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『自らの欲望と恐怖に勝て!』 ― 高野やすのり氏

2013年02月14日(木)

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為替や株式などの相場で取引をしていると、あたかも自分が「相場」と闘っているような気分になります。上手く取引できれば「相場」という相手を組み伏せたような気分になり、損切を余儀なくされれば「相場」という怪物に押しつぶされたような気分になったこともあるのではないでしょうか?
為替取引とは、本当に為替相場と闘うものなのでしょうか?

■「相場と闘ってはいけない」

為替相場は世界中に散らばる無数の取引参加者の思惑で動いています。主要国の通貨は株や商品などと違って、買占めや価格操作ができないくらい大量の発行残高、流通量があります。その為どんなに巨大な金額を費やして相場の流れに逆らった取引をしても、思ったような方向に相場を動かすことはできません。過去に政府日銀は相場の流れを変えようと繰り返し為替市場に介入してきましたが、ほとんどの場合介入の効果は長続きせず、相場は元の水準、流れに戻ってしまいました。

為替取引で利益を上げる為には、為替相場と闘うのではなく為替相場と仲良くして「相場の流れに乗る」ことが重要なのです。

■「トレンドを味方に付ける」

為替相場には「トレンド」があります。トレンドとはその時の相場の流れ、方向性のことです。「相場の流れに乗る」為には、この「トレンド」を知る必要があります。

為替相場には3つの「トレンド」があります。すぐに思いつく「上昇トレンド」「下落(下降)トレンド」のほかに、「横ばい」というトレンドがあります。相場と言うと上がっているか下がっているかと考えがちですが、じつはこの3番目の「横ばい」の期間が思ったよりも長いので注意が必要です。

トレンドを見る時にもうひとつ注意しなければいけないことがあります。相場のトレンドというものは、“入れ子”のように長期のトレンドの中に中期のトレンドがあって、その中期のトレンドの中にさらに短期のトレンドがある、というように重層的な構造を持っています。自分の取引スタイル、どの位の期間ポジションを持つのか、どの位の値幅を狙うのか、によって重視するトレンドを決める必要があります。

■「相場の流れに乗る」

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取引戦略を大きく2つに分け方に「順張り」「逆張り」という分け方があります。簡単に言うと「順張り」は上がっている物を買い、下がっている物を売り、「逆張り」は上がった物を売り、下がった物を買うという戦略です。

株式の長期保有目的などであれば下がった物を買う「逆張り」戦略は有効と考えられます。FXでも高金利通貨などを低いレバレッジで買うということなら有効かもしれません。しかしながら、FX取引でレバレッジを利用して、短期〜中期で為替レートの変動を利用して利益を上げようという目的であれば、上がっている物を買い下がっている物を売る「順張り」がより有効です。

トレンドに沿った方向のポジションを持つ事が「順張り」の取引ですが、先ほどご紹介したように相場にはいくつもの時間軸のトレンドが重なり合っています。ですから、自分の取引スタイルに合った期間のトレンドを見つけることが大切です。そしてトレンドの方向に逆らわないポジションを持つようにすれば「相場の流れに乗る」事ができるのです。

■「闘う相手は自分の中に」

ここまで為替取引とは為替相場と闘うものではなく、為替相場と仲良くして「相場の流れに乗る」ものだとご説明しました。では為替取引を行う上で闘う相手はいないのでしょうか?

為替取引を行う時に闘う相手は意外なところにいます。それはあなたの心の中です。
人は誰でも欲望や恐怖といった気持を持っています。普段はあまり表にでてこないこのような感情ですが、為替取引でポジションを持ったとき、あなたの内なる「欲望と恐怖」は突然大きくなってあなたを襲い、冷静な取引を妨げるのです。

チャートを後からみれば取引は簡単に見えます。それは結果が見えているからですが、実際に結果が見えない状況でポジションを持っていると、取引が上手く行っている時も、上手く行っていない時でも「欲望と恐怖」が冷静な判断の邪魔をしてしまいます。せっかく事前に取引戦略を立てて取引を始めても、いざポジションを持った時に冷静さを失えば、取れるはずの利益を取れなかったり、想定外の損失を被ってしまったりします。

■「精神論ではないメンタル強化の方法」

内なる「欲望と恐怖」と闘う為には、メンタルの強化が必要です。「欲望と恐怖」に負けずに冷静に取引ができるようになるため、どんな事をすればいいのでしょう。
それは取引戦略のルール化とルールの検証です。

そもそもポジションを持ったときに「欲望と恐怖」が襲ってくるのは、取引に迷いがあったり自信がなかったりすることが原因です。取引をする時に、なんとなく、他人の推奨記事を読んで、というようなあやふやな理由で取引をするのではなく、自分で考え抜いた取引ルールに沿って取引をすれば、「欲望と恐怖」に負ける可能性はずっと少なくなるはずです。
事前に考え抜いた取引ルールに沿って取引をしても、上手く行かないことはあります。そんな時には「欲望と恐怖」に負けてしまうこともあります。取引が上手く行かない事を全くなくすことは不可能ですが、上手く行っていない時でも自分で作った取引ルールを検証することで冷静さを保つ事はできます。

自分が作ったルールを、過去のチャートや実際の取引を通じて検証し、もっと良いルールにする為の調整を繰り返す。そういったことをしっかりやっていれば、ポジションを持った時に取引が上手く行っても、上手く行かなくても襲ってくる「欲望と恐怖」に打ち勝つことができるようになるのです。

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