなることになる。

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ときどきFXが世間を騒がす。最近立て続けに不届きな業者と、あわれな個人投資家がスキャンダルを起こしたようである。こいう不祥事が出ると、その商品自体に対する批判が出るが、それもルーティン化した感がある。それだけFXが市民権を得たということに他ならない。

とある調査結果で、FXをやっている人の半分は40代のサラリーマンで、その次が主婦。平均的な預かり額は120万円程度で、一番活発に取引される時間帯は午後9時から11時ぐらい。かれらのほとんどは証券の口座も持っているそうである。一般に、株をやるか、FXをやるかはその時の相場のモメンタムとボラティチティに依存する。株には銘柄を探す楽しさがあるが、逆にそれは面倒な作業でもある。自分の力で有望株を見つけ出し、投資し、そしてその努力が利益として結実するときの満足感は決してお金だけの問題ではない。いっぽう、FXは相場観と、どこでエントリーするか、そしてどこでイグジットするか、どこまでレバレッジをかけるかという要素をどうコントロールするかという作業になる。銘柄は限定的なので、自分の売買スタイルをどう確立してゆくかというテーマが大切になる。それがうまくはまった時の満足感も株同様に単にいくら稼いだというだけの価値観ではない。FXには株主優待券がないのでそういう楽しみはない。なので桐谷さんはやらないだろう(^0^)。

株よりFXのほうがはまりやすいのは、市場が24時間空いているという点と、株のような銘柄選定の手順が不要で、チャートだけ見ればとりあえず売買ポイントが見えてくる(気になる)ことである。負けても市場が閉まれば頭を冷やすチャンスがあるが、24時間休まず続く市場では、そういうチャンスがない。熱した頭を冷却するのは自分自身の意思によってしかなしえない(あるいは睡魔)。株の信用の3倍に比べてFXは25倍のレバレッジがかけられるからそうなるのではなく、この市場の連続性と安易さが、はまりやすくする要因だと思う。だからやめとけという話ではなくて、なんでもそうだが、悲劇を生まないためには、自制心が必要だという一般論にしかならない話で今日は終わる。

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Posted by 尾関高

プロフィール

尾関高

尾関高

1986年名古屋大学経済学部卒業。1988年サンダーバード経営大学院(アリゾナ州、米国)卒業。主に日短エクスコにて約9年間、インターバンクの通貨オプションブローカーを経験し、1998年からひまわり証券(旧ダイワフューチャーズ)にて日本で最初に外国為替証拠金取引をシステム開発から立ち上げ、さらに、2006年5月に、これも日本で最初にCFDを開始した。
その後米国FX業者でのニューヨーク駐在や、帰国後日本のシステム会社勤務等をへて、現在は、米国インテグラル社の日本支店に勤務。そのかたわら、本業のみならず、FXにかかわるさまざまな分野においても積極的に意見具申中。
拙著に、「マージンFX」(同友館、2001年2月)と「入門外国為替証拠金取引〜取引の仕組みからトラブル防止まで〜」(同友館、2004年6月)がある。。

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