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株式会社外為オンライン 代表取締役社長 根津文彦氏(第2回)

2009年02月23日(月)

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■宴会場のマネジメントで優先順位を考える

 大学を卒業すると、東京のホテルに就職しました。業務は、アルバイトのときと同じ、宴会場のマネージメントです。年は若かったのですが、1つの宴会場を任されるわけですから、場合によっては70名くらいのスタッフを扱うことになります。学生のときから現場を任されていたので、即戦力として評価されたようです。

社会人になってからも学ぶことは多くありました。学生のときに学んだものと違う考え方を職場で一緒に働く先輩方を通じて学びました。特にスタッフの動かし方や教育、またお客様との交渉術を相当学ばしていただいたと思っています。

私は、何を優先すべきかを瞬間に見極め、優先すべきことを達成するために、いかにスタッフに指示するかということを自分の頭の中で組み立てることに注力しました。ある種、パズルのような感覚です。

たとえば、ホテルの宴席は、一日に何組もあります。すると、前の宴席の時間が長くなり、次の宴席のお客様が来るまで15分しかない、という状況も出てきます。このようなとき、まずは会場を片付け、次のお客様のためにセットしなければいけません。15分で全てを完了することは物理的に不可能という状況があります。このような場面において、この短時間で何をすべきかと考えることが、私にとって一番楽しい場面でした。

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このような場合、私は、まず何を優先すべきかを必ず考えます。物事をする時に優先順位は何か?ということです。お客様を会場に入れるためには、机と椅子が必要です。机の上にはテーブルクロスが必須です。そして、お客様が会場に入って、まず最初にすることは? といったようにお客様の行動順序から、15分でできる最大限のパフォーマンスを結果として捉え、その結果に対し、複数のアプローチを考え最適なものを導き出すのです。数学の解き方と類似しており、何の違和感もありませんでした。

物事を短時間で完了させるためには多くのスタッフを投入する方法があります。しかし、それはあくまで最終手段であり、同じ結果であれば人数は少ない方が良いのは当たり前です。複数のアプローチを考えるのはそのためです。いかに人数を最小限に抑え、余剰人員で結果の質を向上させることが、ビジネスの本質だと思っております。

現職だけでなく、ホテルの仕事でも人をマネージしていましたが、自分が人を引っ張って動かすのが、好きで好きでしょうがない、というわけではありません。むしろ、昔からの考え方、また仕事をしていくことで、必然的にそのような形になったように思えます。

■ISHグループ遠藤代表との出会い

 2002年12月に、ホテルを辞めて、IT企業であるアイアンドエーエスに入社しました。アイアンドエーエスは、現在、当社グループの代表をしている遠藤が、直接経営していた会社です。

遠藤と知り合ったのは、2002年11月頃で、上司に連れられた会合で始めて会いました。遠藤は、常に統計学的な発想で物事を考える方です。私と始めてあったときも、社会のこととか経済のことなどを、いろいろと教えていただいたのですが、いつも統計的に説明をしてくださいました。話をしていくうちに、物事をここまで数字で考えている方がいるのだと驚きました。自分もそれなりに数字で物事を考えていたつもりだっただけに衝撃的でした。

もともとシステムには興味を持っていました。物事を解決するのに、人を投入して力任せに解決するアナログ的なやり方は、あまり好きではありません。むしろ人を使わず、コンピュータを使って最小限のリソースで効率的に業務をこなすことに興味を持っていました。

私がシステム関係に興味があると遠藤に話すと、ぜひ一緒にやろうと誘われました。遠藤が考える事業戦略は、想像以上のものであり、レベルが高く、当時の私がおかれている環境とは全く別次元の世界を感じました。話をしていくうちに、自分の中でもIT分野で働いてみたいとの気持ちが強くなり、遠藤と知り合って1ヵ月後の12月には、アイアンドエーエスに入社していました。前職を辞め、アイアンドエーエスに入社することに何も迷いはありませんでした。

■FX事業への進出

 アイアンドエーエスに入社して1年半くらい過ぎた頃、主業務であった法人向けの基幹システムだけでなく、金融系のシステムも始めることになりました。当時、FX取引システム(外国為替証拠金取引)は、大手が進出している株式取引と違い、まだまだ新しい金融商品であったため、システムベンダーとして参入しました。

当時、FX事業者の多くは、インターネットでのサービスにはあまり関心がなく、対面での営業が中心でした。ただ、当社としては、ネット証券の例もあるように、インターネットによるサービス展開が今後の主流になるだろうとFX事業者にインターネットによる取引システムの導入を提案しました。しかしながら現実には、当時の企業様にはなかなか受け入れていただけませんでした。

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そのような中、遠藤と私、当時のFXシステム事業部責任者の3人で、我々のビジネスモデルをどのように提案していくかのミーティングをしていたところ、当社で参入し、モデルケースを立証し、他企業様にシステムの提案をしようと考えました。それが当社(外為オンライン)を立ち上げるきっかけとなりました。2005年4月下旬のことです。

それからの動きは早かったです。事務所を千葉に決定し、2週間後には立ち上げの準備に入りました。遠藤と私の二人で、新しい千葉の事務所に向かう道中のことは今でも鮮明に覚えています。

遠藤は、私に「今回のビジネスが立ち上がらなかった場合、君には戻るところがないよ。」と言われました。今でこそ笑い話ではありますが、当時はその言葉に一瞬、困惑しました。しかし、その後に続けて、「このメンバーで立ち上げられないのであれば、誰も立ち上げられない。」という遠藤の言葉を今でも覚えています。その時、遠藤の中では、現在の外為オンラインが想像できていたようです。そしてそれを実現するために必要な人材として私を選んでくれました。

(次回に続く)


(第1回)多面的思考を形成する
(第2回)ホテルマンからIT企業 そしてFX事業参入
(第3回)お客様とより良い関係を目指したFX事業への挑戦
(第4回)お客様にとって分かりやすいFXを目指して

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