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為替今昔物語

貿易取引推進で適切な手数料収入を!

2009年09月09日(水)

輸入取引にFX取引を活用提案

 先月実施した「貿易実務セミナー」で、Aさんから相談を受けた。Aさんは、商社を退社し、数年前に個人で輸入業務を始めた。為替相場変動による損失を回避する目的で、取引銀行に外国為替先物予約取引を依頼したが、業務経歴が浅いため応じてもらえなかったと言う。已む無く、輸入契約時に同額の外貨(米ドル)預金をしていると言う。資金効率が悪く、何か良い方法はないだろうか?との事。

筆者は、FX取引で輸入取引の為替ヘッジをすることを薦めた。つまり、輸入契約時に契約相当額の米ドルを買い、輸入決済時にドル買持ちポジションを決済することで、銀行の外国為替先物予約取引同様、外国為替相場変動による損失を回避できる。しかも、FX会社では預けた証拠金の50倍〜100倍程度の為替取引ができるので、外貨預金よりもはるかに資金効率が良い。

業界の生き残り競争

 Aさんは、FX会社数社のホームページを見てが、このように具体的な使い方の説明がなく、FX取引をする事を躊躇していたとの事。筆者の説明を聞き、Aさんは外貨預金を止め、FX取引をすることにした。多くの銀行が、数年前から、輸出入業者に対して外国為替先物予約枠の削減あるいは撤廃をしている。FX業界には朗報だ。この分野でFX取引を推進することが可能だ。

FX業界の手数料率等の引き下げ競争はもう限界である。適切なサービスに対して相当額の手数料を得る方策を考えるべきであろう。顧客は、適切なサービスにはそれ相当の手数料を払うことに異存はない。

実需取引で適切な手数料収入を

 輸出入業者との取引推進には、外国為替取引を熟知した者がきめ細かい貿易実務相談に応じることが必須である。法人取引の推進には、現在FX業界で主流となっているネット取引によるマスセールス(=顧客自身によるFX取引)/低コスト(サポートセンター人員配置による人件費削減)経営とは違い、貿易相談に応じる有能な人員の配置が不可欠だ。

貿易アドバイザー

 FX業界には、多数の銀行出身者がいる。彼らに「貿易アドバイザー」資格の取得を勧める。一般社団法人貿易アドバーザー協会(AIBA)には、商社/通関業者/銀行/メーカーなどで長年貿易業務に従事していた専門家が約300名在籍している。我々はお互いに専門性を高めるために会員間のMLで、あるいは毎月の勉強会で、頻繁に最新の貿易情報交換を行っている。

FX業界で貿易取引を拡大するために、多くの者が貿易アドバイザー資格を取得する事を期待する。

▼貿易アドバイザー試験について




Posted by 佐藤利光

プロフィール

佐藤利光

ジェトロ認定貿易アドバイザー / 佐藤利光

日本信託銀行(現三菱信託銀行)で外国為替業務に20年間、資金運用業務に10年間従事。固定相場時代から外国為替ディーラーを勤める。変動相場制移行のきっかけとなったニクソンショックの数少ない経験者。経営者向けセミナーや社内研修などの講師経験豊富。外国為替取引会社代表取締役を経て、平成15年4月1日より国際投資アドバイザーとして独立。ジェトロ認定貿易アドバイザー。

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