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2013年 来年を考える(参入撤退、質、ソーシャル)(2)

2012年12月13日(木)

→2013年 来年を考える(参入撤退、質、ソーシャル)(1)はこちら

■ソーシャルのスタイル分類

ソーシャルのスタイルを私は6つに分けている。

●eToroスタイル
eToro自体、自分で取引システムを持っているので、収益が自分の傘の下で完結する。

●Zuluスタイル
自分で取引システムは持っていないのでFx業者との連携が必要。五〇社ぐらいと提携しているがその多くはMT4を介在させている。接続仕様が一つになって楽だからだろう。

●Currenseeスタイル
素人をみんなが評価してヒーローを作り出すという上2つのモデルと違い、ここはカレンシー社がトレーダーをヂューディリする。つまり、質の悪いトレーダーは採用しない。課金の方法もきわめてヘッジファンドスタイルである。他に比べ費用は高く感じるかもしれないが、成績や腕前の見極めを常時監視してくれているので安心感は他社の比ではない。

●売り切りスタイル
MT4のEAを販売する個人投資家もしくは組織的に法人としてやっている。どのEAが優れているかを語り合うのもマニアとしては楽しいだろう。

●Outlookスタイル
コミュニティアウトルック等、いろいろあるが、売買比率を開示して通貨ペアごとの現在の市場の(個人投資家の)取り組みを見せている。そこから先はeToro, Zuluとさして変わらない導線が張られる。

●ミラートレーダー
数百数千のシグナルから自分の気に入ったものを選んで回す。日本で初めてFXCMジャパンが当時らくちんFXとして開始したが、今はインヴァスト証券が十八番になっている。これは厳密にはソーシャルではなく自動売買選択モデルであるが、その中のどれを選ぶかについては私設ソーシャルがある

売りきりスタイル以外ならどれをとっても客は、自分で自動売買のサービスを選ぶということになる。そしてその対価を、取引ごとのスプレッドに上乗せされた形で払うか(1)、毎月の運用残高x2%(例)÷12か月で払うか(2)、結果の収益に対する20%(例)を払うか(3)、別途取引ごとに手数料を払うか(4)、購入代金として一括で払うか(5)する。普通(2)と(3)はセットである。

 自動売買を選ぶ人にとってはその分の対価を払うのは当たり前なのでそれが高いか安いかは結果次第となる。安定的に毎月プラスのリターンを出すシグナルなら、その成果報酬として20%を払うことは全然いやではない。損したときは運用フィー(2)だけを払う。フェアである。

 上位のFX業者がスプレッド競争を限界までやったおかげで裁量取引の投資家を集めまくった。彼らの牙城は堅い。ならばそれ以外で勝負というなら、これしかない。裁量、すなわち自分で売り買いを判断することに興味がない投資家も多い。彼らが求めるのは絶対収益だけである。そういうシグナルが簡単に手に入るなら、それにこしたことはない。

■投資信託との比較

  投資一任とか、助言とかの商品はそれを手にするまでに手間がかかり、手数料が高く、一旦お金を入れるとその成績が手に取るようにはわからず、解約してもすぐにはお金が戻ってこない。挙句の果てにAIJの例を出すまでもなく、詐欺的事件に巻き込まれたりする。この上で挙げたモデルは、入金=申込みは簡単で、解約=出金も即座にできる。どういうサービスの対価をとるかもガラス張りでわかりやすいし、成績がリアルタイムで追いかけられる。透明性としては完璧である。その業者がいかがわしくないという前提さえ担保されれば、預けたお金も信託されているので安全。個人的には、日本全国の年金資金や損保等のファンド向けの資金が全部このモデルに大移動してもおかしくないとすら思っている。既得権益の摩擦さえなければこれは高き水か低きに流れる必然である。であるからこそ初めが肝心で、このモデルに参戦する業者には登録をしてほしいと思うのである。最初に来た人が部屋を汚すと汚れたイメージを払しょくするのは大変なのだ。

(了)




Posted by 尾関高

プロフィール

尾関高

尾関高

1986年名古屋大学経済学部卒業。1988年サンダーバード経営大学院(アリゾナ州、米国)卒業。主に日短エクスコにて約9年間、インターバンクの通貨オプションブローカーを経験し、1998年からひまわり証券(旧ダイワフューチャーズ)にて日本で最初に外国為替証拠金取引をシステム開発から立ち上げ、さらに、2006年5月に、これも日本で最初にCFDを開始した。
その後米国FX業者でのニューヨーク駐在や、帰国後日本のシステム会社勤務等をへて、現在は、米国インテグラル社の日本支店に勤務。そのかたわら、本業のみならず、FXにかかわるさまざまな分野においても積極的に意見具申中。
拙著に、「マージンFX」(同友館、2001年2月)と「入門外国為替証拠金取引〜取引の仕組みからトラブル防止まで〜」(同友館、2004年6月)がある。。

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