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NTTスマートトレード株式会社 代表取締役社長 中澤豊氏(第2回)

2009年04月20日(月)

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■高校時代の下宿生活が最初の社会勉強

中学まで地元で過ごした後、上越市(当時は高田市)にある県立高田高校に進学しました。私の入学した高校は制服や校則もなく、生徒を大人扱いしてくれるところでした。先生は、適度に生徒との距離を持ち、厳しく指導する時もあるけれども、勉強や普段の生活などは生徒の自主性に任せる校風でしたので、高校生活は楽しい思い出しかありません。

高校が家から離れていたこともあって下宿をしました。私のほかに3人が同じ家に下宿していました。みな違う学校に通っていて、年齢も違います。3人うちの一人は大学生でした。下宿生活というのは家族だけの自宅とは全然違います。自分が試験勉強しているのに、隣では試験が終わったらしく、友達を呼んで騒いでいて、うるさいなぁ、と怒りながら勉強したこともありましたが、今は懐かしい思い出です。

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こうした経験は、その後の人生において大変良かったと思っています。他人との共同生活は、不便なこと、不愉快なことがありますが、他人と一つ屋根の下で生活をすることで社会性が身についたと思います。家族と違い他人は自分の思い通りにはならず、みんなが気持よく生活しなければなりません。自宅での生活では経験できないことばかりです。「他人の飯を食う」という言葉がありますが、こうした経験は、子供が大人になるために欠かせないステップだと思います。

最近では、首都圏周辺で生まれて社会に出るまで、あるいは社会で出ても、自宅から通学、通勤できる人が多くなっています。地方に住んでいる方であれば、大学への進学を契機に一人暮らしをし、人との付き合い方を学ぶこともあるのでしょう。しかし、生まれてから大学まで自宅から通い、就職しても結婚するまで自宅から通うとなると、他人との共同生活という煩わしい経験をする必要がありません。でもこの煩わしい経験こそが、子供の社会性を育て、人間を強くする教育の場だと思います。最近、若い方の精神的な弱さが問題になっていますが、社会人になるまで家族以外の人と付き合う経験が少なくなっているのが、理由の一つではないでしょうか。

■東京を避け仙台へ

現役では志望校に受からず、一浪しました。浪人中は埼玉県蕨市にある叔父の家に下宿をして、1年間、御茶ノ水にある予備校に通いました。予備校生とはいえ、東京の生活には期待していましたが、電車の混雑と蒸し暑さには参りました。今でも暑いところは苦手です。予備校生で遊べるお金もないので、東京がそれほど楽しいところとは感じませんでした。

翌年、東京の大学も合格しましたが、結局、仙台にある東北大学に進むことにしました。この頃は、とにかく自分の知らない、行ったことのないところで学生生活をしてみたい、という思いが強かったように思います。東京での生活は、予備校の1年でだいたい分かった気がしていました。仙台は新潟から地理的には決して近くはありませんが、東北地方というのは心理的に近い存在でした。大学入学前、仙台には行ったことがありませんでしたが、自分の中では、仙台のイメージは非常に良かったのです。何よりも東京よりも涼しいだろうし、その上、小さい頃からやっていたスキーも思う存分楽しめるということもあって、仙台での生活が楽しみでした。

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学部は、法学部を選びました。法学部に入ったのは、法律家に対する憧れもありましたが、法律を専攻していれば何をやるにしても強いだろうと考えたからです。最近は、将来の目標を明確に持って大学・学部を選び、目標に向かって勉強する学生が多いという話を聞きますが、当時の私は将来の自分の仕事のイメージを持っていませんでした。大学で法律を学んでいるうちに、法律論は法律論として、それなりに面白かったのですが、自分がイメージしていたものと違う思いが強くなってきました。実社会の動きとかけ離れた授業が多く、考古学でもやっているように思えてきました。社会人になってみると、法律は社会と密接に関わっていることが分かりますが、社会経験・ビジネス経験のない学生には、あまり興味の湧かない授業でした。日本も、一度社会人になってから、大学に戻って勉強し直すというようなスタイルが定着すると、大学の勉強が楽しくなるのではないでしょうか。当時の自分としては、もっと社会との関わりの深い勉強をしたいという思いが強くなり、法律の勉強は適当に、もっぱら社会問題を扱った本やノンフィクションものを読む時間が増えていきました。

■ジャーナリストを志すも・・・

4年になって、周りは就職活動を始めていましたが、自分がどこかの企業に勤めてサラリーマンをやるというイメージがどうしても湧いてきませんでした。社会問題に興味がありましたので、ビジネスよりも社会の動きに深く関わる仕事、ジャーナリストなんかが自分には合っていそうだと思い始め、夏ごろから新聞社受験のための猛勉強を始めました。私が就職する1982年当時は、新聞ジャーナリズムの社会的影響力は、今よりはるかに大きい時代でした。世間をよく知らない学生には、ジャーナリストは、あたかも会社(新聞社)からは自立していて、自分の見解を記事にできるかのような魅力的な職業に思えたのです。

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しかし希望した新聞社は最終面接で落ちてしまいました。どうしようかと思っていたところ、縁があって当時の電電公社に入社することになりました。当時、自分の中では、電電公社のことや電話のことについて明確なイメージはありませんでしたが、その頃、いわゆる「ニューメディア」という言葉がマスコミを賑わせ、新しいメディアの可能性が議論されていました。新聞のような活字メディアではありませんが、これからの新しいメディアの世界に飛び込むのも悪くはないと思えたこともあり、何事も経験、自分に合わなければまた考えればいい、という気持ちで電電公社に入りました。

(第3回へ続く)


(第1回)あえて人と違う選択をしてバランスを取る
(第2回)ジャーナリスト志望が電電公社に
(第3回)国会担当から文化施設の設立 そしてメディア論の研究へ
(第4回)日本の外貨サービスの可能性を信じて

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