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為替今昔物語

FX業界のさらなるマーケット〜FX取引を実需取引へ有効活用提案を!

2008年06月10日(火)

■貿易実務セミナー受講者からのメール

 「もし、ふつうのセミナーでしたら、私は既にFX取引の中身を知っていましたから、参加しなかったでしょう。貿易実務セミナーと言うことで、貿易取引と外国為替相場がどのような関係があるのか個人的に興味があり参加しました。 いままで気にしていませんでしたが、勤務している会社では輸入取引があり、為替相場変動ヘッジにFX取引を活用できるのでないかと言うことを知りました。FX取引の有効的な活用についてさらに勉強し、会社に提案したいと思います。今後とも色々とご指導ください」 
 
去る5月23日にNTTスマートトレード社主催の「貿易実務セミナー」に参加した受講者から頂いたメールである。

■期末引き直しにかかる相談メール

 他の受講者からは、「昨年、取引銀行に勧められ、毎月10万ドルを5年間同一レートで買うという取引をした。今の相場より10円以上も高い。為替ヘッジについて、どのように対応したら良いだろうか?」 
 また、ある受講者からは「FX取引は、金融商品取引に法に該当する店頭ディリバティブ商品である。従い、期末のFX持高に関しては金融商品に関する会計基準に準拠した会計処理をする必要がある。金融商品の経理処理にかかる色々な本を調べたが、FX取引の会計処理についてはほとんど載っていない。期末のFX持高、持ち値、引直値を仮定し、期末時およびFX持高の決済時の仕訳をしてみた。この仕訳で正しいかどうか教えてください」との相談メールを受けた。
 他にも「為替相場変動ヘッジのために契約時に外貨預金をしているのだが、他に良い方法があるか?」など、今までの「FX取引セミナー」とは全く異なる相談内容だった。

「外国為替業務と外国為替取引について、できるだけ多くの事を知って欲しい。十分な知識を知った上で、FX取引を始めて欲しい」と言う事は、筆者が2001年にインターバンク外国為替市場経験者の第一号として、FX業界に参入した当初から現在まで全く変わらない思いである。色々な質問に接することができるのはこの上の無い喜びでもある。
 さらにある受講者から「本日の貿易セミナーはとても面白かったので、また参加させていただきます」とのメールも頂いた。

■FX業者は外国為替業務と外国為替取引の専門家に!

 FX業者の数は現在120社余り。厳しい手数料引き下げ競争で手数料を無料にした業者数も少なくない。大手証券会社やネット証券も参入してきた。生き残り競争はますます熾烈だ。FX専業業者は、彼らとまともに競争する必要は無い。彼らは、FX取引を、株式や投資信託などと同様に投資商品の一つとして取り扱っている。
 FX専業業者が顧客から信頼を得て生き残るためにすべきことは、FX取引の原点に立ち返れば自ずと答えが見えてくる。

 FX取引とは、外国為替取引+証拠金取引である。1998年4月に「改正外為法」が施行され、外国為替取引が自由化になったことから誕生した商品。従い、FX専業業者としては、外国為替取引に関して専門家になれば良い。それには、貿易取引にかかる外国為替業務とそれに付随して発生する外国為替取引について専門性を発揮すれば良い。そして、貿易取引の相場変動ヘッジとして、証拠金取引の資金効率性、取引の簡便性、安価な外貨調達方法を啓蒙すれば良い。

 筆者は、ジェトロや地方の産業振興協会など主催の「貿易実務セミナー」で話をする機会が多いが、いずれのセミナーも有料にもかかわらず、受講者は多い。筆者は、実需取引推進を業務経営の一つとして真剣に取り組む業者には、協力を惜しまない。貿易業者に対する地道な啓蒙/教育活動が、いづれは実が結ぶ。 




Posted by 佐藤利光

プロフィール

佐藤利光

ジェトロ認定貿易アドバイザー / 佐藤利光

日本信託銀行(現三菱信託銀行)で外国為替業務に20年間、資金運用業務に10年間従事。固定相場時代から外国為替ディーラーを勤める。変動相場制移行のきっかけとなったニクソンショックの数少ない経験者。経営者向けセミナーや社内研修などの講師経験豊富。外国為替取引会社代表取締役を経て、平成15年4月1日より国際投資アドバイザーとして独立。ジェトロ認定貿易アドバイザー。

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