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外国為替の基礎知識・・スワップポイント(最終)

2007年09月18日(火)

■為替相場更なる乱高下へ

 8月15日号で、「最近の為替相場は、円高方向へ乱高下を繰り返している」と述べたが、その後更に大きな振幅の相場展開が続いている。相場の急変動を初めて経験した投資家も多いに違いない。為替相場は急に大相場になることがあるので、FX取引を続けるためには、常に投資倍率を少なくして資金管理を徹底することが重要である。

■先物予約相場の算出方法

 スワップに話を戻そう。外国為替取引は、対顧客取引とインターバンク取引があり、対顧客取引には、直物取引(当日に通貨の受け渡しを実行)、先物予約取引が、インターバンク取引には、直物取引(2営業日後に通貨の受け渡しを実行)、先渡し取引(スワップ取引)があると述べた。
 直物相場については、マスコミで常に報道されているので理解しやすいが、先物予約の相場水準がどのくらいか理解している人は少ない。通貨の金利差、すなわちスワップポントが解れば簡単に相場水準は分かる。しかも、スワップポイントは、翌日の日経新聞の朝刊に掲載されている。
 9月12日付けの日経新聞から、前日の9月11日に取引したと仮定して、ドル/円の1ヶ月先(10月15日受渡し)の先物予約相場を算出してみよう。

 直物相場:113.55(9月11日仲値)
 スワップポイント(銀行間直先スプレッドの項目):d0.506(年率5.00)
 d0.506は、「1ドルあたり50銭6厘ディスカウント」を意味する。

従って、1ヶ月先のインターバンク為替相場は113.55−0.506=113円4銭4厘となる。顧客の輸出入予約依頼に対しては、一般的に銀行手数料1円以上を±して、1銭単位で先物予約相場を提示する。
 インターバンク取引では、スワップ取引を先物予約取引のカバーとして行う。顧客に提示するスワップポイントは先物相場に織り込まれる。従って、銀行が行う顧客取引には、FX取引で使われるスワップ金利」は存在しない。

■FX取引はインターバンク直物取引

 FX取引は、2営業日に通貨の受渡しを行う直物取引である。そして、当日中に売買を完結しないで、為替持高を翌日に持ち越す場合は、下記の通り、スワップ取引を行い、通貨の受渡しを1日繰延べているのである。

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例えば、9月10日に買持を持ち越すことは、翌日(9月11日)に、その翌日(9月12日)とスポット日(9月13日)の「売って買いのスワップ取引」を行うことである。FX業者の一部は、スワップポイントをスワップ金利として別途計上している。金利差がなくなるとスワップ金利が貰えないので注意が必要だ。

■スワップポイントの市場相場の算出法

 業者が適用しているスワップポイントの市場実勢は、下記の計算式から簡単に計算できる。
スワップポイント=114.20×(5.5875−0.65875)%×1/360×=0.0156
即ち、1万ドルあたり156円となる。
同様に下表から、EUR、GBPのスワップポイントを計算してみてはどうだろうか?業者のスワップポイントをチェックすることができよう。

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Posted by 佐藤利光

プロフィール

佐藤利光

ジェトロ認定貿易アドバイザー / 佐藤利光

日本信託銀行(現三菱信託銀行)で外国為替業務に20年間、資金運用業務に10年間従事。固定相場時代から外国為替ディーラーを勤める。変動相場制移行のきっかけとなったニクソンショックの数少ない経験者。経営者向けセミナーや社内研修などの講師経験豊富。外国為替取引会社代表取締役を経て、平成15年4月1日より国際投資アドバイザーとして独立。ジェトロ認定貿易アドバイザー。

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